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あなたの近くにいる「世界最強の生き物」は?

こんにちは。
お化け屋敷に入ったら、逆流して入口から逃げ出してくる管理栄養士 美香です。

今日は、職場にいるモンスターの話をしたいと思います。



先日観たYouTubeで、勝間和代さんが「日常の困りごとはクエストだと思って、楽しんで攻略しよう」というお話をされていました。

ゲームをまったく知らない私は、クエストの意味を「探求」だと思っていたので、この意味だとちょっとしっくりこないなと思い、あらためて調べてみると、

「ゲームのストーリーを進行させるうえで、達成する必要がある課題や目標のこと」であり、

たとえば「あの凶悪なモンスターを退治してくれ」というプレイヤーに与えられる依頼が「クエスト」であるという説明でした。

そして「クエスト」を達成すると、おかね経験値といった何らかの報酬がもらえるらしいことも知ります。(いまさら)


……そうか、モンスターを退治するという課題がクエストで、課題が達成すると報酬がもらえるのか…。



ちょっとまて思い出した。

モンスターなら職場にいるではないか。

まるで息を吸って吐くように日常的にパワハラ、モラハラを仕掛けてくるモンスターが。



モンスターだから「M」とここでは呼ぶことにします。


「M」は口調こそ穏やかだけれど、その口から吐かれる言葉は、いかにも正論ぶった蔑みであり、巧妙にタイミングを見計らって不意打ちを仕掛けてくるので、攻撃されたほうのダメージは計り知れない。

そして一番ダメージを受けそうな相手を瞬時に見定め、「イリエワニ」のように一度食いついたら完全に弱り切るまで、しつこく何度も「デスロール」を繰り返す。

いや、もしかしたら見定めてなんかいないかもしれない。

「M」がその時回したルーレット次第、くるくる変わる気分次第だ。



以前、専門家から「モラハラ・パワハラする人の多くが、自己愛性パーソナリティ障害の可能性がある」と聞いたことがありました。

「自己愛性パーソナリティ障害の人と接する際には、腹を立てて対抗したり、仕返しとばかりに挑発するようなことはせずに、できるだけ穏やかに接することが大事です。そして、相手の言いなりになり、何でも言うことに従うようなことは絶対にいけません」

ということです。

彼ら(彼女ら)は「賛美と称賛」が大好物であることも知ります。



最近「M」とのちょっとしたやり取りで、

「M」の頭の中に存在する「複数のターゲットが書かれたルーレット」の矢が「栄養科」を指している感触をつかんだため、

「デスロール」が始まる前に、

至近距離で眼が合った段階で、

クエストを達成するための行動にでることにします。



まず、廊下ですれ違いそうになったとき、自分の企みを覆い隠すため満面の笑みを浮かべながら、私は「賛美と称賛」をMに投げつけました。

うちの近くの公園の池にいる鯉に、エサをあげる時のイメージです。

「この前のあの件ではありがとうございました。さすがですねぇ。本当に助かりましたよ。なんちゃらかんちゃら…」と立て続けに「称賛」というエサをきわめて上品に投げ続けます。

ところが、エサやりの合間にもチクチクと嫌みをほざきだすので、そこは完全スルーして、また別の話をやわらかくかぶせます。



そのやり取りを見ていた同僚が

「最強~」と言ってきたので、

「それはちがーう!」と私は憤りました。


若いころから、職場でもプライベートでもたくさんの女性に囲まれ苦労してきた同僚の口癖は、


世界最強の生き物はさぁ、おばちゃんだよな」


だったではないか!


彼(同僚)の中では、「最強=おばちゃん」なのだから、それは全然違う。
(見た目が美しくて、中身が最強なら憧れるけど) 



近くにいるモンスターを退治するというクエストを達成するのはかなり難しいけれど、
モンスターをかわす技なら何かしらありそうです。

楽しんで攻略するのは難しいけれど、
攻略法を身に付けて慣れてくれば少しは気が楽になりそうです。


しかし、もらえる報酬はおかねではなく経験値のみです。



「M」は少し頭の薄くなってきたモンスターだったので、何とか攻略法を見い出せそうですが、

ほんとうに手に負えないモンスターが現れたら、今度は一目散に逃げることにしますね。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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ではでは また。みなさんの心の健康を願って。

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