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食いしんぼうが出会った、ほっこりやみつきの茶碗蒸し。

わたしは、食いしんぼうである!

ちょっと恥ずかしいので、できるだけ堂々とのたまってみた。珍しいものじゃなく、おいしいものがすきだ。つまりただ高価なものではなく、ありふれててもおいしいほうがすきだし、慣れ親しんでいる。

今夜は、楽しいお食事会だった。和食の料理屋さんで、お刺身もぬた和えも、鰻巻き玉子焼きも……どれも大満足のお店だったのだけれど、なかでもとびきりで「これは家でつくってみよう!」と思ったものがあった。

梅干し茶碗蒸し。

いままで知らなかった、梅干しと茶碗蒸しの組み合わせ。酸味のしっかりした梅干しと、だしの効いたまろやかな茶碗蒸しが、絶妙な味のハーモニーを奏でてやわらかく舌の上で広がる。

具は、潔く梅干しのみ。それがまたいい。具だくさんの、魚介や鶏肉などの旨みが溶け込んだ茶碗蒸しもいいものだ。しかも匙を入れて掘り起こして「この具が入ってるのか!」とびっくり箱のように楽しめる。
けれど、梅干し茶碗蒸しは、大人っぽい。日本酒を飲みながらつまみを食べるようなシーンにぴったりの軽さと滋味深さ。

しかもこのお店の梅干しが、しっかり酸味が効いているタイプで、その酸味の強さが味を引き締めていて最高だった。

この味を、家でも味わいたい。頭のなかで組み立ててみる。

材料は、玉子とだしと梅干し。すぐ揃う。蒸し器はないけど、大きめの鍋か、レンジでチンしても茶碗蒸しがつくれるレシピはいっぱいある。具が少ないから、火の通りもいいんじゃないか?

それに、わたしは毎年の梅干しをつくっているので、ちゃんと好みの味の梅干しもある。

あとは玉子を買ってきて、だしを取るのは面倒だから液体白だしを入れてつくればうまくいきそうな気がする。

秋らしく寒くなってきたので、ほっこりあたたかい料理(できるだけ簡単なの)のレパートリーを増やしたいな。

梅干し茶碗蒸し、シンプルだけどほんとうにおいしかった。おそるべし。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。