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おかしな「気配り・配慮」 ~マンガ「こみっくがーるず」の場合

小夢「親戚のおにいちゃん(25)の部屋もこんな感じだったよ!」

マンガ「こみっくがーるず」(第1巻)


◆概要

【おかしな「気配り・配慮」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:マンガ「こみっくがーるず」(第1巻)

▶1

本作の主人公は薫子(女性、高1)。

彼女は現役高校生でありながら、四コマ漫画家としても活動している。ペンネームは「かおす」だ。


ある日、

・Step1:担当編集者の勧めで女子マンガ家寮に入寮したかおす。彼女は小夢(同い年のマンガ家)とルームメイトになった

・Step2:小夢は明るく元気な少女だ。オタクで陰気なかおすとは正反対である。


というわけで、

・Step3:かおすは頬を赤らめ、嬉しそうにこう言った「友だちのいない私にとって、小夢ちゃんと同室の生活は何もかもが新鮮です」「女の子らしい部屋でお菓子を食べたり、おしゃべりをしたり……❤」。

・Step4:だがすぐにかおすは俯いてしまった「それだのに私はオタクで……」「すっ、すみません。気持ち悪いですよね……」。2人の部屋のちょうど半分、かおすのスペースにはアニメのポスターやフィギュアなどがずらりと並んでいる。

・Step5:すっかり意気消沈してしまったかおす。小夢は慌てて声をかけた「そんなこと思わないよ!」「普通だよ!」「親戚のおにいちゃん(25)の部屋もこんな感じだったよ!」。

・Step6:小夢の言葉にかおすの動きが止まる。私、成人男性と同じかぁ……。


▶2

ご注目いただきたいのはStep5である。

すなわち、意気消沈してしまったかおすに対して小夢は言った「親戚のおにいちゃん(25)の部屋もこんな感じだったよ!」。

もちろんこれは小夢なりの気遣いなわけだが……「気遣いになっていない!(笑)」「『25歳の男性の部屋と同じだよ!だから大丈夫!』と言われて喜ぶ女子高生はいないだろ(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。


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