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掌編/短編小説

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基本的に連作ではない小説をまとめています。日常から一歩だけ外れた世界、そこらへんに転がっている恋、病とふだんの生活、鬼との友情なんかを書いています。
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2019年6月の記事一覧

「夏色」覚書

「夏色」覚書

「夏色」本編はこちら

最近、小説の書き方がわからなくなっているので、忘れないように覚書します。タイムラインのお目汚しごめんなさい。

■制作期間:3〜4時間
■プロット:なし。ぶっつけでnoteの下書きに保存。
■制作場所:イオンフードコート→自宅
■端末:スマホ+ワイヤレスキーボード→パソコン
■制作きっかけ:自転車二人乗りをしている学生を見て/フードコートで盛り上がる学生を見て青春って良いな

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小説『夏色』

小説『夏色』

放課後、自転車の後ろに親友の夏音(かのん)を乗せて、くっちゃべる目的でイオンのフードコートを目指してペダルを漕いで行く。
セーラー服からちらりと見えたヘソも気にせず、私は精一杯に前を向いて自転車を漕いで行く。

空には入道雲がもくもくと姿を現し、ザ・日本の夏という感じ。ここ板橋区は果てしなく埼玉に近い場所に位置し、夏場は都内でも気温が高く上がる。通学に利用している東武東上線はえげつない人身事故率

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