学校の宿題

昨日
私が家に帰ると
娘が泣いていました。

「どうしたの?」

と声をかけると
泣きながら抱きついてきました。

娘はいつも笑顔で、
楽しく友達や家族と過ごす子で、
ほとんど泣くことがないため
(目標が達成できなかった際、悔し泣きするくらいです)
何があったのだろうと不思議でした。

少し落ち着いてから
何があったのか聞いてみると、

「学校の宿題がたくさん出たので、
全部終わらないかもしれない
と不安になり、泣いていた。」

と話してくれました。

このとき私が思ったことは、

素直に気持ちを話してくれて
ありがとう。

そして、

なんて誠実な心を持っているんだろう
ということです。

真剣に向き合っているからこそ
涙が出るのだと思います。


私は学校の宿題で
泣いたことはありません。

今思えば、
宿題がでたからやっておこうかな
くらいの感じで、
全く向き合っていなかった
ということに気付きました。

娘の姿から
向き合うことの大切さに
改めて気付きをいただいたので、
私は娘に

「宿題の前に、
今の自分の感情と向き合ってみない?」

と聞いてみました。
すると、

「うん。」

と返事があったので
早速、娘が自分自身と向き合う
環境をつくることにしました。

まずは
宿題をしまってもらい、

つぎに、
自分専用のノート
を用意してもらいました。

そして、
今の気持ちを、
感じたままに
ノートに書き出してもらいました。

「かざる必要はないよ。
どんな言葉でもいい。
きたない言葉だとしてもいい。
自分の身体が出したいと言っている
言葉を書いてあげて。」

とだけ
娘に声をかけて。

全ての感情を書き終わったところで、
今度は、
その書いた内容を自分でよく見て、
感情を一度
身体に素直に受け入れてもらいました。

感情を受け入れたあと、
「今どんな気持ち?」
と聞いてみました。

娘は
「嫌な気持ちがする。身体が重たい。」
と応えてくれました。

つぎに、私は
「その気持ちどうしたい?
ずっと持っていたい?」
と聞いてみました。

すると、
「今すぐ手放したい。」
と応えてくれました。

その応えに対して、
「どうしたら手放せる?」
と投げかけました。

娘は
「やりたい問題からやってみる。
簡単な問題からやってみる。」
など
前向きな言葉を発しました。
自分で解決方向を見つけ出したのです。

もちろんせっかく自分で見つけた道筋なので
ノートに書いてもらいました。

そこで、
「それは自分にできると思う?」
とさらに娘に問いかけてみました。

「うん。私はできる。
前にも多い宿題やったことあるし、
そのときもできたから。」
元気な声で話してくれました。

最後に、
「もう大丈夫そう?重たくない?」
と聞くと

「もう大丈夫だよ‼︎軽くなったよ。
ありがとうパパ。」
といつもの娘の雰囲気に戻って
言ってくれました。

私は心から思いました。
そして娘に伝えました。

「パパこそ、たくさん学ばせてもらったよ。
パパのはなすことを信じて、
素直に聞いてくれて、
ありがとう。
そのうえで、さらに、
『ありがとう』
という言葉までくれて、
こちらこそありがとう。」
と。

【感謝】の気持ちとともに、
人が発する言葉には色々な思いがあり、
そのことに気づくかどうか
また、
気づいたときにどう動くか
で自分の未来が変わることがある
のかもしれない
ということも
感じることができた1日でした。

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