ハンモック

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ハンモック

noteはこれまでの人生の解毒場。たまに後ろ向き。好きな映画や音楽のオハナシ。残りの人生は自分の好きなように生きると決めました。

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  • 🎧音楽のこと

    過去から現在まで旅をする耳の記憶。

  • 解毒への実績

    自分を取り戻すまでの軌跡を辿っています

  • 🎥映画やドラマのこと

    国内、海外問わず。映画、ドラマなどエモーショナルなもの多し。

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自己紹介

以前書いていた自己紹介を削除してしまっていたので 改めまして(訳ありなので)簡単に自己紹介をしようと思います。 名前 「ハンモック」 テネシー州ナッシュビルの音楽ユニット「Hammock」より拝借しました。 心を落ち着けたい時によく聴いています。 ジャンルはアンビエント、インストゥルメンタル、ネオクラシカル等々。 静寂から後半に向けて劇的なオーケストレーションが繰り広げられるサウンドです。 ちょっと独りになりエモーショナルな気分に浸りたい、そんな時におすすめの音楽です。

    • 「死んだからって全部チャラになるなんて思うなよ」

      なぬー! このLyricに心臓部をえぐられた私は、自分の中で何が起こっているのか分からなかった。 ああそうだ。これだ。 よく言ってくれた、よく言ってくれたよおにいちゃん。 そのおにいちゃんとの出会いはというと 叙情派エレクトロダブ(言い得て妙)というジャンルのバンド 『あらかじめ決められた恋人たち』feat.『アフロ』の「日々」という曲だった。 本来はUKさんと呼ばれるアコースティックギタリストと『moroha』というユニットで活動しているみたい。 あまり詳しくな

      • 桜は散っても

        今日は何だか視界が明るいな。 と感じるのは、真冬に雪が積もった日と桜の花びらが地面に散りばめられている日だ。 普段人間は前か下を見て歩いているので、地面からの照り返しに敏感だ。 雨に濡れた桜の花びらが「私を見て」と息絶え絶えに叫んでいる。 散ってもなおその色は鮮やかだ。 スマホの連絡先にいつも気になっていた人の名前をなんとなく見つめていた。これで何度目だろう。 この人は仮母が死んだ事を知っているのだろうか。 あの人が姉のように慕っていた遠い親戚の80代の女性。 仮母の

        • 「BS世界のドキュメンタリーVIKA!81歳DJの生きる道」を見た。81歳だけに聴いてきた音楽の幅広さに尊敬。老いと正面から向き合う姿にも感動。自分もあと20年生きられたらもっともっと色んな音楽を聴いていきたい!という気持ちにさせてくれた。

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        • 「死んだからって全部チャラになるなんて思うなよ」

        • 桜は散っても

        • 「BS世界のドキュメンタリーVIKA!81歳DJの生きる道」を見た。81歳だけに聴いてきた音楽の幅広さに尊敬。老いと正面から向き合う姿にも感動。自分もあと20年生きられたらもっともっと色んな音楽を聴いていきたい!という気持ちにさせてくれた。

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          何度目かの桜

          仮母の眠る地を訪れるのはこれで何度目になるだろう。 仕事の都合で春のお彼岸を少し過ぎてしまったけれど、生憎の小雨に濡れながらお墓参りに向かう。 この道すがら山桜を車の中から見るのは初めてでは無いのに 「綺麗に咲いてるね」 と口から思わず言葉がこぼれた。 これまではお墓が近づくにつれ言いたい事がたくさん溢れ出し、それが胸を圧迫し身体が重くなるのを感じていた。 咲いていたであろう山桜も全く視界に入っていなかった。 そして手を合わせ 「一体あの夜に何をしてたの?何故あんな時

          何度目かの桜

          映画「Aftersun/アフターサン」の感想

          この映画ずっと気になってました。 オスカーやBAFTA(英国アカデミー)に数々の部門でノミネート。 カンヌやメディアでも瞬く間に注目されA24配給となり、プロデューサーは「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス‥なら間違いない! ということでやっと配信きたけれど。 「今心が弱っているかたは見ない方がいい」 と言われたら‥どうしますか? 私の心はいつも弱いです。 元気になるのはいつの事かと途方に暮れる事もあるので、どちらかというと見ない方がいいのかもしれません。 しかし「

          映画「Aftersun/アフターサン」の感想

          記憶

          田舎町の国道を走る バスの中からの景色は今でも鮮明に記憶に残っている。 母親は決心し、5歳になる娘の手を引いた。 「もうここには居られない。 この子を連れて実家に帰ろう。」 娘は通園バッグを斜めがけにし、母親に急かされるようにバスに乗り込んだ。 なんだか分からないまま母親の隣の座席に座る。 発車するバス、下を向き泣いているような母親、何処に連れて行かれるのだろう。 「あんたのふるさとに帰るのよ」 まあ、よく分からない。 ふるさと、って何だ。 娘は不思議に思う。 バス

          グレース、貴方も。

          グレース•パトリシア•ケリー モナコ公国の王妃(元女優)も毒親育ち、そして自らも毒母だったというお話。 いつだか彼女の生い立ちをテレビで知った時は気の毒に思った記憶がある。 スポーツ系エリート家族に生まれて、母親からは何をしても駄目だとののしられ、父親からは無視される日々。 そんな不遇な子供時代を経て、彼女は女優になって周りを見返してやろうとハリウッドで上り詰めた。 彼女がラッキーだったのはそれだけではなく、数々の有名俳優と浮名を流し最終的にはモナコ大公に見初められ王妃とな

          グレース、貴方も。

          見つめている

          事務所に行くとまず取りかかなければいけないのは書類の整理。 体調が悪い時には何日か休んだ間の書類が溜まっているので、それをまとめなければスムーズに業務が進まない。 乱雑さは心の乱れ。 まず机の上を綺麗にしなければ仕事を始められる気がしない。 いつものように何かに追い立てられるように書類や封筒を棚やファイルに仕舞い込む作業をしていたら、ふと手が止まる。 3年前まで仮母が使用していた古いらくらくフォンが出てきた。 思わず手がビクっとなり震え動悸を覚える。 らくらくフォン=do

          見つめている

          確認が止まらない

          仕事でミスをした。 ミスを見つけるのは自分。困るのは自分。悔やむのも自分。後始末も自分。 最近は「命に関わるわけではないから」という考え方が少しずつ出来るようになっていた。 訂正してこれからまた気をつければいい。 と思っていたはずだった。 この「気をつければいい」がそこで終わらなかった。 「気をつけなければいけない!何度も何度も確認を怠るべからず。見落としがあるかもしれない。勘違いもあるかもしれない。家の鍵をかけたのも記憶違いかもしれない。泥棒が今にも家のどこからか侵入

          確認が止まらない

          記憶の消し方

          〜インシディアス「赤い扉」〜という映画を観た。 2010年に一作目が公開され、チラッと登場する恐ろしい顔に釘付けになり観たのがきっかけでこれまで全作品観てきた。 昨年その最終章が公開されたので、一体どういうオチの付け方をするのか興味があり観たのだけど… 「最初からそうしとけば良かったのに」 元も子もないことを言ってしまった。 シリーズ物だからしょうがないしどうせここまで作ったら最後はコレでいいかな。というやっつけ感がどうしても漂っていたので感想は遠慮しておくことにして。

          記憶の消し方

          久しぶりに心から笑った話

          スーパーにてお正月の食材を私は眉間にシワを寄せながら選んでいた。 何もかもが高い…! 毎年分かっちゃいるけど…! コレは普段買うと半額じゃないか…うーん。 きっとその時の私は嫌なオーラを出していただろうと思う。 すると年末でごった返す人混みの中から 「久しぶり〜!!」と手を振りながらショートカットがよく似合う女性が小走りに近づいてきた。 えっ?!誰!? 私にそんなナチュラルに久しぶり〜♪と声をかけてくれる知り合いがいたのか? と一瞬戸惑いジーっと見てしまった。 私は眼鏡を

          久しぶりに心から笑った話

          ドラマ「マスクガール」の感想

          ※ネタバレ若干含みます。 テーマは恐らく「母の愛」 韓国ドラマといえばヒットした有名なドラマしか見た事がありませんでしたが、 「マスクガール」なかなか面白かったよ。次が気になる感が凄いから笑 という知り合いの言葉で見始めました。 ヤバい。1話目から本当に次が気になって気になってしょうがない。 さすが熱く激しい韓国サスペンスドラマ。飽きさせません。 早く次が観たいのでイントロもスキップするよ。 原作者によると、途中までは恋愛コメディ路線の構想だったそうで、もしこのまま

          ドラマ「マスクガール」の感想

          来年「やるべき事」ではなく「したい事」

          仕事帰りに車に乗り込もうとするとまた気配を感じ空を見た。 お月様がまたそこに。 何か誰かに見られてるなーと思ったら大体それは月。 そんなわけで今回は自分の撮った写真を使用してみました。 (いつもフォトギャラリーにて、素晴らしい写真を提供して頂き感謝しております。) クリスマスも終わっていつもと変わらない年の瀬を迎え、ふと立ち止まって考えてみた。 来年はどんな事をしよう。 「やるべき事」🟰何がなんでもしなければいけないという強迫観念に駆られてしまうな。 だったら「した

          来年「やるべき事」ではなく「したい事」

          映画『ザ・キラー』の感想

          ※ネタバレありです。 『セブン』や『ファイトクラブ』『ゾディアック』などで知られるデヴィッド・フィンチャー制作監督の最新作『ザ・キラー』 神経質な殺し屋が主人公。 主演はマイケル・ファスベンダー フィンチャーといえば 以前ドラマシリーズの『ハウスオブカード』『マインドハンター』も面白くて夢中になって観てました。 残念ながらハウスオブカードはケヴィンスペイシーが途中離脱(理由は割愛)してしまい、はぁ?な結末だったけれど。 マインドハンターもシーズン2で終了となります。(続編

          映画『ザ・キラー』の感想

          自分の知らない自分

          私の記憶にある反抗期は多分高校生くらいだったと思う。 今思えば小言をかましたくなるくらい小憎らしい奴だったみたい。 恥ずかしいけれど、まだその頃に書いていた日記を持っていて読み返してみたから。 その文面には自我同一性の確立に悩んでいる当時の自分が爆発していた。 今思えば、よくこんな事を手書きで書けたよな…と何者かでありたい自分の必死さに苦笑いしてしまう。 本当に馬鹿だったんだな。 最近またそれを読むことがあり、ちょっと面白かったのでメモしておくことにした。 常に色んな事が

          自分の知らない自分