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『規則』よりも『徳性』~論語(為政第二(3)) 381(さわいち)ブログ vol.45

3/27(水)晴れ☀ 次第に暖かくなってきました😉
今日の章句は、学而第一の5番目の章句(vol.31)でも似たようなことが語られていました。

人を規則で縛ると「規則さえ守ればよい」「規則にないことは守らなくて良い」と解釈してしまいがちになります。

果たして、規則は全の『徳性』を伝えているのでしょうか。

人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体は道徳です。
道徳上の義務が徳義で、徳義を備えた品性が『徳性』です。

大切なことは「徳義を備えた『徳性』を持って人々の先頭に立つことが大切なのである。」と説明されています。

『徳性』を身につけるために、自分自身が切磋琢磨したいものです。
そんな自分の姿を見て、周囲が『徳性』を持ちたいと思うのです。
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『子曰、道之以政、齊之以刑、民免而無恥。道之以德、齊之以禮、有恥且格』
しいわく、これをみちびくにまつりごとをもってし、これをととのうるにけいをもってすれば、たみまぬかれてはじなし。これをみちびくにとくをもってし、これをととのうるにれいをもってすれば、はじありてかつただし
(訳)
先師がいわれた。「法律制度だけで民を導き、刑罰だけで秩序を維持しようとすると、民はただそれらの法網をくぐることだけに心を用い、幸にして免れさえすれば、それで少しも恥じるところがない。これに反して、徳をもって民を導き、礼によって秩序を保つようにすれば、民は恥を知り、みずから進んで善を行なうようになるものである。」
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今日も一日お疲れ様でした✨


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