その服を着るということ。
いつか大好きな服を着て、
芝生の上にゴロンしたい。
まだそれができない私。
それは、もう少し私には
自由になる余地があるということだと思う。
・・・・・・・
衣替えの季節ですね。
え?こんなにくたびれてたっけ?って広げてビックリの、衣替えの季節ですね。
昨日取り出したニットがヨレヨレでびっくりしました。
え?こんなに毛玉あったっけ?って。
この冬、2年ぶりに両親と顔を合わせれたら、きっとおんなじ気持ちになりそうです。お互いに。
先日書いた洋服リメイクのクラウドファンディングに支援したことをきっかけに、服への想いが溢れています。
私のnoteを長く読んでくれてる方は、こいつ絵の学校に行きたいと言い出した時の熱量と似てるなぁと感じてることと思います、ふふふ恥ずかしい。
溢れた想いの整理をしよう。
服への向き合い方はコロコロと変わる。
今は、ミニマリスト教に目覚めている。
でも捨てた割にやっぱり増えてく服。
ここ数年は「この10着で充分でした」なぁんてインスタの扉絵を見て、なぁんか私イケてないなぁー…とか落ち込むんだった。
そもそも服がずっと大好きだった。
高校時代、今は休刊している雑誌zipperを毎月買って、穴が開くほど目を通した。
原宿系のその雑誌には、金やピンクの髪の女の子や、極端に短い前髪や、左右の柄が違うタイツの子がアート作品のように並ぶ。
古着に憧れて電車を乗り継ぎ、隣の県の古着屋さんに行ったこともある。
そこで買ったTシャツは、着こなせなかった。
それボロボロじゃんって言われてしまったとしたらかわいいじゃんと主張する強さもない私には、着こなせなかった。
古着屋の香りで、少し強くなった気がしてたんだけど…。
私は雑誌の中の個性的で全然媚びてなくてふてぶてしくも見えるあの女の子たちのようにはなれない。
私自身が、アートじゃない。
何かにずっと、遠慮している。
私にとっての、服。
いろんな考えがあると思うけど、
私は完全に自己表現に振り切っていると思う。
彼が好きだ!だから彼が好きなベージュを着るんだ!とかもあるし。
本音を言えば、毎日違う服を着たかった。
5日前の私と今日の私とは、全く違う。
気分は黒でも今日はもっと女らしい黒が着たいんだ!!!って。
変身願望があります。
「あの娘になりたい。」は、ならなくていい、なれなくていい、という理屈は理解した上でも拭えない。湧いて出る欲です。
あの娘みたいに駆け回り、脚を広げて大声で歌えそうな、そんな服が着たい。
私だってあの娘みたいに、キライって言ってみたい!
だけどあの娘にも、誰にも、なれない。
私はなんか自分を納得させるのが上手いらしい。あと、空想屋らしい。夫が言ってたから、間違いない。
だから服を着て、その気になって。
それでおおよそちょうどいい気がしたんです。
自由なあの娘と、怖がりな私がミックスされてる感じで。
私にとって服は、今を生き抜く衣装。
ごめんあそばせな気分でいたい日は、タイトスカートを履き。
誰にも止めらない止まらない日は、肩の尖ったブラウスを着る。
そうやって気分と自分を演出する。
空想屋ですから。
今回、着なくなった服ををリメイクしてもらうクラウドファンディングに支援し、私は改めて服が好きだったことを思い出した。
少しだけ自由になれたりやさしくなれたりとんがれたり。
そんな気持ちを演出してくれた私の衣装たちが、リメイクで甦るのです。
なんならミックスされるんです。
今、リメイクしてもらう服を選んでいます。
数枚に絞れましたが、どうしよう…あの気分とあの気分をミックスしてもらおうかなぁ…と、ずっとふわふわとしています。
どんな服になるんだろう。
どんな私になるんだろう。
ひたすらに、たのしみです。
・・・おしまい・・・
おまけ★
今は、毎日違う服を着たいというより、好きだと思う服を長く長くキレイに大切に着たい、という感じ。
だから大好きな服で芝生の上にゴロンってやってみたいけど、まだできてないんですよね…。汚れそうで。
いつか、大好きな服で芝生にゴロンしたい。
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