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文章術を学んだと思う

篠田義明先生の『ビジネス文・論文・レポートの文章術ー明確な文章の書き方 基本ルールー』を読んだので、感想を残しておく。あくまで感想なので、この文章はビジネス文でもなければ、論文でもないし、もちろんレポートでもない。ルールにのっとっていなくても問題ない、という予防線を張っておく。

まずは、この書籍を購入することになった経緯を記しておく。以前から、文章を書くときに大切なことは「1文を短くすること」だと思っていた。教科書にも書いてあるし、国語の先生も言っていた。だからネット上で「1sentence 1idea」という語句にもすぐに出会った。単語、文、段落についての考え方がネット上にある。最近、とあるきっかけで検索したときに、篠田義明先生による語句であるということを知った。とても参考になる標語だと感じていたので、その先生が書いた書籍を読んでみようと思ったのである。

さて、読んでみて思ったことを書いていく。内容に驚きはなかった。これまで、なんとなくわかっていたつもりになっていた文章術をしっかりとまとめられていて、こんなにありがたい本はないと思った。

普段の生活でも、日本語の使い方に違和感を覚えることがある。そんなときに、上手く説明できないこともある。これは文章を読んでいるときもそうだ。他人の文章を添削するときもそう。こうしたほうがいい、ああしたほうがいいと、改善案を出すことはできるけれど、ここがこうなっているからよくない。というような説明は上手くできていなかった。篠田先生の文章からことばを借りることで、添削の基準がこれまでよりも明確になり、自信を持って相手に伝えられるようになるだろう。

理解できたのはほんの一部かもしれないけれど、文章を読んだり、書いたりするときに、読み返してみたい。とは言うものの、きっと読み返さないのだろう。読んでいるときは「確かに!」「そうそう、そうしてほしいのに」なんて思ったものだ。他人の文章を読む機会が増えて、目だけ肥えてしまっているのかもしれない。偏りはあるけれど。他人の文章を添削するからには、自分自身も文章を書くことを止めないように気を付けたい。時には良い手本として、時には悪い手本として、自分の文章を他人に見せる勇気があれば、きっとみんな一緒に文章の書き方を学んでいけるだろう。

文章術をまとめることはしない。本書を読めばわかるから。

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