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一歩の推進力が高まる腰骨の落とし方②

片道1時間30分かけて「今日の練習会は中止です」を宣言しに練習場所まで行った高岡です、おはようございます。そんな外し方あります?天気予報…

さて。

前回は「PSIS(上後腸骨棘)」に注意を向けて、PSISを落下させることによって腰の筋肉が上下に伸びている感触を掴みましょうね、ということをお伝えしました。

これ、やってみると意外と難しくて「え?え?ど、どう動かせばいいかわかりません」という方が結構いらっしゃいます。

ていうかむしろそんな方ばかりなので、全然悲観する必要はありません。今この感触がないということは「伸びしろ」がたっぷりあるということです。希望しかありませんよ。

もし前回の内容をチェックできてない方は、まずはそちらからチェックいただいた上で、今回の内容を読んでいただけますと。

そんなこんなで今回は、なぜPSISを落とす必要があるのか?ということについてお話していきます。

それでは始めましょう🙌

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▼PSISを落とし腸骨が後傾すると
骨盤の剛性が高まり
一歩の出力が上がる
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前回もお話したように、PSISとは腸骨の一部分です。ですから、PSISを落とすということは、腸骨を落とすということになります。

ただ、前回もお話ししたように、腸骨を落とすといっても、腸骨全体を落とすのではありません。

こちらの動画をご覧ください。「腰を丸く、胸を前に」の動画です。

PSISを落とすことによって、腸骨が後ろ回旋、つまり後傾します。

ということは、PSIS、つまり上後腸骨棘が下方に移動し、逆に「上前腸骨棘(ASIS)」は上方に移動するということです。

腸骨が後傾する。これが今日のひとつめのポイントです。このように、腸骨を後傾させるという運動を、自覚的に操作できるかどうかがポイント。

このように腸骨を後傾させることができると、骨盤の構造上、剛性を高めることができるんですね。カチッとハマるんです。それによって結果的に一歩の推進力を向上させることができます。

ただ、それにはひとつ、条件があります。それが…

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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員