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イスラム国の狙い その2

さて、前回イスラム国(IS)の狙いについて書かせて頂きました。※以下、IS

今回は、ISに入って、自爆テロまでしてしまうのはどんな心境か?

について書いてみたいと思います

ちなみに、後半に書いていることは

私が知ったいくつかの事実をベースに

もしかしたらこういうことなんだろうな


と、私が考えた想像の話です


なので、こんなこともあるかもしれない


というスタンスで読み進めて頂ければと思います


昨年フランスでテロがあり

130人以上が死亡、200人以上が負傷しました

世界中がトリコロールを掲げ


犠牲者に哀悼の意を示すとともに

テロは許さない!


と、怒りを露わにしました

一方で

アメリカやフランス

はたまた連合軍が

シリアやイラクの地で

連日ISの拠点を空爆し


成果を上げた!

なんてことが報道されます

これだけ見ると

よくある、テロリストvs被害国の構図で


もっと被害国を応援したくなりそうなもんです


では、一体現地ではどういうことが起こっているのか

ISとはIslamic States in Iraq and Syria の略で

彼らは国であることを主張しています

国を主張しているだけあって

占領した地域では、しっかりと統治を行っています


ガス・電気・水のインフラも管理し

銀行や学校、裁判所までコントロールしている

彼らの統治下で大人しく従って生きる分には、今までの生活と大きく変わらないという声もあります

ある日、突然彼らはあなたの街にやってきます

激しい銃撃戦が起こり


圧倒的な戦力で警察や軍隊を壊滅させます


傷つき、恐怖に慄く市民に向けてこう告げます


「今日からここは我々が統治する。


今まで通り、この地で暮らすのであればガス・電気・水、その他生活基盤、身の安全は保証する。

但し、逃げようとすれば、容赦なく殺す」

さて、あなたがこの状況になったらどうしますか?


一か八か命懸けで逃げますか?


彼らから逃げ切れたとして


無一文でどこに行きますか?


どこかで難民として受け入れてもらえる保証はありますか?


それならば、いつか誰かが救ってくれることを期待して


そこで生活を続けないでしょうか

アメリカやフランスは


そんな街を容赦なく空爆してるんです


ISの拠点とはそういうところです


誰かが救ってくれると信じていたのに


ある日突然空爆が始まり


轟音と共に爆風で吹き飛ばされ

あなたは気絶します

意識が戻ると


目の前であなたの大切な人が死んでいる



親兄弟、恋人、友達


もしくはその全てを失っているかもしれない



絶望の淵に立たされ


涙すらも枯れ果て


自分も死にたいと思う、あなたのもとに


ISがやってきます


「あなたの大切な人を奪ったのは誰だ?

この空爆は誰の仕業だ?


あなたはいつか誰かが助けてくれると思っていたかもしれないが


世界は我々アラブ人のことなど気にもかけていない


いつここで何人殺されようと、報道すらされない

今、世界中ではフランス市民を思い


フランスの犠牲者にだけ哀悼の意を示している


嘘だと思うなら、テレビやインターネットを使って自由に見ればいい


私達はこんな狂った世の中を変えるために戦っている


私達は欧米諸国だけが優遇され


アラブ諸国を食い物にし



その命すらも簡単に奪うこの世界を


イスラムの名の下に変える


この大義を持って戦っている

もし、今あなたが死にたいと考えているなら


この腐った世界を変えるためにその命を使わないか


あの世で待つあなたの家族に


自分は頑張ったと


言いたくないか」





ここまでお読みいただいた方、ありがとうございます

誤解されないために申し上げますが


私はISを支持しているわけでは決してありません


ただ欧米主導の勧善懲悪ストーリーに騙されずに

世界で何が起こっているのか

多角的な角度から想像して貰いたい


それだけです


昨年日本でも問題になったフランス国旗問題


もしかするとあなたの純粋無垢な行動が


テロリストをまた1人増やしているのかもしれません



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