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4マンゴー製作所金融商品ポートフォリオ2022/05/06

はじめに

 さて4月の下旬から、円安の加速によって資産価値が減少した我々マンゴー製作所ポートフォリオチームだが、今回の記事では、前回と同じ銘柄をホールドしているので変化はあまりない。前回の記事では、3月に含み益が出た銘柄について紹介したわけだが、4月はその含み益もあって、私の投資してるポートフォリオ全体で見ると横這いとなってしまったのが現状である。

 その横這いとなった、根拠として挙げられるのが、国内個別株の投資銘柄の失敗があるだろう。今回は、その失敗した個別銘柄と、東証の区分けの偏向、今後伸びるであろうコモディティについて書いていくことにする。

東証の区分変更などの見直しについて

 4月の大きなイベントとして挙げられるのが、東証の市場区分見直しであるが、これについて筆者は、あまり問題としていなかった。理由はいくつかあるのだがもっともな個人の感想としては、私の投資方法が、NISA口座であること、これによって今すぐに売買する必要がないという状況だったので大した影響を感じなかった。

市場区分見直しの背景

 この東証の市場区分見直しについては、JPXの日本取引所グループのWebサイトが、その理由と背景を詳しく説明している。

 今回区分変更になったのは、東証第一部、東証第二部、マザーズ及びJASDAQの4つの市場区分であったが、それらを東証は、下記の内容を踏まえて市場区分の見直しに向けた検討を進め、2022年4月4日に、「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」の3つの市場区分に見直しを行った。

既存の市場区分の課題
1.各市場区分のコンセプトが曖昧であり、多くの投資者にとっての利便性が低い。具体的には、市場第二部、マザーズ、JASDAQの位置づけが重複しているほか、市場第一部についてもそのコンセプトが不明確。
2.上場会社の持続的な企業価値向上の動機付けが十分にできていない。
例えば、新規上場基準よりも上場廃止基準が大幅に低いことから、上場後も新規上場時の水準を維持する動機付けにならない。
また、市場第一部に他の市場区分から移る際の基準が、市場第一部への新規上場基準よりも緩和されているため、上場後に積極的な企業価値向上を促す仕組みとなっていない。

 詳しくは、日本取引所グループのWebサイトで確認していただきたいが、東証第一部がプライム市場へ変更され、東証第二部とマザーズ及びJASDAQがスタンダード市場とグロース市場に分離されることとなり、これによって、既存の名称の呼び方が消滅したと同時に、東証第二部とマザーズ及びJASDAQの区分も消滅し、明確な区分分けでスタンダードとグロースという市場で取引されることになった。

プライム市場
 多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資者との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場
スタンダード市場
 公開された市場における投資対象として一定の時価総額(流動性)を持ち、上場企業としての基本的なガバナンス水準を備えつつ、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場
グロース市場
 高い成長可能性を実現するための事業計画及びその進捗の適時・適切な開示が行われ一定の市場評価が得られる一方、事業実績の観点から相対的にリスクが高い企業向けの市場

 以上が、東証株式市場再編の内容であるが、上記の引用からもわかる通り、プライムとそれ以外という選別が行われ、それ以外がスタンダードとグロースに分かれたという形を覚えていただきたい。我々投資初心者が今後投資を行うべき対象は、プライムを強く推奨する。

プライム銘柄に投資を限定するべき理由

 理由は、引用の黒字にも上げた通り、多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備えているからである。という事は、機関投資家の投資対象になるということであり、資金が最も流入する流動性があり投資対象として選ばれる理由は利回りなどの要素もふまえていることから、プライムへの投資はキャピタルゲインとインカムゲインの両方が狙えるということである。

 また、より高いガバナンス水準から粉飾決算などの投資家への偽計行為も起こりにくいと思われる、プライムという名のとおり日本の優良銘柄で構成されているので、想定できるリスクの低い銘柄が集まることになるので、投資をするうえで、倒産するリスクを避けつつ個別株に投資をするならこの東証プライム市場指数に限定して投資をするべきであると筆者は考えている。ちなみに、引用している上記のスタンダードとグロースの個別株への投資はお勧めできないが、このプライムに投資しつつ、スタンダードやグロースにも満遍なく分散して日本株に投資を行いたいのであれば、TOPIXETFを買うことを推奨する。

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今後伸びるであろうコモディティ

 次に22/05/0616:59現在において最も投資コモディティでは人気が高まっている、原油(WTI原油先物)$110.61 +2.35%についてである。筆者が、新しく投資を始めたコモディティについて記述するが、正直石油関連は伸び切ってしまっているので、今後の値上がり益を見込むことができないあまりおいしくなさそうな銘柄であるが、しかし、その石油関連のエネルギーの価格は高止まりする可能性があるので、それにけん引されるであろう銘柄を購入した。こちらは、ポートフォリオとは別に投資をしている実験的に購入したETFなので後追い投資による損失は補償できないので読者は参考にしないでいただきたい。

1689 ガスETF 22/02/15購入日 2,000株 

取得価格¥3(手数料別価格2.1円) 現在値¥4.7 前日比+0.6 前日比(%)+14.63% 損益¥+3,400 損益(%)+56.67 評価額¥9,400

 プーチン大統領の軍事作戦発動で購入を決断したのが、上記のガスETFであるが、こちらは販売手数料として30%取られるので、コモディティに投資される場合は、別のシステムのCFDやeワラントなどで購入することをお勧めする。理由は先ほども書いた通り現物購入する場合の販売手数料が高すぎるからである。

 上記の、実験的購入からわかったことだが戦争が開始されたら、その戦争開始国の影響でどのエネルギーの需要が高まるのかを想定して購入すれば、CFD取引でも利益を出せるということだ。筆者は、CFDなどの先物や信用取引を推奨していないので、あくまで現物のETFを実験的に購入したが、平時には絶対購入してはいけない銘柄なので、もう2度と現物でガスETFを買わないことを決意した次第である。

 また、筆者としては、このガスETFは今年最高値をつけると考えており北半球の欧州でガス不足が深刻化することを踏まえ今後も実験的にホールドを続けようと考えている。最後に注釈したいが、コモディティ関連の現物株を購入するにあたり注意したいことは、私が購入したガスETFはNISA建てで購入することができない事、購入時の手数料が高額であることなので注意していただきたい。

失敗した個別銘柄の反省

 最後に、マンゴー製作所ポートフォリオで赤字を垂れ流している個別銘柄を紹介しよう。末尾には、ポートフォリオ全体のスプレッドシートもおまけの付録として公開する。では、投資で失敗した銘柄の内容を紹介するが、それは、コロプラ、サイバーエージェント、タカラバイオである。

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