二十四節気の白露が過ぎました。白露は大気が冷えてきて露を結ぶ頃。
この夏は酷暑で、秋がやって来るんだろうか？？なんて思ったけれど、この一週間で朝晩の気温がグッと涼しくなりましたね。

前回、温燥（おんそう）について書きました。

中国ドラマ　陳情令

「陳情令」は小説「魔道祖師」を原作とした中国のテレビドラマで、主人公の魏無羨が運命に翻弄されながら、魔道の秘密や陰謀を解き明かし、平和を取り戻すために戦っていくお話です。

このドラマの中で、主人公・魏無羨の師姉が「蓮根とスペアリブの汁物」をたびたび作ってくれます。
幼いころからの温かい思い出のこもったスープ。師姉が心をこめてつくる愛情がたっぷり入ったスープ。

陳情令ファンならこのスープにも思い入れがあるはず。
そして、薬膳の効能を知ると、師姉の愛情をもっと感じるスープです。

蓮根とスペアリブのスープ

中国では「蓮根排骨湯」といって、ポピュラーなスープです。

レンコンは、疲労や足腰によいと言われています。
スペアリブは、気血を養い、潤いをあたえます。骨付きなので、血を増やす効果がさらに高いです。
元気が取り戻せるスープです！

作り方は、下茹して水洗いしたスペアリブと、乱切りしたレンコンに、水をかぶるくらい入れ、塩と酒（適量）を入れ、1時間くらいコトコト煮込みます。
スペアリブがほろほろになったら、出来上がりです。

お好みで、昆布や生姜をいれても。
私は利水もしたかったので、昆布もいれました。

ゆっくり煮ることで、スープそのものに、効能がしっかり出てきます。
効能もですが、そのかける時間にも師姉の愛情を感じるスープです。

気を補おう！

酷暑を乗り越え、開いた毛穴からは汗だけでなく、「気」もたくさん漏れ出ていきました。
秋の養生は「白い食べ物」です。余分なものは排出させ、潤いを入れながら、気も補っていきましょう。

おすすめ食材は、
レンコン、山芋、里芋、豆腐、豆乳、きのこ、ホタテ、イカ、大根、はちみつ（乳児ダメ）、白ごまなど。。

秋の夜長、スープを煮込みながら、中国ドラマいかがでしょうか？（早寝はしてね笑）