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カラダに毒がたまる!?『日本人』は糖質を制限するな!②

こんにちは!動ける&健康な身体をつくるトレーナー、坂下です。

今回も前回に引きつづき、糖質制限についてです。糖質の制限でカラダはどうなってしまうのでしょうか?



摂りすぎは何でもダメ。あのブルース・リーも?

糖質が大切でエネルギーとして最適ではあっても、もちろんとりすぎはダメ。複合炭水化物でも、もちろん良くないです。

小麦食品(パン、うどん、パスタなど)は特に注意、米でもとりすぎはもちろんよくない。
これはたとえ玄米や十割蕎麦でも同じで、食べすぎはなんでも良くないです。
水でさえ飲みすぎると『水中毒』で死にます。

ちなみにあの『ブルース・リー』も実は水中毒で亡くなったのでは?という説があるらしい、、、。

あのブルース・リーも水には勝てなかった?!

つまり水も糖質も、適正より摂りすぎている分の制限が必要なだけで、まったく悪ものではないのです。
(酸素ですら、とりこみすぎるとよくない)


糖質制限でカラダにおきる不都合な真実

・糖新生がおきる

糖質を過剰に制限すると、脂肪たんぱく質をエネルギー源にするしかありません。
人間は生きるために糖質をゼッタイ必要としているので、糖質が足りないときには脂肪やたんぱく質から体内で糖質をつくりだすための、
『糖新生』という機能をからだに備えています。
原始時代はいつでも糖質が食べられるわけではなかったため、非常事態用の機能です。

『糖新生』では脂肪やたんぱく質から糖質をつくりだすために、エネルギーをムダに使ってしまいます。

このことから、『糖質を制限していれば、糖新生をおこしてエネルギーをムダ使いするのでやせる』とアメリカで流行った糖質制限ダイエットをする人がふえました。
しかし、これは本来カラダに負担は大きく、そうカンタンには起こしたくない機能なのです。

また、体内に貯蔵されている糖『グリコーゲン』には、グリコーゲン1に対して3〜4もの『水分』が結合しているため、糖質制限によりの体内のグリコーゲン量が減ると、一緒に水分もぬけるため、体重は一時的に減ります。
さらに、筋肉の分解による筋肉の減少もおきやすく、これは基礎代謝の低下につながります。

糖質制限をすれば短期間でみるみる体重が落ちていくのは、このような理屈です。

糖新生は『一時的』にはやせやすい。

・リバウンドする

『糖質制限して糖新生をおこせばやせるならそれでいいじゃないか!』
となりそうですが、そうはいきません。

上記の理屈で、カラダから糖質(グリコーゲン)が減り水分が抜けたとしても、ダイエットが終了し糖質を摂りはじめると水分も再びふえるため、体重はみるみる戻ります。
一生糖質を摂らないならまだしも、後述しますがそれは不可能。

また、筋肉が減少した場合は基礎代謝量が落ちているため、ダイエット開始前より『太りやすいカラダ』に新しく生まれ変わっている、という場合が多いです。

太りやすく生まれ変わった私


・高血糖がおきる

糖質制限でやせるやせないの問題は、実は二の次、たいした問題ではありません。

ほんとうの問題は、脂肪や、肉・プロテインなどのたんぱく質ばかりを摂って糖新生を起こしまくっていると、それにより高血糖をおこしてしまうことです。
(『ソモジー効果』という

また、赤身肉(レッドミート)からの鉄分(ヘム鉄)摂取が、2型糖尿病との相関関係を示したという大規模な統計結果も報告されています。

糖新生時は血糖値を上げるための『グルカゴン』『コルチゾール』『アドレナリン』などが分泌されますが、これらの過剰分泌は『がん』にとってもよくありません。
また高血糖はがん細胞のエサになるので、がん患者にも糖質制限による高血糖は危険だとする専門家の意見も多くあります。

糖新生による高血糖は万病のもと

・毒が発生する

高血糖だけではありません。
脂肪やたんぱく質を多く摂って糖新生をおこしていると、体内にが多く発生します。

●余分なたんぱく質からアンモニア(神経毒になる)が多くできてしまう。
●脂肪から、活性酸素アルデヒド(発がん性あり)、ケトン体などができてしまう。

たんぱく質も脂肪もカラダにとってはめちゃくちゃ大切。
しかし!糖質と同じで摂取量に気をつけていないとカラダには『毒』が多くなることも頭に入れておいていただきたいです。

糖質制限で毒が発生!

次回、
『日本人にケトン体は合わない』
へつづきます。


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