ひつじたちの旅-③僕は君の
ランチをすっ飛ばして
ディナーの話をするとはいかがなものかと。
なるほど言われてみたらその通りである。
メシの話から始まったこの旅であるからして、
時系列は異なるがメシ系列として正すのであれば
昼ごはんの話をしよう。朝から味噌ラーメンを胃の中に流し込み
例えようのない罪悪感を打ち消すかのように
「寒かったからちょうどいい」などと
独自の理論武装に身を固めた我々は
全く知識のないままに看板を頼りに
ランチを求め彷徨っていた。
いったいこの地方の名物が何なのか
それすらも