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めちゃくちゃに泣きながらご飯を食べた話。

泣きながらご飯を食べたことがある人は生きていけるというnoteに出会い、スキをさせていただいた。以下がその記事である。

以前付き合っていた人と別れ話になった時、何故か最後に食事をすることになった。選んだのは何度か二人で訪れたびっくりドンキーだった。

ただいつもと一つだけ違ったのは一度も二人で訪れたことのない店舗だった。あの人なりに気を遣ったのか、たまたまその店舗が目に入っただけなのかは今となっては知る由もないが。

『最後だから、笑って楽しく食事がしたい』と伝えて始まった2人で向かい合って食べる最後の食事。

いざ料理が運ばれてきて、一口食べた瞬間にどうしてだか涙が止まらなくなった。

もうこうして、2人で向き合って食事をすることがないことを強く実感したからだろうし、あの人がこれから「美味しいね」と伝えたり、笑顔を向けるのが私ではないことを、もう私のいない未来のことを想像して勝手に傷ついたからだろう。

そんな状態だから、どんな味だったのかチェーン店のびっくりドンキーのはずなのに全く記憶にない。

私はしきりに”最後だから笑っていたいのにごめんなさい”と言い続け、言うたびに大粒の涙が目から落ちた。

ハンバーグや野菜、ご飯を口に運ぶたびに同じ量(大袈裟)の涙が口にも入ってくる。そりゃあ、どんな味かなんて覚えているわけがない。

こんな食事をしたのは初めてで、しばらくびっくりドンキーから足が遠ざかった。

ふとした時にまた、びっくりドンキーへ食事をしに行くことになって少しためらいはあったが、意外と大丈夫だったし今度はちゃんと味もわかった。

こうしたびっくりドンキーを始めとしたあの人との思い出の場所や、季節は新しい記憶に書き換えられていく。

あの日はとても絶望的な気持ちで、自暴自棄になっていたが今日までこうして生きている。

やっぱり泣きながらご飯を食べたことがある人は強いし、生きていけるは本当だと思う。

(記事引用:さやかさん、Thanks!)

(Photo by nojimadesu、Thanks!)

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