198.口裂け女

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こんにちは
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198.口裂け女

よく妖怪と神様に違いはほとんどない無く
その分け方は曖昧だと言われる

確かに信仰があるか無いかの違いだったり
落ちているか落ちていないかの違いだったり
それらも妖怪と神様の何方にも言える事で
それを明確な違いとするには
人々の想いとそれらの存在が近すぎたのかもしれない

河童は一部では妖怪であり一部では神様
信仰を集めた個体も在れば
自由氣ままな風来坊のような個体もある
それは河童だけに言える事ではない

題名にした口裂け女
実は神様としてお社のあるお方です
元々は師匠と酒飲み友達だったようで
我が家に来られた時も飲み友達として紹介された
人の姿に扮して屋台を梯子していたらしい
呼び名は師匠が呼んでいたものをそのままに姐さん
実は石神様だと聞いた時は驚いたものだ
(ご本神様の許可を頂いて書いています)

其処で石神様を調べたら
女性の願いを一つだけ叶えてくれる神様
主祭神は天照大神様になっていた
どうやら主祭神様ではなく姐さんが担当の神社らしい

いつでもほんのりほろ酔いで
なんで口裂け女していたの?と聞いたら
面白いからに決まってるだろう!と
カッカッカーッと豪快に笑っている
この酔っ払いがーっ!と暴言を吐いた私を許してね♪

実は姐さんとは私の記憶ではなく記録でご縁があった

ある日に突然に昔の映像が脳内に再生された
思い出したというよりは視せられている
それは写真でも口頭でも伝えられていない
勿論記憶にも無い記録だった

私がまだ3歳くらいの頃だろうか?
私には8歳迄の記憶が無いので映像で観た記録から推測
父方の祖母と何故か家の近所を歩いていた
父方の親戚とは折り合いが悪く
父が健在の頃から既に絶縁に近しい状態であった

なので父方の祖母と二人で歩いている記録があるのは
私にとってとても驚くほどの事だった

私が嬉しそうに祖母に向かって
「今日、石神様とお話したんだ」
そう報告した瞬間に祖母の顔色は変わり
張り手をされて吹っ飛んだ私は地面に顔から着地した
「二度と石神様と話てはいけない」と言われ

其処で記録は途絶えた

私が子供の頃に霊能力や第六感があるという話は
聞いた事も無かったし
その後の数少ない祖母との関わりでも
それらしい事は話題にのぼるらなかった

私には魂を分けた存在で私を作った者がいる
そう以前の記事に書いたのだが
その人達の末裔にあたるのが父方の祖母らしい
もしかしたら何かしらを聞いていたのかもしれない
私から歩み寄っていればと祖母が亡くなって
数十年経ってから思うも記録も想いもすれ違いばかり

何故祖母が石神様をそんなに恐れたのかわからないが
今は姐さんと仲良くさせて貰っている
もしかしたら「石神様だから」ではなくて
「視えない存在の全て」から私を遠ざけたかったのかも
それを確かめる術はもう無い

結局は姐さんがなんというお名前の神様なのかも不明
お酒が好きでお茶目で人懐っこい豪快な方です

コレで記事をあげていい?と聞いたら快諾した上で
「飲み対決した事は書かないのか?」と聞かれた
いやいや…私はその場に居ないし
そもそもその話を知らんがな!!ってツッコんだら
そうだったかー!とダハダハ笑ってる…
もぉー!この酔っ払いがぁー!!笑

198.口裂け女