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キャリアブレイクだなんて思えない

私は「むしょく大学」という、無職・休職中の方を中心とするオンラインコミュニティに所属しています。学費は無料です。

むしょく大学は、「キャリアブレイク研究所」という団体が運営しています。
『一時的な離職・休職を肯定的に捉える「キャリアブレイク」を文化にする』という理念で積極的に活動しています。


しかし、私は精神疾患が悪化するにつれて、「キャリアブレイク」という言葉を受入れ難く感じるようになりました。
そこで、以下の文章をコミュニティのSlackに先ほど投稿しました。
コミュニティ外の人の意見も知りたいと思い、noteにも投稿します。
読んでいただけると嬉しいです。

むしょく大学のSlackに送った文章(原文ママ)


みるくと申します。
むしょく大学生のくせにと言う感じですが、私はキャリアブレイクという言葉にモヤモヤしてしまいます。
キャリアブレイクという言葉が称賛されるムードの中、このような意見を言うことは正直怖いのですが、長い間モヤモヤしているので思い切って投稿します。
気分を害される方もいるかと思います。申し訳ありません。

以下私の個人的な経験と考えです。読みたくない人は遠慮なくスルーしてください。
―――――――――――――――――――――――

私は精神疾患を発症し、2020年適応障害→2021年うつ病→2024年双極性障害Ⅱ型と診断が変わりました。
復職していた期間もありますが、1年以上無職です。

いまはうつ状態で、仕事はもちろん、家事もほぼ全くできないです。
食事以外ほぼ寝たきりの日も多いです。
そんな状態なので、次のキャリアにつながるようなことはできません。
積極的に生きる気力もない時期もあります。死なないことで精一杯です。

キャリアについては、私も最初は一時的なキャリアの中断と考えていましたが、今はそうは思えません。
キャリアの定義によりますが、フルタイムの正社員を目指すことはほぼ不可能と感じます。
障害者雇用やA型/B型作業所でもかなり厳しく感じます。

キャリアブレイクという概念で無職期間をマイナスに捉えすぎないようにすることで、休職や退職に踏み切りやすくなり、メンタルの悪化を防げる可能性があるという面で、この言葉のメリットも感じています。
一方で、メンタルが既に悪化してしまい、キャリアを積むことが遠い夢の話のようになってしまった今の私にとっては、キャリアブレイクという言葉は正直受け入れがたいです。

おわりに

「キャリアブレイク」という言葉や概念について、むしょく大学では称賛ムードのように私は感じています。
もちろん、むしょく大学に入学する人は、「キャリアブレイク」という言葉や概念を、ある程度好意的に感じたから入学したのでしょうから、当然といえば当然です。

書籍が出版されたり、記事に取り上げられたりして、メディアからの注目も高まっているようです。
むしょく大学生も多くなり、Slackには300人以上います。

そんな中で、「キャリアブレイク」という言葉や概念に対して、このような否定的な意見を述べるのは正直怖いですが、
みなさまが何か考えるきっかけになれば嬉しいです。

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