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目玉焼き。お母さん、ソース派だった? 醤油派だった?|読書記録2024

どうも!書くこと、読むこと、撮ること、食べることが大好きな未来(Miku)です。


気付けば、2月もあと数日。
「2月のやりたいことビンゴ」の進捗状況が気になるところです。


「本を5冊読む」という目標は、4冊まで進んでいます!


というわけで、最近読み終えた本2冊をご紹介します。



#8 『まずはこれ食べて』 原田 ひ香 著


本棚ごとにオーナーがついて共同で本を売るシェア型本屋さんで購入した本です。

とにかく表紙のイラストがほっこりあたたかくて、読んでみたいと手にとりました。そういえば、私、ごはんの上に目玉焼きを載せて食べたことってないかもしれない。今度、やってみよう。


印象に残ったのは、「自分のルーツを探す」という話の中で、家政婦の筧みのりさんが言ったセリフです。

「目玉焼き。お母さん、ソース派だった? 醤油派だった?」

『まずはこれ食べて』より


自分のルーツと目玉焼き。
この2つがつながる思考回路を持ち合わせていなかった私は、とても面白く感じ、印象に残りました。

読み終えた今ではこの2つのつながりを「なんか分かる気がする」と思っています。


私の母は、ソース派だったかな。醤油派だったかな。
あれ、塩こしょう派かもしれない。

そして、私も塩こしょう派。
だって、母が作って出してくれたものはいつでもおいしくて、調味料を追加でかけたりすることがほとんどなかったから。


あ!やっぱりルーツがあった。




#9 『元彼の遺言状』 新川 帆立 著


この本には、誰かにおすすめしたい本を持ち寄り交換するイベントで出会いました。私は何の本を持って行ったんだっけ。忘れちゃいました涙

「さっき入ってきたばかりの本ですよ〜」と並べられたのを見て、タイトルとインパクトのある表紙に惹かれ交換することに決めました。

2021年の「このミステリーがすごい!大賞」の大賞受賞作だそうです。


久しぶりにミステリー小説を読みました。今年に入って初めてのような気がします。

ミステリー特有の疾走感、「この話どうなっていくの?」と続きが気になる感じ、「この人怪しいな」と予想していたのに裏切られる感じ。
とっても懐かしく感じました。


次から次にページをめくって読み進め、2日で読み終えました。設定やストーリーがドラマ向きだから映像化されたら面白そうだなと思っていたら、すでに綾瀬はるかさん主演でドラマ化されていました。

noteで文章を書き始めたからなのか、最近本を読むと、「これはどのようにして書き上げられたんだろう」と気になってしまいます。

ミステリーは、結末までの話のもっていき方、伏線をどのようにはるかなど、緻密なプロットがいるのかななんて想像しました。


ミステリーならではの読後感って気持ちいいなぁと、改めて感じさせてくれた作品でした。




2冊の本を読んでみて


実は、どちらの本も読み始めた当初は、最初に登場する女性の主人公(剣持麗子と池内胡雪)があまり好きではありませんでした。

「我が強くて、ちょっと苦手なタイプだな」と思いながらも読み進めていくうちに、その人の歴史、人との関わり合いなどを知ることで、「この人もいろんな経験をしているんだな。根っこの部分の考え方は苦手じゃないかも」と思うようになりました。


現実世界では、苦手だなと思うと、自分から早々と離れていってしまうかもしれません。深く関わるのはよしておこうと、上部だけの付き合いになるかもしれません。

でも小説は、読んでいるだけで、その人の内面までじっくりと向き合える。読み終えた頃には、少しだけその人のことが好きになっていることもある。


やっぱり小説っていいよな、なんて思いました。




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