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ジ・ソンシン


4年前にNZで出会った友人たちと再会 inシドニー!!

そのうち一人は一年間のオーストラリア生活(ワーホリ)を終えたところ。出国直前にタイミングよく会えた。彼は自身のオーストラリア生活を振り返り「自分のことが好きになれた」と総括していた。良い影響と気付きをもらい、許可ももらったのでそのこと書きます。

彼がオーストラリアに来た頃、動物園の飼育員の仕事を始めたとインスタグラムで知った。彼が全く経験のない新しいことを始めたその事実だけで応援する気持ちになった記憶がある。再会したら話聞こうと思ってた。最初の3ヶ月は「辞めたい」と思っていたそう。未経験なので、日本語ですら知らない動物たちの名前や知識、専門用語から覚える。動物たちとの信頼関係もゼロからスタート。マニュアルを渡されて「覚えてきて」と言われたそう。ヒィ!


そういえばその頃の彼は「知識も英語も足りてなくてヒィヒィ言いながら生活してる」と言っていた。「慣れてないからストレス溜まるけど、こういうヒリヒリ感に満足もしている」と言ってて共感したなあ。それでも辞めたくなるのは相当大変だったんだろう。てか海外で出会う友人、難しいことをしている時にイキイキするタイプの多さ。そういうところも気が合うし刺激をもらえる!


彼と再会した瞬間は、イキイキした表情やどっしりとした雰囲気に「おっ(何か良い!)」と思った。早速話を聞いて「自信になったし、自分が好きになった」とのこと。すばら。その言葉からその挑戦が彼にとっていかに難しいことだったかを感じた。ありふれた言葉が特別に聞こえるのは彼が言うからだ。説得力。(あ、私がよく知らん人の名言が響かないのはこういうことか!)再会したことで、彼から言葉以外のものを受け取れたことが嬉しかった。と同時にリスペクトを送った。

彼の姿に影響された私は、手始めにずっと先延ばしにしていたジムの予約を入れた。自分の体に不満があるわけではないので優先順位が低かったけど、ずっと心の片隅にはいた。いざ考えてみると「もっとこうだったらハッピー」が出てくるものだ。心身の健康のためにも。体力ももっとつけたいと思っていたところ。ビーチで美ボディ観察しててモチベも上がってたところ。


近所にいい感じのパーソナルジム見つけたので、気が変わらないうちに昨日電話して来週初セッション。同じエリアに興味ある求人も見つけたのでそれもアプライ。オーペアと掛け持ちでやれたら最高。何かを始める時、何かと物事がスムーズで追い風だと自分にとって正解なことしてる気持ちになります。

日本にいると体型を褒められることが多い。AUSにいても「太らなくて羨ましい」と言われる。だけど努力して痩せているわけではないので時々どう受け止めればいいのか分からない。それが自信になっている部分もあるかもしれないけど、努力で手に入れたものよりは脆いものだ。
かつて自分の力で自分を認められるような努力したことがなく、他人に認められることで自分を保っていた私が、たかが数ヶ月モラハラされただけで限界まで自尊心を削ぎ落とされた過去がそれを物語っている。それに気付いた当時の自分には敬意を送る。同じ状態には戻りたくない。
そして、私が魅かれるのは「体重」とか「痩せてる」といった目に見えるものではないのだろう。

私にもここ数年努力して勝ち取った自信がいくつかあった。その一つが、肌!子どもの頃は全身にある湿疹を掻きむしらないように、下着やパジャマに血がつかないように全身に包帯を巻いて寝ていた。痒くて掻いてたら「跡が残ったらお嫁に行けないよ」ってよく言われた。今でもこれ言う親いるのかな。でも私当時から「何言ってんの?」って思ってた。お嫁に行きたいって思ったことも言ったこともないのに、脅しとしてどう機能しているのかが理解不能なので聞き流してた。

今でも背中や腰にはその頃の湿疹の跡が残っている。あの脅しも聞き流してたつもりだけど、20代前半くらいまで誰かと付き合うたびに「脱いで引かれたらどうしよう」と思ってたな。なんでやろ。自分の価値が脅かされてるみたいだった。私が恋愛に消極的だった一つの理由とも言える。ネットや口コミで評判のいいスキンケアには衝動的に飛びついたし、皮膚科にも何度も駆け込み、他人の言葉にも一喜一憂していた。

そんな自分に呆れて、26の時に時間をかけてでも根本的に解決すると決めた。一旦薬に頼るのをやめて原因を探った。ピンときた東洋医学も学んだ。表面的に症状を治すのではなく日々の習慣から少しずつ変えた。行動を変えたら肌も変わった。「私は体質的に肌が弱いのでどうしようもない」と決めつけていたことにも気付いた。

そして、同時期にモラハラや失恋が引き金となり自分の精神と向き合ってたんだけど、その日々の中でいつからか肌が荒れても心があまり揺らいでないことにも気付いた。この効果は想定外なのでラッキー。今は友人と温泉に行くことも、好きな人と付き合うことも怖くない。先日Aussieに肌褒められて「ありがとう、努力してる」と言い切れることも嬉しかった。跡すら誇り。てか今見たらほんと大した跡じゃない。しばらく忘れてたもん。誰にでもあるちょっとした傷跡。

今年は自分の体型にフォーカスしていく。ムキムキは目指してないけど、自分の体が好きって言えたら最高だろうなぁ!ジムの人にもちゃんと伝えなきゃ!
人に認められることが自信になるのは間違いない。だけど土台はこれからも自分で作っていくと数年前自分に誓ったので。今年は体も頑張ろうっと!「脂肪も筋肉もつきにくい」って思ってるけどそれもまた思い込みかもしれないし〜。そんなこと知れるほど大して体作りしてないし〜。やってから言え〜ですね!


自分をもっと良くしたい!と行動するきっかけをくれた友人に感謝した、本当に良い再会だった。そんな彼は日本に帰国すると思いきやハワイに飛び立ちました。This is 類友。彼らしくない行き先だなと思ったら納得の理由がありました、次の再会も楽しみ。今回も「ほなまた世界のどこかで」ってサラッと解散。毎回しんみりしない。我々いつもそんな感じ。

尊敬できる友人がいるって幸せだなあ〜
ではでは〜