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(1087字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
 
 中秋節の休暇が明け、帰省先から戻ってしばらくの間、私は熱にうなされ連日横になっていた。
 
 3日間にわたる発熱。
 意識がずっと朦朧としていて、後半からは風邪の症状も。
 具合悪いのに、鼻が詰まっているせいでなかなか寝付けず、加えて何を食べても味がしなかった。
 
 
 実家に帰る度に熱が出るーーこの不思議な現象は大学三年生の頃から続いていた。
 
 原因は、主に窮屈な生活環境からくるストレス。
 
 家を出て、一人暮らしを始めてからは特にひしひしと感じるーー
わが家は暮らしのスペースもペースも私とは合っていない。
 
 特に何か不愉快な出来事がなくても、暮らしているだけでヘトヘトになることが多いのだ。
 
 加えて中秋節や春節といった時期は家族イベントがどうしてもメインになる。
 毎日行われる食事会や親戚の訪問に体力と精神力が削られ、ようやく休みが終わる頃、エネルギーはもう枯渇寸前。
 
 それで溜まっていた疲れが一気に爆発して、熱が出るのだ。
 
 
 今回はたった4日3晩の滞在なのにも関わらず、やはり発熱から逃れなかった。
 
 家族は今度こそは辛い思いをさせまいとそれなりに気を遣い、イベント事も減らしたようだが、逆に気疲れしてしまい私も家族もクタクタになってしまった。
 
 熱が下がった後も、無気力な状態が続き、
 
「何もしたくない、ずっと寝ていたい」
 
と、退勤後は夕食だけ済ましてさっさと布団に入る日でさえあった。
 
 
 一度実家に帰ると、体調が悪くなり本来の生活ペースも乱れるーー
 なぜ長期休暇の度、帰省の度にこういう思いをしなければならないのだと、一時は憤慨して「もう帰らない!」と駄々をこねていた。
 
 だが、一生家族と顔を合わさないというのもどうかと。
 
 関係がこじれると、心のどこかでそれが常にひっかかってしまい心地よくもないので、
 色んな方法を試し、私が発熱しない「帰省スタイル」を模索していこうと家族と話し合った。
 
 
 例えばーー
・地元に戻っても実家では無くホテル泊まりにする
・地元に近辺にある観光地で短期間の家族旅行を楽しむ
・家族団らんの日程が終われば、一人でキャンプ場で過ごす
……などなど。
 
 発熱の原因が「暮らしのスペースとペースのズレ」からくるものであれば、私が自分らしく帰省時間を過ごせるような形をとれば良いのではという考え。
 そうすれば、今までのようなストレスも感じにくくなるはずだ。
 
 
 早速来年の春節にて実行してみたいと思う。
 冬場なので、温泉つきの旅館があったら……なんてもう妄想を巡らしている。
 
 ワイワイと家族団らんを楽しんだ後は、しっかりとひとりの部屋、自分だけの空間に戻る。
マイペースで時間を過ごせる環境で回復する。
 
 これだけでも、不調は随分と改善されると思う

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