中1の息子にひと月分の食費を預けやりくりしてもらってみた。
「僕、おこづかい少ないと思う。」
ある日、息子におこづかいの値上げを要求されました。
友達同士で毎月おこづかいをいくらもらっているかの話題になり、自分のおこづかいが圧倒的に低いことを知ったらしい…。
月額制や申告制、成績に応じてだったり形態は様々だけれど気になって調べてみました。
どうやら1000円〜3000円が多いらしい。
ちなみに息子は800円/月です!笑
たまにゲーム課金するくらいで普段はあまりお金を使うことがない為わが家のブラックさに気づかなかったみたい。
けれど自分のパソコンが欲しいという目標ができ、資金集めを意識し出し値上げ交渉してきた。
なので、わたしは息子に
「やりようによってはおこづかいが何倍にもなるチャレンジあるけどやってみる??」と持ちかけてみました。
それはひと月分の食費を全額息子に預け、息子にわが家の食材の買い出しからごはん作りまで全て任せるというもの。
余れば全額おこづかい、足りなければ自腹。
少し考えて
「えっ!じゃあ1万円余らせたら1万円もらえるの??」と訊くので
「もちろん。」
と答えると俄然やる気に。
もともと彼は料理は割と好きで、たまに作ってくれたりしていたのでやれると思ったようです。
ちょうど月初めだったのでその日に3万円を渡しました。
これでできたらすごいなーと思いつつ…(ちなみにわたしが1番頑張っていた時で月4万円だったのはナイショ)
一気に任された3万円という大金と家族のごはんという責任は彼にとって新鮮だったようで張り切ってました。
とりあえず、しょっちゅう鍋にしとけば何とかなるという考えで最初の何日かは鍋でした。
最近は色んな鍋の素があるので飽きないし鍋の翌朝はその残りを雑炊にするのを割と気に入ってやってました。
でもしばらくして息子は気付きます。
学校終わってから帰ってごはん作りすることの大変さに。
買い物もしょっちゅう行けないし、レパートリーもないので買っていた食材をお腹がすいた娘が勝手に食べたりしようものなら考えていた献立ができなくなりよく怒ってました。笑
が、コレ息子もよくやっていたので「お母さんが冷蔵庫のもの食べたら教えてって言ってた理由がわかったわ」と言ってましたね。
そしてある日の晩ごはん。
得意料理であるレタスチャーハンの予定がなんとごはんを炊いていない!
でも彼の中では絶対レタスチャーハンなのでこれからご飯を炊き始める。
お腹が空くと機嫌の悪くなる娘を何とか黙らせようと(笑)この日はできたものから出すことに。
1番はじめはなんとみそ汁!
前日の残りです。
すかさず厚揚げを焼いたのと、やきとり塩・タレ。
スピードメニュー。
そして最後にやっとレタスチャーハン!
ここまできて気づきましたが、何と立派なコースメニューではありませんか!笑
出てくる順番もバッチリ。
おもしろ豪華な晩ごはんでした◎
そのほかの日の晩ごはん。
基本的に副菜はあまり作れません。
メイン・汁物・サラダ。
でもひと月目にしてはなかなか上出来だと思います。
ベジのわたしのために作ってくれたポトフはめちゃくちゃおいしかったです!
メインがお肉の時はいつも別メニューを用意してくれてます。
朝ごはんも菓子パンは高いので一緒に作ります。
前夜に仕込んで朝焼いて食べる簡単なものを伝授。
ここまで比較的いいのを載せましたが毎日こんなにちゃんとやれてるわけではなく、結構ひどい日もあります。
納豆ごはんとちぎったレタスだけとか…。
ケンカになった日もあります。
それでも何とかひと月やりきりました!
初回だったのでかなりおまけしましたが、このチャレンジで彼が手にしたおこづかいは3000円。
もうこりごりかなと思いきや、なんと次の月もやると!!
2か月目はわたしも一緒に煮物や副菜を作る手助けをしてスピードメニューのレパートリーを伝授しています。
学校の勉強にはなかなか取り組まない息子ですが、中学生男子が家族のごはんを作るなんてなかなかできないことだと思います。
食材選びから始まるごはん作りは生きる事と繋がるとてもいい勉強だと思うのです。
ただ、こんな息子ですけど…
実はまだキャベツとレタスの区別がついてません!!笑笑
まだまだ伸びしろありますね。
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