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魯迅からの学び 覚書

 サムネイルから、魯迅(敬称略)が1881年生まれと知った。魯迅は、医師から始まりいろいろな活躍をした。

 中でも、一番色あせていないのは思想だと思う。「地上の道」は、人類史に永遠に残る言葉と信じる。

 ここでは覚書として、手元に資料をそろえず、ただ魯迅への想いを書きすることにした。


 ボクが初めて魯迅の名を知ったのは、中学の国語に教科書です。その後、世界史にも現れたと記憶しています。ただ、名を知っただけで社会的な存在はまったく知らなかった。

 本格的に触れたのは、大学生になってからだ。「となりの病気は面白い」。20世紀初頭、閉鎖的かつ固着した社会の中でを象徴した言葉だ。つまり、互い裕福になれない世の中で、他人が不幸になることを笑う。そのことで、自分が優位になったとマスターベーション。悲しいね。

 また、「藤野の先生」という作品が好き。魯迅が仙台医学校(東北大)に留学中の出来事だ。戦争映画を見ていた時、中国兵士がバタバタと死んでゆく姿を同じ中国人留学生が楽しそうに見ていた。魯迅が、医学から政治・経済、そして思想や文学に力を置くきっかけであると思う。

好きな作品は以下です。

青空文庫より

 そして、「地上の道」である。これは、初めて中学の教科書の「故郷」の一説です。

「希望とは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなればそれが道になるのだ」

 「故郷」の冒頭は、あまり明るい話ではない。むしろ、魯迅は幻滅さえ感じている。しかし、そこを出す糸口を示したのが「地上の道」だ。

 既成概念に囚われるな。最初の1人にづつき皆で歩けば、新しい世の中がやって来ることを示してくださったと思う。

 魯迅は20世紀の偉大な政治家でもあたった。また、世界的な人脈も見事であったと聞く。

 ボクは、「藤野先生」から「故郷」に一気通貫している魯迅を思想が素晴らしいと思う。畢竟、ボクにとって魯迅とは、未来永劫の輝く偉大な思想家であり文豪として尊敬します。



かわせみ💎

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