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トロットロの甘々、ぜひお試しを。

 昨日の帰り道にいつも行くスーパーに足を運んだら野菜の特売をしていた。

 バレーボール位あるキャベツの大玉が百円で、こぶし大の新ジャガイモが四つで二百円、そして極めつけは新玉ねぎの特大サイズが四つで百六十円と格安価格だった。

 全部買っても五百円でおつりがくるのはこの物価高騰の折非常に助かる。
 
 ほくほく顔で野菜を入手してそれからお肉とお酒を買って帰宅した。

 家に帰ってから台所で戦利品を並べてニヤニヤした。

 それから早速料理に取り掛かる。

 まずはツヤツヤの新玉ねぎのステーキを作る。

 新玉ねぎを半分に割る。

 皮は剥かないでいい。

 玉ねぎの表面に強めに塩を振る。

 小さめのフライパンに油を敷いて火を点ける。

 まず最初のポイントは火加減をごく弱火にすること。

 そこに玉ねぎを乗せてじっくりじっくりと火を通す。

 大体二十分くらい焼いたら裏返してさらに熱を加える。

 五分焼いて表面の皮が反ってきたら味付けに醤油、みりん、砂糖、お酒を加えてフタをしてそのまま蒸し焼きにする。

 煮汁が焦げないように注意してしばらくフライパンの音を聞く。

 パチパチと鳴りだしたら新玉ねぎのステーキの出来上がり。

 加熱に時間がかかる以外は特に難しい工程はない。

 その間にもう一品作る。

 キャベツと玉ねぎをざく切りにする。

 それを油を敷いてニンニクを入れたフライパンで炒める。

 全体にしっかり火が通ったら塩コショウと鶏がらスープの素で味をつける。

 そこに溶き卵を流しいれて全体をさっくり混ぜたら春野菜の卵とじの出来上がり。

 汁物はキャベツの芯のすまし汁。

 ご飯出来たよーと妻を呼ぶ。
 
 はーいと返事をして妻が居間に来たので今日は野菜尽くしだよと言うとおお、ヘルシーと答えが返ってきた。

 昨日は殊勝に休肝日にすることにした。

 お酒を飲まない晩御飯は久しぶりである。
 
 お茶で乾杯していただきます。

 早速新玉ねぎステーキに箸を伸ばす。
 
 フワフワのトロットロで甘みが十分に引き出されておりこれはご馳走だなぁと思う。

 じっくりじっくり熱を加えたのが正解と思いながら上機嫌でパクパク。

 妻もうーん、これは新玉の良いところが出ているねと好反応。

 それから卵とじをパクリ。
 
 シャキシャキの春キャベツと新玉ねぎのショリショリした歯ごたえのハーモニーが嬉しい。

 卵でとじているのでふんわりと優しい味で食が進む。

 合い間にすまし汁を飲みつつモリモリ食べた。

 妻に野菜が安かったことを話すとそういった機会を利用して節約しようねと言われた。

 そうだねと答えてお茶を飲みつつ完食。

 昨日のヒット賞は新玉ねぎステーキで決まり。

 洗い物を済ませて冷蔵庫の野菜室を開けると在庫が潤沢で豊かな気持ちになった。

 とりあえず野菜があれば大丈夫と頼もしい気持ちになる。

 さぁて今日もそろそろ晩御飯の事を考えなきゃ。

 何がいいかな~今日はあるもので済ませようかな。

 お酒も買ってあるしね。

 ではでは。

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