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優しさとは周りを見ていること




この頃、
よく接する小学4年生の男の子が
しきりに私の恋愛を心配してくれている。



「ねぇねぇ!
  マッチングアプリいれた?」


「い、いれてないです、、、」
(このあいだもオススメしてくれたけど
 この件は忘れていると思っていた、
 覚えていたとは(笑))


「えぇ~!いれてないの?!
 いい人いるかもしれないよ?


 あ、でも派手な人はダメだよ。
 あとイケメン過ぎる人もダメ、
 女の人を大切にしないから。

 優しい人がいいよ。」



「そうなんだね、
 心配してくれてありがとうね
 メモするね!(笑)」と私。



彼が10年でつちかった純粋な恋愛観と、
少しの偏見(イケメンすぎもダメの所)が
なんだか細すぎる大人の恋愛を
大雑把に包み込んでくれている気がして
微笑ましく感じた。


大人になると
一応は結婚というものを見据えて
恋愛をしなければならない、多分。


でも彼をはじめ、
小学生の恋愛を見ていると
「足が速いから好き」だったり
「優しから好き」だったり、
好きの理由が短く心地よい。

春の風のように軽やかに通り抜ける。



「一緒にいると自然体で居られて~」

「忙しいのに仕事すごい頑張ってて~」


という大人の好きの理由も
相手を深く見ていて素敵だと思うけれど、

子供のときの好きの理由と
大人の好きの理由の違いに
人生の年季を感じてちょっと寂しくなる。


この「人生の年季」は
秋の入口の寂しさに似ている。






最近、

「優しい人っていいな。」

と思う。




優しい人。





「好きなタイプは?」と聞かれて、

「優しい人」と答えるのは
世間的にみて面白味のない回答らしい。


当たり障りのない、
無難な、
八方美人的要素があるのだろう。


私も少しそう思っていた。





けれど、

優しいって立派な好きなタイプに
なると思う。


優しいって
「周りを見ること、心配り」
だと思う。




いきなり私の推しの話になって
大変申し訳ないのだが、


私の推しは優しい人で有名だ。

所属するグループの中でもよく
「気を使ってくれる」
「フォローしてくれる」
という話を聞く。


過去に所属していた
大人数のグループのなかでも
みんなと仲良くできて、
「あの子を嫌いな人は居ないよね」
という雰囲気を持つ人。

みんなの空気を和らげて
穏やかにしてくれる気を持つ人。



そんな推しをみて私は、
「周りをよく見てる人なんだなぁ」と
思った。


そして、
優しさって周りを見ること
なのではないか?と思った。



周りや相手をみて、
相手が嫌がることを言わない、しない
察する能力。


見るということは
気にかける能力。


単純に見ているだけのようで
観察していて感じとれる能力。



相手やその場の空気が
心地よく保てるように
自分の色を足さない能力。



「目は口ほどに物を言う」というが、

それは、
周りを見る心配りが
目に宿るからなのかもしれない
と思った。





「優しい人。」

だけで十分なのかもしれない。





「優しい」には詰まってる。


思いやりと謙虚さ、

温かさと愛情が。





どこかで見かけた、

「"優"って漢字は

   人を百回愛すると書く」と。






優しい人。



それだけでその人が

人を百回愛せる優しさの持ち主の証ならば、

それだけで十分なのかもしれない。








小学4年生の彼が言った、


「優しい人がいいよ。」





年季の入った私の恋愛観に

春の風が通り抜けた気がした。






「そうだね、


  優しい人がいいね。」




























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