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イントロではまずわからない。

 少し前の話題だが今年の高校野球はそれはそれは盛り上がった。

 詳しい話はもう語りつくされていると思うのでここでは書かない。

 私も連日テレビやラジオで楽しませてもらったものである。

 白熱した試合を終えると勝利した学校の校歌が流れる。

 ああ、いい勝負だったなぁと思いながら余韻に浸るにはちょうどいいクールダウンだ。

 その数々の校歌を聞きながらふと思ったのだが、そういえば自分は校歌って覚えていないなという事だった。

 小学校はもちろんの事中学、高校、大学に至るまでまるで覚えていない。

 加齢で自分の記憶力が衰えてしまったのかもと思ってパソコンで出身小学校の校歌を探して聴いてみた。

 しかし、ああ!これこれとはならず、むしろ初めまして感が強かった。

 小学校の校歌なんて六年間も歌ってきているので覚えていて当然だと思い込んでいたがそうでもないことに気が付いてびっくりした。

 興味本位で中学から大学までの校歌も聴いてみたが一曲たりともピンとこなかった。

 うわー全部記憶に無いわーと思いつつ、なぜこうも覚えていないのかと自問自答してみた。
 
 小さい頃の私は人前で歌う事が大の苦手で音楽の歌のテストでは、そのウイスパーボイスっぷりに友達から聴こえませーんとツッコミを入れられていたタイプである。

 校歌は始業式や終業式、運動会などイベント事の時に歌うものなので生徒全員での合唱である。

 私一人が口パクでもまずバレなかったので当然歌わない。

 たまに熱血体育教師が歌っているかどうかのチェックで巡回してくるがその時だけ蚊の鳴くような声でボソボソと歌詞を呟いていればごまかせた記憶がある。

 そんなことだからいつまで経っても覚えることが出来なかったのだろう。

 中学生になると思春期で自意識過剰になるのでますます校歌をマジメに歌っていたはずがない。

 高校時代も同様である。

 大学時代は校歌自体を聴いたのは入学と卒業の時くらいで本当になじみが無いのでノーカウントかもしれない。

 よくドラマとかで酔った主人公が友達と校歌を歌いながら千鳥足になる描写があるがあれは都市伝説だと思っている。

 いやいや、それはお前に愛校心が無いからだと指摘されたらその通りだなぁと返す言葉もない。

 学校自体はそんなに嫌いではなかったが、とにかくみんなで何かをやりましょうというのが苦手だったので校歌も推して知るべしである。

 それはそうと校歌を聴き比べて分かったのが歌詞にやたら山が出てくることだ。

 地方名プラス山というのは校歌の鉄板らしい。

 


 急峻な山に昇る朝日ぃ

 湖面に煌めく水波紋

 語らいあえる友と我ぇ

 いざ共に輝きにむけて~


 
 この校歌どうでしょう?

 いかにもありそうですが今作りました。

 本物はもっと出来がいいですよね。

 やっぱり校歌ってオンリーワンなんだなぁ。

 そんな事を思いながら昨日の晩御飯の事を少しだけ。

 昨日は時間も気力もなかったので超お手軽料理。

 生姜焼き用の豚肉を三等分にカット。

 キャベツをざく切りに。

 フライパンに油を敷いて豚肉とキャベツを入れる。

 豚肉に火が通るまでしっかり炒める。

 下味に塩コショウをしてウイスキーでフランベして香りをつける。

 そこに刻んだキムチを入れてさらに熱を通していく。

 キムチが軽く焦げるまで炒めたら仕上げに醤油とごま油を一回し。

 これでキャベツ入り豚キムチの完成。

 副菜は木綿豆腐を八等分に切って醤油をかけて揚げ玉とネギを散らす揚げ玉豆腐。

 もう一品トマトをくし切りにして塩昆布とニンニク、オリーブオイルを合わせたタレをかけて塩昆布トマトの完成。

 うん、今日はこんなもので勘弁してもらおうと思って妻を呼ぶ。

 昨日のお酒は何だか久しぶりのビール。

 カッシュゥとプルタブを起こしてグラスにタッタラタン。

 ではいただきます。

 ガブリとビールを喉に放り込むと疲れが吹き飛ぶ。

 うひぃ、これこれと言いながら早くも二杯目を注ぐ。

 ではつまみに豆腐を食べよう。

 揚げ玉豆腐は定番のメニューだがネギを刻んでも五分もかからない時短料理なのでありがたい。

 淡白な豆腐に油っけが加わってグッとボリュームが出る。

 ネギがまたいい仕事をしている。

 うん、なかなかいいなと思いつつ次はトマトをいただく。

 トマトと塩昆布の組み合わせはうま味の相乗効果で癖になる。

 ニンニクとオリーブオイルのおかげでちょっと洋風になるのも良い。

 これもつまみだなぁと思いつつ二本目のビールをパシュッ。

 ではメインの豚キムチをつまもう。

 アムリと口に運ぶとこれはもう間違いのない味。
 
 豚肉の甘い脂をキムチの酸味と辛味が包んでまろやかな味わい。

 キャベツも入っているのでそこまで激辛というわけでもない。

 とにかく食べやすくてモリモリ口に運んだ。

 妻はキムチが好きなのでご機嫌なようだった。

 三缶目のビールが空くころにおかずを食べきったのでご馳走様。

 ささっと作って熱いうちに食べる、これが一番楽だなぁと思いつつ片づけをして早めに就寝。

 さて、今日は待ちに待った週末。

 少し凝った料理を作ろうかな。
 
 まずは買い物だ。

 お値打ち品があると良いな。

 

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