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ZAKONE Night Vo.11イベントレポート

 私たちZAKONE(ザコネ)は、睡眠業界を盛り上げるために生まれた企業や個人を繋ぐコミュニティです。こんにちは、ライターの佐々木です。
 ZAKONEでは、参画されている企業の方々で、睡眠に関する学びや情報交換の場として月に1回のペースでMeet upイベント「ZAKONE Night(たまにLUNCH)」を開催しています。2023年11月18日に開催したZAKONE Night Vo.11 at ARCH & onlineの当日の模様に関して、要点を絞りレポートします!


1.Talk Session:音楽と脳の関係〜睡眠に及ぼす影響について

 今回のZAKONE STUDEYでは、脳波を測ることができるイヤホンを開発されているCyberneXのCSO泉水さんと眠るための音楽ライブZZZNでの楽曲提供でお馴染みの電子音楽家/プロデューサー/DJの顔を持つSEIHOさんをお迎えして『音楽と脳の関係〜睡眠に及ぼす効果とは?』というテーマでトークセッションを行いました。

 CyberneXは、イヤホン型脳波計(In-Ear EEG)を応用したBCI技術 XHOLOS Ear Brain Interfaceを開発し、脳情報活用前提社会の実現を目指すブレインテックスタートアップ企業です。リラックス度合いや睡眠の状況を可視化するのには脳波を測ることがスタンダード。しかし従来の脳波計の多くは、研究機関で使うように大掛かりで一般に使うことは大変。そんな中イヤホンをつけるだけで計測することができ、気軽に使える画期的な商品なのです。
 この技術を用いて、広尾にあるリラクゼーションサロン【XHOLOS麻布広尾】ではセラピストがスコアの推移に合わせて施術内容を最適化し、パーソナライズされたリラクゼーションサービスを提供しているとのこと。

 その他、“睡眠✖️音楽✖︎脳波”の取り組みとしては、TOKYO FMさんとヒーリングコンサートでリラックス度を可視化するイベントを実施したり、ベントレーさんと脳波を測りながら最高のヒーリングミュージックを流すという取り組みもされていたとのこと。「え、そんなことができるの?」と耳より情報でした。音楽を聴いた時に、受け取る感覚は人それぞれですが、テクノロジーでリラックス度合を可視化することにより、エビデンスに基づきながら自分に合う音楽が見つけられる。音楽業界の可能性も広がりますね。(リラックス度合も今までより深まるかも…!)

ーー自分に合った“眠れるor覚醒させる音楽”をどうやったら発見できる?
 SEIHOさんは、これまでも睡眠障害に悩む人向けの楽曲を制作をして、YOUTUBEで配信、DESTINATION 最終目的地 ONEや、眠りのための音楽ライブZZZNなどさまざまな活動をしています。この取り組みのキッカケは、新型コロナウイルスにより音楽ライブもオンライン配信になったことからだという。オンラインで生演奏を配信しても観客の状況を把握できず、一方通行な音楽になってしまった。どうやったら聴き手と共に、その時の感性を共有できるのかと考えたところ、「眠る=リラックス状態」であるということから聴き手と一緒に眠る演奏ということに辿り着いた。また、眠りと脳波は密接な関係があることから、脳波が見える化されることで聴き手が音楽を聴いてる時に心地良いと感じているのかどうか、リラックス状況を知ることができそうです。

当日の発言を要約

自分に合った眠れる音楽や覚醒させる音楽をどうやったら発見できるのか、脳波イヤホンを使ってSEIHOさん実演していただきながら、議論を深めていきました。

SEIHOさんが過去に携わってきた“音楽×睡眠”イベントの一部

 テクノロジーの進化により、音楽を聞きながら脳の状態を可視化することにより「自分がどんな音楽を聴いている時にリラックスしてよく眠れるのか?」1日では分からないけど、数日間のデータをとることでエビデンスに基づいた”自分が眠るための本当の音楽”が見つかるかもしれないという。
 新たな視点での“睡眠✖️音楽”について将来への可能性を感じ、ワクワクするトークセッションでした!

当日は現地でXHOLOS Ear Brain InterfaceをSHEIHOさんが装着し、実演

2.睡眠にとことんこだわったCBDドライヘットスパSleep360とは?ーCBDと睡眠の関係ー

合同会社ChStyle山下様/吉兆堂Alexander

 『Sleep 360』とは、麻布十番エリアにある睡眠サポートをテーマとしたCBDドライヘッドスパ専門店。美容師出身のセラピスト考案のCBDドライヘッドスパに加え、家で使えるスリープケアアイテムの販売など、睡眠を360度サポートする商品やサービスを揃えております。

 同じくZAKONE参画企業である吉兆堂からCBD商品の買い付けを行い、店舗で販売もしているとのことでCBDを取り扱う同業者として吉兆堂代表のミュラー・アレックスさんとCBDと睡眠の関係をお話しいただき、山下さんの睡眠事業に対する思いをお話しいただきました。

Sleep 360のビジョンは、「睡眠の質を向上することで満たされた状態で、よりイキイキと働く人々を増やしていく」こと。

山下さんの発言を抜粋

 Sleep360代表の山下さんが睡眠事業を始めたのは、既存事業としてIT業界を軸としたフリーランス転向やキャリア支援事業をしている中で、優秀なキャリア人材の中には、ハードワークによって睡眠時間を削ったり、長時間のデスクワークにより睡眠の質が低下しているビジネスパーソンが多いことに気付いたことがキッカケだったという。
こうした日々の中で、働く人々のコンディションアップに寄与したいという想いから睡眠事業、Sleep360を立ち上げたそう。
(実はCBDドライヘッドスパに筆者も行ってきたのですが、本当にスッキリ。ショートコースもあるので仕事の合間に行くこともおすすめです。)

CBD製品についてお話しする吉兆堂代表のミュラー・アレックスさん

ーーCBD(カンナビジオール)とは
麻の茎や種子から抽出される成分であり、脳に働きかけ、鎮静化作用があります。セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質に対して直接作用し、自立神経を整えてくれるのでストレスの緩和につながると考えられています。こういった効果から質のよい睡眠のサポート製品として活用してほしい。

当日の発言を要約

 吉兆堂では代表自らCBDの原料が作られている現地へ赴き指導を行い、日本向けの製造ラインを確保することに成功。安心安全にCBDを利用してもらえるよう尽力している。詳しい情報は是非吉兆堂公式HPを見て下さい!

3.睡眠相談に乗れるスリーププランナー

一般社団法人ブレインヘルスラボ スリーププランナー事務局 神山様

 スリーププランナーは、ビジネスに活かせる睡眠の資格です。睡眠関連市場は2000年頃から形成されたまだまだ新しい市場です。睡眠に悩む人は2400万人と言われており、睡眠不足による国内の経済損出は約15兆円と言われています。近年では新型コロナウイルス感染症に伴う生活リズムの乱れから睡眠の質が低下した人も多く、様々な業界から“睡眠の質”に着目したサービスや商品の開発がみられ、近年睡眠関連市場は拡大傾向にあります。
 しかし睡眠学は1950年頃に研究が始まったと言われ、医学分野でも歴史が浅く、未知な領域が多く、間違った情報も出回っているそうです。正しい知識を提供できる国内の人材は614人とのこと。

こういった背景から、スリーププランナーという資格は個々の睡眠課題に合わせた最適な睡眠改善プランを提供することができる人材として活躍できる人を輩出を目指しているものです。

ブレインヘルスラボの神山さんよりスリーププランナー資格について学ぶ

▼スリーププランナーの特徴
①世界最先端の研究や学術に従事した睡眠を中心とした医師・専門家が監修
②学びをビジネスに活かすことができる
③世界中どこからでも受験可能
使える知識が体系立てて学べます。(筆者も取得に向けて少しづつ勉強中です!)

おわりに

 今回も様々な業界・分野の方々に登壇いただき非常に勉強になりました!ありがとうございました!!来月のZAKONE Meet upイベントもお楽しみに~zzzZ

毎回お決まりのZAKONEの”Z”ポーズでパシャリ!

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ZAKONEコラム>
 このnoteでは、ZAKONEを通して立ち上がった共創プロジェクトを紹介していく「ZAKONE PROJECT NOTES」をはじめ、今後様々なプロジェクトやサービス、プロダクト、活動の内容などを発信していきます。

<ZAKONE HP>
ZAKONEは、睡眠業界を盛り上げるために生まれた、企業や個人をつなぐコミュニティです。


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