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父と娘の物語に思いをはせる

「苦しかったときの話をしようか」。

森岡毅さんの著書を読みました。

後半の苦しかったときの話で胸が熱くなり、最後の娘に向けてのメッセージのくだりで涙腺が崩壊しました。

どうも、最近、父と娘の話に弱いです。

それは、父が癌になったことが少なからず関係しているのだろうと思います。

そういば、父から渡された本をまだ読んでいません。

「これを読めば、お父さんの人生が分かる」

なんて、格好の良いことを言っていたけれど、きっと泣けて泣けて仕方ないのだろうと思うので、後回しにしてしまっています。

1週間のヨーロッパ出張。
ドイツ人の同僚と2人で話すチャンスがたくさんありました。

私のつたなすぎる英語に付き合ってくれ、彼自身の話を色々としてくれました。

彼は自作のギターを作るそうです。
木材を買ってきて、そこから。

そして、いずれ、今は幼い娘に

そのギターをプレゼントしたいのだ、と彼は言いました。

時計や、宝石や、色々なものをプレゼントする父親がいるだろう。
でも、自分はこの世界に一つしかないギターをプレゼントしたいのだ、と。

もし、自分がこの世からいなくなったとしても、娘はこのギターを見て自分を思い出してくれるだろう、と。

この話を聞いたときにもぐっときて涙が溢れました。

人は永遠には生きられません。

勝手だけれども、自分自身の生きた証、みたいなものを

次の世代に求めてしまうものなのだろうな、と思います。

「私自身」も、あの苦しい戦争を生き抜いた祖父母の「生きた証」です。

精一杯生き抜いた祖父母を心から誇りに思うし、自分自身も、そのように精一杯生きなければ、と思います。

さあ。
今年も残りわずか。

新規事業創出に苦しむ日々ですが、楽しく前を向いて、精一杯進んでいこうと。

そんなことを考えた1日でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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