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ZENKIGEN News 2022

2022年もそろそろ終わりを迎えようとしています。
今年も多くのZENKIGEN Newsがありました。
昨年に引き続き、印象に残るNewsを3つお伝えします!ぜひご覧ください。

新機能続々リリースで、数々のアワードを受賞

昨年は「AIプロダクトの連続リリース」をお伝えしましたが、2022年は昨年リリースしたプロダクトの機能をより充実させ、数々のアワードを受賞しました。

1)弊社の「harutaka IA(インタビューアセスメント)」を活用し、面接精度向上に取り組まれた大塚商会様が、「第7回 HRテクノロジー大賞」において、採用部門優秀賞を受賞

HRテクノロジー大賞」は、日本のHRテクノロジー、人事ビッグデータ(アナリティクス)の優れた取り組みを表彰することで、この分野の進化発展に寄与することを目的に、今年第7回が開催されました。

従来の採用面接は、候補者体験をはじめとした面接の質や評価精度の検証など実態の把握が難しく改善施策の検討が困難であるというケースが散見されていました。
株式会社大塚商会様では、閉鎖的でブラックボックス化しがちであった従来の採用面接の現場において、当社が提供する採用面接AIサービスを活用して面接官ごとの「面接スキル」をAI解析によってデータドリブンに可視化したことで「面接の定量化」を実現しました。本取り組みは、「採用DX」の実現可能性を示した事例として高く評価され、第7回HRテクノロジー大賞において採用部門優秀賞を受賞されました。

<取り組み名>
Beyond 構造化面接!AIを活用して「面接を定量化」
~科学的アプローチをもとにした面接精度向上プロジェクト~

<受賞理由>
ブラックボックス化しがちな採用面接の現場において、株式会社ZENKIGENが提供する採用面接AIサービスを活用し、「面接の定量化」を実現。
オンライン面接時の録画データでの表情や振る舞い、発話比率、発話ワードの頻度等を可視化し分析するとともに、神戸大学服部泰宏准教授との共同研究にて面接官インタビューを実施し、熟練面接官の「実践知」を可視化するなど、面接精度向上のためのPDCAを回す仕組みを構築したことが高く評価された。

この度の大塚商会様の受賞は、ZENKIGEN社員一同、心からの喜びとなりました。
今後も採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」を進化させ、面接官ごとの「面接スキル」をデータドリブンに可視化し、企業の採用力向上に向けた効果的な改善施策をご支援する取り組みを進めてまいります。


2)「スタートアップワールドカップ2022」日本予選ファイナリスト10社に選出

米ペガサス・テック・ベンチャーズが主催する、グローバルピッチコンテスト・カンファレンス「スタートアップワールドカップ2022」日本予選において、ZENKIGENがファイナリスト10社に選出されました。

スタートアップワールドカップは、70以上の国と地域で予選が開催され、世界のスタートアップエコシステムの構築と起業家精神の育成を目的として設立された、世界最大級のピッチコンテストです。日本予選において優勝した企業は日本代表として、シリコンバレーで開催される世界大会でピッチを行います。今回は7月にグランドハイアット東京にて開催された日本予選に弊社代表の野澤比日樹が登壇いたしました。

結果は惜しくも日本代表に届きませんでしたが、来場観客数1,000名以上、オンライン観客数2,000名以上、メディア60社以上という注目度で、ZENKIGENが過去に参加してきたピッチの中でも最大規模のものでした。

当日は応援団として社員数十名が会場で野澤のピッチを見守り、胸が熱くなる魂のピッチに社員も刺激を受けました。グローバルで通用する企業を目指し踏み出した一歩として、弊社にとってとても意義のある出来事になりました。


人的資本開示に向けた共同研究の開始

人的資本とは、資本主義における企業価値評価が目に見えるこれまでの財務指標だけに対して、目に見えない非財務指標を評価していこうという流れの中で、価値を生み出す源泉である社員を貴重な資本として評価していこうというものです。

2018年、国際標準化機構(ISO)が初の人的資本報告に関する国際標準ガイドライン(ISO30414)を発表しました。その後、2020年には、米証券取引委員会(SEC)が「人的資本の情報開示」を上場企業に義務付けるなど、海外では人的資本経営に関する先進的な取り組みが活発です。

日本でも、2020年には経済産業省より、通称「人材版伊藤レポート」、2022年には通称「人材版伊藤レポート2.0」が発表され、持続的な企業価値の向上を目指す方針が示されました。そして、岸田内閣が掲げる「新しい資本主義」実現に向けた取り組みの一環として「人的資本情報の開示」は2023年度から全ての上場企業に義務付ける方針が示され、人的資本経営の注目度が益々高まっています。

このように人的資本が重要であるということは世界の総意になってきておりますが、人的資本経営の具体的な実践例は乏しく、人的資本の情報開示に関して指標化し企業価値の向上にどのようにつながるか、まだ世界で誰も明確には示しておりません。

そこで、弊社は一橋大学 CFO 教育研究センター長であり、通称「人材版伊藤レポート」の著者である伊藤邦雄教授と共同で人的資本の情報開示に関する新たな指標策定と計測プロダクトの開発に着手しました。

本共同研究では採用領域のAIプロダクト「harutaka」と職場領域のAIプロダクト「revii(リービー)」をはじめ、ZENKIGENの保有する約300万件の動画ビッグデータと動画解析技術、そして伊藤教授のご知見を融合し、日本発で世界標準となる人的資本の計測指標策定、さらにはその計測を可能とするプロダクト開発を目指して取り組んでまいります。


ZENKIGEN初の研究発表

ZENKIGENは創業から、東京大学 光吉研究室・鄭研究室と人事・人材採用領域における汎用AIの共同研究、そして昨年からは神戸大学 服部研究室と採用学における共同研究など、様々な領域の第一人者と共に共同研究に取り組んでまいりました。

2022年は引き続き産学連携を加速し、研究のアウトプットとして、ZENKIGENとして初めて学会にて研究発表を行いました。

創造性に関連する分野を横断的に取り扱う日本創造学会による
「第44回日本創造学会研究大会」
【研究発表タイトル】「創造性が高まるグループメンバー構成は? ペアでの創造性課題遂行場面における性格特徴の組み合わせの効果」
【発表者】岩本慧悟、大場竣介、佐藤信吾、水坂悠人、橋本一生、小荷田成尭

人類が向き合うべき新たな研究テーマや課題を捉え、研究する
「超異分野学会 北海道フォーラム2022」
【研究発表タイトル】「二者間の対話による創造的アイディア生成プロセスの質的分析」
【著者】水坂悠人、佐藤信吾、岩本慧悟、大場竣介、長尾颯大、橋本一生

発表では、社内で運営しているパートナーとの共同研究機関「ZENKIGEN Lab(ゼンキゲンラボ)」に所属する感性工学や物理学、社会学、心理学などそれぞれ様々な専門性を持った研究員が活躍しました。

発表中の様子(水坂)

今後も積極的にアウトプットを図りながら、研究成果を事業展開へと繋げていきます。


最後に

振り返るとあっという間、2022年も多くのご縁に恵まれ充実した一年を過ごすことができました。これもひとえに、日々支え、応援してくださる皆様のお力添えがあったからこそです。本当にありがとうございます。
2023年もVisionの実現に向けて、人とAIの共創による新たなスタンダードを創り、次世代に繋がる社会づくりに貢献できるよう社員一同取り組んでまいります。

Vision
『テクノロジーを通じて、人と企業が全機現できる社会の創出に貢献する』

今回お伝えしたNewsはほんの一部です。ここには書き切れていないNewsもまだまだたくさんございますので、ぜひこちらもご覧ください。

本年も誠にありがとうございました!
来年も「ZENKIGEN News」にぜひご期待ください!


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