見出し画像

保育における専門職は正規職員にしてはいけない?!

これまで保育の現場で仕事をしてきて、

専門職と言われる方と一緒にたくさん仕事をしてきました。

それぞれの方からは私自身、とても多くの学びや気づきがありました。

どういう専門職があるのかというと、

・児童精神科医

・看護師

・理学療法士(以下PT)

・作業療法士(以下OT)

・心理士

などです。

他にはリトミックや体育の専門の方も居ました。

看護師の方は、発達支援センターの肢体不自由児クラスに入られていました。

2名おられたのですが、

そのうちの1名は、

保護者に助言をする際に保護者のお考えを全否定し、トラブルを起こしたり、

子どもの扱いが雑であったりして、

子どもの施設向きではないような方でした。

看護師は保育所に実習に行く機会があったりしますが、

特に保育について深く勉強されたわけではないと思われますし、子どもや保護者支援が難しい方が居るのは少し理解が出来るように思います。

児童精神科医の方は、子どもに対して基本、とてもソフトで優しく、安心感を与えてくれる方でした。

そうでないと成り立たないと思われますが、ポイントは子どもに対してだけじゃなく、保護者や支援者、保育士、他の専門職にもとても穏やかで優しく、自然に話が出来る方でした。

ただ、小児を診る医師の方全体をみると、そうでもない気がします。

あとはOTやPTの方ですが、

OTPTの方はそれぞれ3名の計6名の方と一緒に議論したり、

実際に保育に入ってもらったりして、一緒に仕事をさせていただきました。

とても謙虚で、穏やかに話される方ばかりで、自分の立場や保育士の立場を尊重出来る方ばかりでした。

自分は身体についての専門職だけど、保育の専門ではないという立場を守られているようでした。

たまたまなのかな?!

そして心理士ですが、

これまで計10名の方と一緒に保育などで仕事をしてきましたが、

社会性やコミュニケーションが難しい方がほとんどでした。

残念ながら。

自然に会話のやり取りや意見交換が出来るタイプの方は、男性の心理士2名と女性の心理士1名のみでした。

他の女性の心理士の方は、

やや主張に硬さがあり、目が合いにくいなどがあったり、一方的に意見を押し付けるような話し方をされたり、マイペースで周囲に合わせるのが難しい方、プライドがとても高くて、他の支援者にたまたま間違いや抜け、違う角度の意見をされると全力で否定したり保身をするような方がいて、組織としてチームワークを発揮して保育するのが、とても難しい方ばかりでした。

心理士の中にはカリスマのような、かなり能力が高いと思わる方も居て、休みの日もストイックに勉強されているのだと思いますが、そのこと自体が硬さになり、偏った思想になったり、他の意見を聞けないようになってしまうのではないかとさえ思われました。

ものすごく自信がある様に見えました。

いくら優秀でも人間なので、間違いはおかすのに、認めたくない様でした。

同じ業界や考えで固まるのではなく、休みの日だけでも他の考えに触れて、目から鱗体験をもっとする必要があるのでは?!と思いました。

保育士もそれは同じですが、ストイックで基本勉強家な心理士は特にそう思えます。

そんな感じなので、

研修内容や運営が用意した研修も、独自の基準で「これはわかる」とか「これは私と考え方が違う」とか他の職員の前でも平気で主張されたりしました。

組織として仕事をする上で、他の職員は皆リアクションに困りました苦笑

保育施設に助言をされる、コンサルタントの話では「運営を上手く回したいのなら、専門職を正規の職員にしてはいけない」とおっしゃる方も実際に居るくらいです。

コンサルの間では共通認識みたいですね。

いくら有能で知識があっても、保育はチームワークが大切です。

相手にいくら能力がないと感じられても、支援者である前に人として尊重されないといけないと思っています。

どのような仕事でもですが。

この仕事では、支援者が個々に自由に意見が言えるということが、何より大切です。

自分が正しいから、相手が間違っているからと全否定してもいいという訳ではありません。

そのようなふるまいは、相手のモチベーションを下げることになり、結果的に退職に追い込むことになります。

そのような場面を見るたびに、

子どもを評価したり支援したりする能力よりも、力はそれほどではなくてもコミュニケーションが普通に取れ、チームで互いに尊重して仕事が出来る方の方が、

長い目でみると子どもや保護者にメリットがあると思います。

チームワークの良さを大人が子どもに見せることは、とても大切なねらいになると思います。

上から目線で新人保育士や同僚を非難する保育士や園長も居ますが、

そういう方も同じくですね。

心理士の扱いにくさは、

私の経験のみじゃなく、

あちこちに見聞きいたします。

このような実態を心理士養成機関はどのようにお考えでしょうか?!

職業心理士である前に、『人としてのコミュニケーションが普通に出来る、心理のわかる人』として育成して頂けたらと思います。

心理士の資格の特性上、

それに興味を持たれる方が、

人の心理がわからないという特徴のある方の割合が多くなるというのは、

理解が出来ますが、

支援対象の子どもの心理は尊重出来るのですから、

大人にも出来るはずです。

でも、

それを自覚しているのかは疑問があります。

周りはそういった心理士の方と話すとわかってくるのですが。

保育のコンサルタントに「正規の職員にはしない方がいい」と言われるようでは、専門職として悲しすぎますよね。


国試保育士遊asobu☆


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?