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映画「少林寺三十六房」を三幕構成で分析する!!

本記事では、映画「少林寺三十六房」を取り上げます。


本記事全体のまとめ


※本記事全体をレポート形式にまとめました。本記事後半の文章と同内容ですので、お好きな方でお読みくださいませ!


ProfileSheet_映画「少林寺三十六房」 (1)

ProfileSheet_映画「少林寺三十六房」 (2)

ProfileSheet_映画「少林寺三十六房」 (3)

ProfileSheet_映画「少林寺三十六房」 (4)


ストーリー


人びとが清の圧政に苦しめられていた時代、明の復興を画策する義士たちがいた。

主人公の青年・ユーダも復興運動に加わる。だがやがて摘発を受け、仲間や家族は皆殺しにされてしまった。

かくしてユーダは「武術を身につけて仇を討つ!」と決意した。彼は少林寺に入門、名前を「サンダ」と改め、厳しい修行に励んだ。

そして数年後、すべての修行を終えたサンダは町に戻り、志ある若者たちと共に見事仇を討ったのだった。


各パートの出来事


▶第1幕(0-30分)

・舞台は中国の広東。明の滅亡後、人びとは清の圧政に苦しんでいる。漢民族の義士たちは明の復興を画策していた。

・ユーダは漢民族の青年だ。彼はまだ学生だが、私塾の師匠が義士の一員だったことから復興運動に加わる。

・ところが……清軍のティエン将軍とその部下タンによって、私塾は摘発されてしまう。かくして師匠は自害、ユーダの仲間や家族は殺された。

・ユーダは学友と共にどうにか町を脱出。「少林寺で修行を積んで皆の仇を取ろう」と決意した。

・2人は早速旅に出る。しかし運悪く、途中でタンと遭遇。友人は殺され、ユーダは重傷を負った。

・ユーダはボロボロになりながらも、執念で少林寺へ向かった……。


▶第2幕前半(30-58分)

・どうにか少林寺に到着したユーダ。

・戒律院住持は「復讐心を持つユーダは僧に相応しくない」と受け入れを渋った。しかし管長は寛大にも入門を許可してくれた。ユーダは「サンダ」と名前を改め、まずは1年間の下積み生活を送った。

・1年後、修行開始。なお少林寺には35の房があり、各房で1つずつ修行を積んでいくことになる。各房の住持(管理者)に認められれば合格だ。

・サンダは、いきなり最難関の「頂房」(一房)に挑戦した。しかし何の修行をしているのかすら理解できず断念。三十五房から順々に修行していくことにする。

・サンダは苦心しつつも鍛錬を続け、三十五房、三十四房、三十三房とクリアしていった。


▶第2幕後半(58-84分)

・三十三房に合格したサンダは、「よく頑張っている」と管長から褒められた。彼はその後もぐんぐん成長し、5年後にはすべての房をクリアした。

・だが戒律院住持は、①サンダの中にやはり復讐心があることと、②修行期間が短すぎることを懸念。かくしてサンダには「戒律院住持に勝利せよ」という最後の課題が与えられた。

・サンダは戒律院住持と戦う。だが戒律院住持は強い!サンダは何度も敗れ……やがて三節棍を考案、ついに戒律院住持に勝利した。

・戦いの後、サンダは申し出た「第三十六房を新設し、外部の者にも武術を教えたい」。管長や戒律院住持は「少林寺の武術は門外不出だ」と反対する。しかしサンダの決意は固い。やがて2人は許可を出した。


▶第3幕(84-111分)

・故郷に戻ったサンダ。彼は、明の復興を目指す青年(ホン)が、タンに襲われる場面に遭遇。サンダは圧倒的な力でタンをぶちのめし、ホンを助けてやった。

・ホンは弟子入りを志願。サンダは許可する。

・さらにサンダは、トン(鍛冶屋)、ルー(竹細工職人)、チュン(米屋)も弟子に加えた。いずれも清に怒りや不満を抱く将来有望な若者だ。

・そして彼らは作戦を練り、まずはチェン(タンの上官)、続いてティエン将軍も襲撃。いずれもぶち殺した。見事サンダは仲間や家族の仇を取ったのだった!

・その後……サンダは希望通り三十六房を開設。多くの弟子に武術を指導し始めた。


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(担当:三葉)


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