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【週末投稿】つれづれ有用植物#184(イネ科コバンソウ属:コバンソウ)

沿海地の畑、道端、荒地などに生育して、日当たりのいいところを好むコバンソウ。穂の形が小判に似ているので命名された一年草の植物です。
地中海沿岸が原産で、日本には明治時代に観賞用に導入された帰化植物でもあります。

乾燥に強くて土壌の質を選ばないので、いろいろな所で見つける事ができます。

5月~7月頃に上の写真の様に、細い茎から小穂(しょうすい)をいくつもぶら下げたコバンソウ(小判草)に出会う事があるかもしれません。
草丈は30~60㎝になります。全草がやわらかく鮮やかな緑色をしていて、葉はイネ科らしく線形で、長さは8㎝くらいです。

【次第に茶色っぱくなる】

コバンソウはその個性的な姿から、金運アップの縁起物として、またフラワーアレンジメントや生け花の花材にもよく利用されます。

【ドライフラワーとして利用されるコバンソウ】

また、イネ科という事もありこの小穂は食べる事ができます。
イネ科は他にも「ネコジャラシ(エノコログサ)」は粟の原種ともいわれ、種は小さくて効率的ではありませんが、炒ってご飯などに振りかけて食べる事ができますよ。

■【おかず0円生活】コバンソウ(小判草)を食べる♪ (11分強)
渓岩井 様

生でも食べれますが、炒めてゴマやピーナツを加えると、香ばしく食べやすくなります。モルモットはこの草と小穂が大好きな様です!


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