息子君のスポーツマンシップとは?
息子君のチームで今、フェアプレーとは?スポーツマンシップとは?というのが少し問題になっています。
少し前の試合で、同じチームの選手による相手選手へのラフプレーが起こったのです。
とはいえ、本人は悪気があるわけではなく、全力プレーの流れで、思い余って相手ゴールキーパーを蹴ってしまった、という事案です。
ただ、こぼれ球を競り合った結果の蹴りではなく、完全にキーパーが手中に収めたボールを蹴りに行っての“体にキック”だったので少し騒ぎになってしまいました。
なぜそんなことになってしまったかは本人も含めてもう分からないことですが、(子供の記憶なんて曖昧なものですので)
1つの着地点として、
●ルールをちゃんと把握していなかった点
(最近はラグビーとかもテレビで見たやろうし)
●相手選手は敵ではなく、サッカー仲間であるというスポーツマンシップの欠落
などが主な要因だろうという話になっております。
で、上述のフェアプレーとは?スポーツマンシップとは?をコーチ陣から練習中の話はもちろん、座学をおこなって指導して貰っている様子。
うちの息子君はまぁ結構ルールは守ろうとする性格ですし、ラフプレー(自分を見失うほどのハッスルプレーも含め)はしたことがないので、本人的にも既に分かっている事、というのか、今回の事案に対して右往左往する様子もなく、キャプテンとしてチームの動きに沿ってしっかりとチームメイトを見守ってる感じです。
なので僕自身も息子君への指導というよりは、
チームがまた改めてサッカーを楽しめる環境になれば良いなぁくらいの気持ちで見守っていました。
まぁ息子君は比較的、穏やかな性格で良かったなぁーと思っていた矢先のことです。
先日、アジア大会の男子サッカー決勝戦にて
「日本 VS 韓国」の決勝戦がありましたよね。
一緒にテレビ観戦してましたが、結果は惜しくも1対2で負けてしまいました。
試合終盤、息子君、悔しさのあまり、相手チームの文句を言いまくる・・・。
おやおや?どうした??ですww
父「相手全然悪くないやん?」
といっても
息子「勝つのが悪い!」
とか、、、もはや意味分らん状態www
まぁその時は日本のチームがU-22のメンバー構成なので、そもそもカテゴリー的に相手チームと差がある設定で、負けても仕方ないことを伝えて諫めました。
韓国の選手は優勝したら徴兵が免れられることも伝え、「そら必死なんよ」とか3年生には分からん話も持ち出したりして気をそらしつつww
そしてその翌日です。
ラグビーW杯の決勝トーナメント進出をかけた一戦
「日本 VS アルゼンチン」の試合をテレビ観戦していた時の話です。
結果はコチラの試合の方がもっと接戦であり、誇りに思える(主観)敗戦でした。
息子君、、、
試合が終わった瞬間に、床に顔をつっぷして悔し泣きをし出しまして、
「アルゼンチン〇〇〇!」と乱暴な言葉を放つ始末。。。
ここまで来てしまったらもうちゃんと間違いを分からせようと思い、
「アルゼンチンの何が悪いん?」と改めて問いただし、
うまく答えられない息子君に、
「じゃあ、君のサッカーチームが〇〇FC(よく対戦するチーム)に勝ったら、君たちも向こうにとっては悪者なんやな?」と言いました。
そこで、やっと、理解したというか、もう完全に論破されたというのか、
「そうじゃない・・・。」といってシクシク泣き続けました。
愛国心!www
フェアプレイ精神やスポーツマンシップも、愛国心の前では消え失せてしまうのでしょうか・・・。
先日のアジア大会サッカー準々決勝の北朝鮮のチームのように・・・?
そもそも息子君、なぜにそこまで愛国心が強い??
いや、愛国心って平和な環境・家庭で育ってきた子供には自然と育ってしまうものなのかもしれません。
いやいや、それはさすがに乱暴か?結局は個人の性格によるところなのでしょうか・・・。
そこらへんはもう分かりませんが、改めて思うのは、
結局、スポーツの国際大会って愛国心を煽り、国民を高揚させ、国民を一致団結させる手段として非常に優れているなぁということ。
政治利用されることの問題を度々、指摘されていることにも非常に頷けます。。。
いや、、、思わぬ形で息子君の純粋なスポーツ好きから大きなテーマへと繋がってしまいました・・・。
「国」って非常にややこしい問題ですね。
(デカすぎるテーマwww)
いずれにしても、今後、
僕自身も応援しているチームの対戦相手を罵倒することはしないようにしようと改めて決意した次第です。
本当にラグビー日本代表の選手たち(日本人選手も海外国籍の選手も)が素晴らしかったです!もちろんアルゼンチンチームの選手たちも!!
素晴らし過ぎて息子君の間違った愛国心が浮き彫りになったっていうお話でした(笑)。
今後、キャプテンとしてしっかりとチームのフェアプレイ・スポーツマンシップを導いて欲しいものです。
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