アートの面白さ

先日、メルボルンにあるビクトリア国立美術館 (National Gallery of Victoria: NGV)に行ってきました!

ここはメルボルンの中心街にあり、周りには出店やレストランが数多く立ち並んでいました。

ちなみにサッカーの本田圭佑選手が昨シーズンまでプレイされていたメルボルンビクトリーのチームの練習場もここから徒歩圏内でいけます。

NGVは約7万5千点ほどの展示物があり、絵画のみならず立体の展示物 (イスやランプなど) もあります。ジャンルもかなり幅が広くて世界各地の作品が展示されており、かなり見応えがある美術館です!

美術館にいくたびに芸術家たちの発想力には感心します。今回気になったことは立体の展示物でイスをモチーフにしたものです。

イスは基本的に人が座るためのものであり、一般的にそれ以上イスについて深く考える人は少ないと思います。ですがこれを独自の視点から観れるのがさすが芸術家だなと。

個人的に面白いなと思ったのはパイプイスの端にさらに小型のパイプイスがくっついているイス。つまり一つのイスなのに二つ連結しているイス。

あとは木製のイスでなぜかイスと背もタレの間が異様に離れていてるイス。それなので背もたれの役割が成り立たない。ちなみに背もたれはイスの脚の部分と繋がってました。

これらを観ているときに岡本太郎の”坐ることを拒否するイス”という作品が頭に浮かびました。イスなのに人に座られることを拒むユニークなイスですね。

余談ですが岡本太郎記念館は東京の港区の南青山にあり、もし機会があればぜひおすすめしたいところです!

もちろんNGVにはイスの作品以外にも強烈なインパクトを与える作品はいくつもありました。一貫してこのような作品を観ると芸術家たちがいかに固定概念にとらわれていないかが目に見えて感じました。

このような柔軟なアイデアや発想は、俗に大人になるにつれてなくなってくると言われています。だからこそこういった発想を大切にしていくことが大事だと改めて感じた一日でした。





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