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「○○したら××するぞ/××になってしまうぞ」と言う代わりに、「○○か××のどちらかだ」とわざわざ選択肢・候補を並べる ~映画「マトリックス」の場合 #2
◆概要【「○○したら××するぞ/××になってしまうぞ」と言う代わりに、「○○か××のどちらかだ」とわざわざ選択肢・候補を並べる】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:映画「マトリックス」 ▶1 本作の主人公は、アンダーソン(男性30代。後に「ネオ」と呼ばれることになる人物)。 いろいろあってある日、 ・Step1:謎の組織の襲撃を受けたアンダーソン。 ・Step2:彼は逃げる。モーフィアスという人物から携帯電話経由で助言を受けつつ
「自分の意思に反すること・自分ではどうしようもないこと」を、さも自分の決定であるかのようにユーモラスに語る ~映画「最強のふたり」の場合
◆概要【「自分の意思に反すること・自分ではどうしようもないこと」を、さも自分の決定であるかのようにユーモラスに語る】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:映画「最強のふたり」 ▶1 本作の主人公は、フィリップ(60歳頃の男性)。 彼は、 ・Step1:頸髄損傷のせいで首から下を動かすことができない。考えたりしゃべったりすることは可能だが、食事や入浴、着替えなどは介護人のサポートなしには難しい。 ・Step2:また、車椅子に乗る時に
怒りや不満などのネガティブな感情を抱いた時に直接それをぶつけるのではなく、「素晴らしいね」「勉強になるよ」などと反対のことを言う ~映画「最強のふたり」の場合
◆概要【怒りや不満などのネガティブな感情を抱いた時に直接それをぶつけるのではなく、「素晴らしいね」「勉強になるよ」などと反対のことを言う】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:映画「最強のふたり」 ▶1 本作の主人公は、フィリップ(60歳頃の男性)。 彼は大金持ちだ。立派な邸宅に住み、複数の使用人を使っている。 また、彼は頸髄損傷のせいで首から下を動かすことができない。考えたりしゃべったりすることは可能だが、食事や入浴、着替えなどは
「A(=真実)かB(=絶対にあり得ないこと)のどちらかだ」とわざわざ選択肢・候補を並べることで、「Aが正しい/Aしかない」と強調する ~映画「マネーボール」の場合
◆概要【「A(=真実)かB(=絶対にあり得ないこと)のどちらかだ」とわざわざ選択肢・候補を並べることで、「Aが正しい/Aしかない」と強調する】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:映画「マネーボール」 ▶1 本作の主人公はビリー(男性40歳頃)。 彼は、プロ野球チーム「アスレチックス」のGM(=球団運営の責任者)である。 ビリーはいま、 ・Step1:たくさんのスカウトマンとともに、「来期に向けてどの選手を獲得すべきか」「どの選手