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東日本大震災の被災に遭われた故人さまを想う


事故や自然災害、戦争など

世の中には突然、それも理不尽に死んでいく方もいらっしゃいます。


震災や戦争などは、予定されていた寿命ではなく、
仏教では共業(くうごう)といって、この世での行き過ぎた部分での『犠牲者』です。

そうした尊い犠牲は、人々に反省を求めます。


そういう面で『犠牲者』は、尊い貢献をされているのです。




いま生きている私たちは
日々『反省』と『感謝』を繰り返しながら、より良い未来を創っていく義務があります。


その未来の延長線上に、
事故や戦争、震災などで不慮の死を遂げた方々も生まれ変わってくるのです。


東日本大震災の被災地に、電車で向かう夢でした。


なぜか、高校球児の方々と広い電車内、詰め詰めに座り、他愛も無い会話を楽しみながら到着を待つのです。




ここで一つ…、
夢で、霊界と繋がった理由はここにありました。


前日に、たまたまインスタで
生後6ヶ月で、病気で亡くなった赤ちゃんの投稿を見て…(泣)


お母さまは、
お子さんの成長の記録や亡くなるまでの話、亡くなられて棺桶の中で花々に包まれる我が子の様子を
綴られておりました。

そして、しばらく号泣〜〜〜。



腹立たしいことの方が多い子育てですが(笑)

限られた命のことを思うと

あとどれくらいイライラできるかな、
あとどれくらい笑い合えるのかな、
あとどれくらい宿題を見てあげられるかな、

あとどれくらい同じ時間帯にごはんを食べられて
あとどれくらい伸びた爪を切れて
あとどれくらい髪を洗い流せて…

そんなことを考えさせられました。





そのご家庭に縁あって生まれてきた、小さな命

これからは家内安全と子孫繁栄を見守る『ご先祖様』として、大役を果たすことでしょう。



こうやって、私たち一人一人もご先祖様の愛と希望が詰まった『大切な命』であることを感謝すると共に
数限りない御霊の『光の世界』の扉を開けてしまったようです。







電車に乗り次いで、目的の駅に着くと
錆びた臭いと、鉄が焼けたような異臭が鼻に刺さるほどでした。


夢の中では、だいたい『夢であること』を理解しているので、そこまで驚きはしないものの、
大変な異臭でした。



実は、私…、
公園へ行けば知らない子どもが近寄ってきたり
迷子の子が泣きながら足元へ寄ってきたりと、

通ずる何かを兼ね備えているようで(笑)
子どもからは、よく好かれます。


夢の中でも同じく、
電車から降りるとたくさんの子どもたちが群がってきました。




体や顔は汚れ、貧しい生活をしているかのようなボロボロの服を着ています。

「津波被害に遭われた方々だ…」

すぐに察しました。



直葉は、当時
福島県内陸に住んでおり、津波被害ではなく放射能汚染で大変な思いをしました。

個人で線量計を持たされ、どれほど放射能を浴びたか、しばらくの間、役所からの報告がくる毎日でした。


福島県産の農産物は酷い風評被害にあい、農家の方々や漁業関係者は、大変な被害に遭われたかと思います。



その後、住まいは北上し、宮城県に移住しました。





夢で見た現場は、たぶん『南三陸』

一番、津波被害が大きかった地区です。



しかし、商店街は栄えており、多くの人で賑わっておりました。





まだ、成仏できていない人々が、そこにはたくさんいらっしゃって、

「私が作った、しめ縄を使ってください。」

と、その町の長老さんに差し上げました。



長老さんは、とても喜んでくださり

『これをみんなの為に使う』
という言葉を残し、

帰りの電車を見送ってくださいました。







現実世界、お祓いも致しますが


しめ縄…というより御幣束を使用しますので、

「なぜ、しめ縄?」
とも思いましたが…、

何か意味があるようです。




生身の人間の力を借りて成仏、
というよりは

自分たちの力で上がりたいようにも感じられました。


きっとそんな気力も残っていないだろうに…
大切な人にお別れもできなかっただろうに…


『人様に迷惑をかけず、自分のことは終いまで責任をとる』


そんな日本精神というか、大和魂というか、
日本人の強さを見せられた気が致します。


肉体を捨てた魂そのものの日本人たちは、神に近い天界に近い精神力を感じました。





理不尽な死によって、ある種の恨みを抱えて亡くなった方は成仏できないことが多い、
というような話をしたと思います。


実は、大抵の人は、
『自分が死んだ』ことに気がつかないのです。

ただ、それでも、やがてある時気づくのですね、
「あ、自分は死んでいたんだ」と。



そして、死んだ時のこの世に対する執着が、あの世への旅立ちを妨げます。




亡くなった時、やはり皆『三途の川』を渡るようなのですが、

そのタイミングで、心の中の執着が川の底に出てきて、なかなか川を渡れない人がいます。



しかし、一方でまったく躊躇することなく、すいすいと川を渡る人など、本当に様々なのですが、

その『違い』というのは、
心の中にこの世に対する執着があるかないか、です。




この世的なこと
肉体的なこと
他人や環境のせいにすること、
自己否定
過去への囚われといった

執着・未練です。



ですから、善人の還る世界に行くためには、
いつ死んでも悔いのないよう、心の中の執着をとり除いておくことです。



ここで、神道の神様に質問したことを、ここに書いてみようと思います。





▶人類を襲う災害には、神のどんな目的があるのですか?


「人類の進化・進歩を早めること。
 
霊の新しい目覚めには【破壊】が必要、 それでもって浄化の一歩が踏み出せる、というもの。


何事も正しい判断を下すには、 その結果に目を向けねばならぬ。

あなた方は、自分の立場からしか物を見ない。

従って、 たまたま自分に害を及ぼすものがあると、それをもって災害と見なす。
しかし、それがあなた方の急速な進歩の為には、必要であることが多い。

もしそれが起こらなかったら、その進歩の為には何世紀も要する、という事がある。」




▶神は災害などを起こさずに、人類の改善をなさる方法はないのですか?

「それはある、それを毎日使っておいでになる。

あなた方には善悪を知る【智】が備わっている、
神は人間の進歩のために、それを与え給うた。

その方法を、あなた方は余りにも用いない。

そのため、高慢の鼻をへし折って、自己の弱さを思い知らせる。
その必要が、起こってくるのである。」





▶しかし、善人達も悪人同様、災害のために死にます。それが正義ですか? 

「地上に在る時は、人は何事もその一生の長さで計る。

しかし死後は、その計りが変わって、人間の一生などは小事にしか感ぜられなくなる。
地上の一世紀は、永遠に比すれば一瞬にすぎぬ。

従って、あなた方の数日や、数ヵ月、数年にわたる災厄といっても、さしたる事ではない。

この事を心にとめて、将来に役立てよ。

霊は万物に先立って存在し
万物の後に存在する実体。

霊は神の子であり、神の最も心を掛け給うもの。
肉体は地上でまとう外衣にすぎない。

多数の死を招く大災害では、受難者は戦争の間に、その軍衣が破れ裂け失われていく、軍隊のようなものだ。
将軍はその衣服などよりも、兵士そのものを気遣う」




▶その災害で傷つく者は、やはり犠牲者なのですよね?

「もしあなた方が、地上生活をあるがままに見て、永遠の生に比して小さきを思うなら、そんなに目くじらを立てる程の事もなくなろう。

彼等犠牲者も、他界に入って、その苦しみの十分な償いを得よう。
もし彼等がいつまでも恨みがましく思わねば。」




▶大災害は、一時的には害悪を生みますが、現実面で効果があるものですか?

「左様、国家の状態に変化を起こすことがある。

だが、その良い結果は、後の世代になってから分かることが多い。」




▶災厄はまた、厳しい運命と闘わねばなりません。その事は人間に一つの試練をつくることになりませんか?

「災厄は常に試練である。

それは、人間に知性の練磨の機会を与える。

それは、忍従と神への服従を試す機会を与える。

それは、もし人が利己心の虜になっていなければ、隣人に対する自制、公正、愛の心を発現する機会ともなるのである。」




▶人間の力で、 いま起こっている災厄を、変えることができますか?

「出来る、部分的には。
しかし、一般の想像とは違うところがある。

災厄の多くは、 人間が先が読めないことから起こることが多い。

従って、知識と経験が増えるに応じて、災厄は避けられるようになる。 
つまり、災厄の原因がつかめれば、その生起が防止できるというわけである。

だが、人間を苦しめる災禍の中には、天意によって課され、その影響も相当に感じられるものもある。」





これからは、霊的な知識が、あなたの身を守ります。

どんな変化の中でも、
魂の声に従い
愛にハートを開いて
行動していくことが、

本当の平和や幸せに繋がると思います。




恐れや心配は
愛と光の中へ。


どうか、平安の祈りを被災地へ。

皆様お一人お一人の祈りによる『愛と光』のエネルギーが、故人さまの無念を救い、鎮魂の儀となります。




何気なく終わってしまった、あなたの『今日』は
生きることのできなかった、あの人の『明日』です。


『今日』という一日の始まりは、
残された人生の記念すべき初日です。


大切に、大切に、生きてくださいませ。








生きとし生けるものすべての命が
幸せでありますように、



スピリチュアルライフコンサルタント直葉


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