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イヤイヤ期についてちょっと深堀してみる

何でもかんでも、

嫌!

しない!

ヤダ!

って。

困りますよね汗

子どもにとって2歳あたりのイヤイヤ期って

どんな時期かというと、

人としての意思が初めて出てきた時で、

本来、おめでたい事!

なんですよね。

それまでは、

わかりやすい人間らしい意思の表出というものはなく、

快か不快か

の様な二択の表出で、

どちらかというと、

まだ動物的な感じです。

それに対して嫌!

というのは、

初めて社会性を意識した、

相手からの仕掛けに対して、

やらされるのは嫌だ!

という意志の表明。

ちょっと人間らしいですよね!

ただ、相手の言葉に対して拒否をしている様に見えますが、

実はそこまで深くない事がほとんどです。

言葉の意味はあまりわかっていない、

ただ受け身でやらされるのが嫌なだけなのです。

なので、

まともに受け止めたら、

よくない結果になります。

『嫌なら勝手にしなさい!』

『もう知りません!』

などと返してしまうと、

余計にギャー!!

となります。

突き放されるとは思っていませんので苦笑

ただ拒否する事が目的なのです。

例えば、

意地悪な支援者は、

言葉までわかっていないと知っているので、

『嫌だよね、じゃあしなくていいよー』と
言いつつやってしまったり、

他には

歌を歌いながら、

あるキャラクターになりながらなど、

手のひらで転がす様に、

誤魔化すという方法が有効だったりします。

この時期に、

真正面からぶつかったり、

感情的な対応をしてしまうと、

イヤイヤが出せなくなってしまいます。

自分にとってひどく不快な反応が返ってくるので、

嫌!という事を諦めてしまいます。

大人からすると、

助かった、

これも成長だと思いがちですが、

せっかく自分を表出する、

第一歩だったのに、

出せないまま、

次に進んでしまいます。

そうなると、

発達の課題が積み残しとなり、

後々余計に手がかかるようになります。

例えば、

4歳辺りでの自我の拡大期に、

嫌!が出せなかった分、

余計に時間か必要になったり、

気持ちの調整がより難しくなったりします。

イヤイヤ期も自我の拡大期も、

子どもの心の成長のためには

とても大切な時期なので、

手がかかって困るなあという受け止め方だけじやなくて、

人として、自分としての個性の誕生日として、

おめでとう!!

自分の人生が始まるね!

と喜ぶ様な気持ちも

同時に持てると、

また違った見方が出来るのではないかなと、

思ったりします。

自我の拡大期に、

自分を出せず、

積み残しとなると、

学童期にそれを取り戻すのは、

物理的にもとても難しく、

注意が必要です。

遊asobu☆


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