体調不良の原因? 『小麦食』のデメリットを徹底解説①
こんにちは!動ける&健康な身体をつくるトレーナー、坂下です。
はじめに
以前の投稿で、『戦後のアメリカ小麦戦略により、日本は小麦づけになってしまった』という内容を書きました。
小麦加工食品はたしかに美味しい。私も関西出身なのでお好み焼きは大好きで、たまにですが幸せ噛みしめながら食べてます。
しかし!今回は、先日乳製品を斬りまくったように、カラダづくりのプロとしてあえて、
『健康』からみた『小麦食のデメリット』
を徹底解説させていただきますm(_ _)m
特に、なぜか体調がすぐれない、精神的にもスッキリしない、という方にはぜひ読んでいただきたい内容です。
今の小麦は、昔のとは別モノ
小麦は、ユーラシア大陸のコーカサス地方〜メソポタミア地方が原産地とされ、紀元前から原種の野生小麦(ヒトツブコムギ、クサビコムギなど)が食べられていたとされています。
これらの野生小麦や大麦には、『セリアック病』など腸の問題となる『グルテン』はほとんどありません。
現在われわれが食べている小麦は、品種改良されたものでグルテンはばっちり入っており、昔の小麦とは別モノとなっているので、まずそこを大前提としておさえてください。
そして、日本人は歴史的にも麦としては大麦のほうを断然多く食べてきており、小麦を食べてきた歴史はほとんどありません(ゼロではない)。
つまり乳製品や動物性の肉や脂と同様に、もともと日本人のカラダにはあまり合っていないことになります。
小麦は、米、トウモロコシと並び『世界三大穀物』に数えられ、生産量も世界一、主食とする国はもっとも多いとされていますが、
日本で爆発的に食べられはじめたのは、戦後にアメリカが余剰農作物を輸出するための法案『PL480法』による小麦の援助によってです。
政府も『米を食べると頭がわるくなる』『米を食べていたから戦争に負けた』などと煽り、
●学校給食で子どもにパンを毎日食べさせる
●キッチンカーで小麦や油を使ったフライパン料理の普及
など、小麦食を推奨したのは以前書いたとおりです。
小麦食のデメリット
①エクソルフィンによる中毒性
小麦粉に水をくわえてよくこねると、
『グルテニン』と『グリアジン』というたんぱくが混ざりあい『グルテン』ができます。
このうち、『グリアジン』が体内に入ると『エクソルフィン』というものに代謝されます。
これが脳に作用すると危険ドラッグを摂ったときと同じように幸福感につつまれた状態になることが化学的に証明されていて、小麦をまた欲してしまうようになります。
摂食中枢を刺激し、1日400キロカロリーも多く摂ってしまうとの研究結果もあり、肥満の原因に。
神経伝達にも影響するとされ、うつなど精神疾患の原因にもなります。
②グルテンが腸を破壊する
日本人の7〜8割はグルテン不耐症(過敏症)の可能性があるといわれています。
グルテンに対する免疫反応により、小腸の粘膜が炎症をおこし、栄養の吸収を阻害してしまう『セリアック病』につながるおそれがあります。
さらに、腸に穴があいてしまい有害物質を腸から取り込んでしまう『リーキーガット症候群』、
小腸、大腸の炎症をおこす『クローン病』、というコワい病気にもつながります。
他にも『過敏性腸症候群』『大腸がん』『下痢』『疲労』などにつながることもあり、これら病気は増えているため『グルテンフリー』が叫ばれるようになりました。
(テニスのジョコビッチ選手で有名)
日本でもアメリカやイギリスにせまる罹患率となっており、注意が必要です。
次回、
『農薬、血糖値、老化などの問題』
へつづきます。
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