見出し画像

2020年上半期、飲食店が向き合う社会的五大要求とは。

オリンピックイヤーである今年。誰がこれほどの波乱を予想したでしょうか。米国・中東の地政学的リスクの高まりから幕を開け、その後の新型肺炎コロナウィルスリスクにより世界規模でも大きなをダメージ受け、飲食店を営む皆様にも直接・間接を問わず少なくない影響があるかと存じます。何とかこの危機を乗り越えていきましょう。生きねば。

この厳しい年明けにさらに追い打ちをかけるように、飲食店の経営に大きく関係する法律や自治体の条例などが施行され、飲食店様も対応が迫られています。最寄りの保健所や行政機関等を通じすでにご存じかと思いますが、改めておさらいとしてこちらに記しておきたいと思います。

【1】20年4月。健康増進法の一部改正。店内喫煙ルールが厳格化。

20年4月からは「原則屋内禁煙」となりますが、飲食店については新規開業店舗、既存店舗での対応につきまして、お客様の店内の喫煙についてのルールが変更となります。一定条件のもと、喫煙室の用意もできますが、20歳以下の従業員の雇用とも関係が出てきますので、注意が必要です。(厚生労働省案件)

参考コンテンツ「改正健康増進法について」(JT様HPより)

【2】20年4月。「食品表示法」完全移行に伴い、テイクアウト等食品類の表示ラベル仕様ルール刷新。

19年10月の消費税改定、軽減税率導入に合わせて、飲食店のテイクアウト販売に取り組む店舗様も増えており、まだご存知ない方も多いかもしれません。今までのJAS法、食品衛生法、健康増進法と3つの異なる省庁の要件に基づいて表示させていた食品の表示ラベルが今春統一されます。20年4月から完全移行となります。アレルギーや熱量等の原材料以外の表示も必要となります。事前に保健所などに相談ししっかりとした準備が必要です。(消費者庁案件)

参考コンテンツ「中小タスクが行く食品表示の新ルール編」(J-Net21 HPより)
参考コンテンツ「完全移行目前!加工食品・添加物の食品表示」(Brother様 HPより)

【3】20年6月。飲食店でもHACCP義務化へ。

世界的にみると実は遅れている日本国内飲食店のHACCP対応。今回のウイルス騒動なども考慮しても、今後はお店の規模の大小を問わず衛生面の標準化としてHACCPへの取り組みは必須となりますね。中小規模の飲食店では、簡易的なHACCP(「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」)という比較的負担の少ない運用でのスタートとなります。それでも義務化となりますので各店舗様での準備と対応が必須となります。最寄りの保健所等の指導のもと準備が必要です。(厚生労働省案件)

参考コンテンツ「HACCP導入義務化!飲食店に求められているハサップへの取り組みとは?」(クックビズ総研様 HPより)

【4】20年6月末。キャッシュレスポイント還元、なんと終了!

【1】から【3】までは、主に健康や衛生にかかわる内容、お客様に食事の機会を提供する飲食店に対する、現代社会からの要求と言える内容でした。

この【4】は、19年消費税改定・軽減税率導入と同時に、一気に浸透・普及しはじめた「キャッシュレス」決済に対する国からのポイント還元が終了という、今後の飲食店の営業・売上に大きくかかわる内容です。昨年9月までは現金以外の決済に対して後ろ向きだった店舗様も、時代の要請、お客様の要望で、にわかにキャッシュレス決済を急ぎ導入され、徐々に現金以外の売上が増えていることを実感されている店舗様も多いことと思います。

現在は経済産業省のキャッシュレス・ポイント還元事業により決済会社への手数料率も大幅に抑えられていますが、7月以降、消費者側も、店舗様側も、キャッシュレスに対するインセンティブが無くなります。

果たして、お客様も、店舗様も、引き続き、キャッシュレス決済を担ぎ続けるのでしょうか・・・。あの赤い販促POPが町中から消えた後、どのようになっていくのか、想像ができません・・・。(経済産業省案件)

【5】2020年6月。飲食店の人手不足に対応するスマホ・モバイルオーダー機能が誕生!

ようやく本題です(笑)。

画像1

飲食店を取り巻く環境も激動の2020年上半期。最後は、でん票くんの新機能リリースのお知らせです。実際にでん票くんユーザーの飲食店オーナー様から聞いた深刻化する「人手不足」への対応するための機能です。

回転ずしや大手居酒屋チェーン様で普及が進む、テーブルに専用端末を置いてお客様が注文を登録できる「テーブルオーダー」システム。ここ数年で中小規模の飲食店様でも導入を検討されるケースが増えていました。しかし、各テーブルに専用端末を設置しそれを維持するコストは膨大となり、限られたテーブル上のスペースも奪われてしまうため導入を断念している中小店舗様が多かったようです。

呼び出しベルが鳴っても注文を聞きに行けないお店様へ。

「すみませ~ん」「すみませ~ん」ホールから聞こえるお客様の声。わかっちゃいるけど、注文を受けに行けないピーク時、ありますよね。5分くらいなら待ってもらえますが、これが10分を超えるとお客様も待てないのが現代かと思います。 

そんな状態を回避するため、でん票くんは、お店を利用されるお客様自身のスマホを使って、店員さんを介さずに注文を入れられる機能を用意します。

お客様からの直接注文を意味する 「ゲスト注文」と「We got your orders.」(オーダー承りました!)から新機能を「ゲッ注」(げっちゅう)と名付けました。

でん票くんのスマホ・モバイルオーダー「ゲッ注」

画像2

でん票くんのスマホ・モバイルオーダー「ゲッ注」詳細はこちら!

飲食店を経営されるオーナー様らとの対話から機能を設計しており、お客様からの注文はできるだけ簡単、シンプルにしています。

「ゲッ注」は、人手不足に課題を抱えている中小飲食店向け、お客様のスマホを使った注文受付システムであり、お客様はスタッフ様を介さずにオーダーを通すことができます。お店が専用端末を用意、設置するテーブルオーダーシステムと異なり、お客様は使い慣れた自分のスマホから好きなタイミングで何度でも注文することが出来ます。

あえてオーダー以外のお会計機能は持たせません。グループで来店されるお客様の多くが、注文される方=お支払いされる方とは限らないからです。お会計を気にせず、誰でもが簡単に注文を入れてもらえるように考えています。

注文受付がしやすくなった分、たくさんのオーダーを入れていただけることに繋がりますが、厨房やドリンカーがパンクしては本末転倒です。そのため一度に注文できる品数の上限や注文時間の間隔、飲み放題対応なども設定でき、店舗様の規模に応じてお客様のオーダーを制御できるようにいたします。

画像3

20年6月リリース予定で、でん票くんのコアサービスであるPOS機能(月額利用料1000円~3000円)に追加して、スマホ・モバイルオーダー「ゲッ注」を+10,000円でご提供いたします。

でん票くんユーザー様は、お得にゲッ注 導入できます!

サービス開始時(2020 年 6 月)から半年間の期間限定で特別料金(利用料半額)にてご利用いただけるキャンペーンを予定しております。2020年春、POS、オーダーエントリー機能と合わせて、スマホ・モバイルオーダーをご検討の店舗様はぜひでん票くんをご検討ください。(やっぱりでん票くんで省案件)

はい、ということで、2020年6月末までの飲食店にかかわる社会の5大要求をお伝えいたしました。環境面も大きく変わる中、お客様から支持される飲食店経営に、でん票くんは2020年もしっかりとコミットしてきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?