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妊婦の引越し体験談

数ある投稿の中からようこそお越しくださいました。
ゆっくりご覧ください。

さて、今回は妊婦さんにとっての引越をテーマに書かせていただこうと思います。


前の家の話

そもそも、我が家は築30年の年季の入ったアパートで、リフォームなどもされた形跡のないような物件でした。
建具の建付けが悪く、どこの扉もスムーズに閉まらないし、水回りもどんなに掃除をしてもすぐに汚くなります。
この部屋を借りる際、私は反対していたのですが、主人が築年数より広さを選び、入居することになりました。
このアパートの殆どの部屋が単身者向けで、不動産会社から「子供の泣き声は騒音になる」なんて言われていたので、入居当時から『子供ができたら引越す』と夫婦で話をしていました。

妊娠発覚

2022年12月、お腹に新しい命が授かったことがわかり、すぐに主人に引越について相談を持ちかけましたが、子供ができたという事実にピンときていなかった主人はなかなか聞く耳を持ちません。私はこの頃、仕事で精神を病んでいて、感情が不安定だったこともあり、早く引越をしないとと、ひとりで謎の焦りを感じ毎日イライラを抱えながら過ごしていました。

義実家で同居!?

妊娠中期を迎えた頃でした。少し話を聞いてくれるようになった主人から提案されたのは、義母の家での同居でした。
個人的にはうまく付き合えていると思っていますが、一緒に生活するとなると話は別です。特に私は人の目をとても気にしてしまうタイプ。四六時中『良い嫁』を演じないといけないというプレッシャーに加え、隣には義兄家族が住んでいるので四面楚歌な状態になるわけです。そもそもストレス耐性の弱い私がそんなところで生活できるのか…。毎日泣きながら考え、時には実の両親にも話を聞いてもらいました。そんな状況の私を見ても、主人の頭は実家へ戻る事が決まっているかのようでした。

もう振り回さないで!

そんなこんなで、自分の気持ちを押し殺して決心した同居でしたが、ある日突然義母から「同居は○○ちゃん(私)が可愛そうだから辞めよう」と連絡がありました。正直その言葉でホッとしました。でも、この数日、今までにないくらいに悩みに悩んだ私の気持ちや時間を返して!って思ったのも事実です。ママのストレスは赤ちゃんにも影響します。私だけじゃなく赤ちゃんも苦しかったこの数日を思うと、私のために考えてくれたジャッジも、ただ単にそのいっときの感情で口先から出てきただけなんじゃないかと感じ、すごく振り回されているように感じてしまいました。

どうしても地元に帰りたい主人

妊娠後期が近づくに連れて、やっと主人も赤ちゃんのいる生活を考えるようになり、引越への重い腰を上げはじめてくれました。
私の希望は、お互いの実家の中間あたり。でも、主人は地元に戻ることを譲りません。私の地元や中間に当たるエリアは災害があったり治安が良くないという情報を探してきては、それを理由に地元へ戻ることを正当化しました。私は実母によく相談をするのですが、「同居じゃないなら、実家の近くだったとしても自由があるんじゃない?」と言われ、渋々主人の地元方面を許可しました。すると、今までの動きが嘘のように、あっという間に物件の候補をいくつか集めてきて私にプレゼンをしてきました。

いざ荷造り

新居が決まったあとはもう自分の仕事は終えたとばかりに、引越し業者の選定は私に丸投げです。見積もりは必ず訪問で見てもらえという指示だったので、私は素直に従い、数社に来てもらいました。
引越し業者を決めて、荷造りをする際、私の両親から主人へ「身重なんだから、あまり動かさないように」とお達しがありましたが、主人は自分の部屋だけ整理して、他は臨月間近の私と見かねた実母で準備をしました。幸いにも母子ともに何事もなく過ごせましたが、屈んだり物を運ぶことは流石にしんどくて、ベビーに何も影響がないか、毎日不安でした。

荷解きと里帰り準備

新居に移ってからの荷解きも殆ど私の仕事でした。流石に重たいダンボールを移動させたいときは手伝ってもらいましたが、主人は自分のものを片付け終えると自室で仕事に取り掛かります。仕事だから仕方ないにしても、もう少し手伝ってくれてもいいのにと悲しくなってしまいました。結局いつも私が我慢するんだなと…

そんな私は荷解きと同時に、里帰り出産のための準備もしなくてはなりません。ある程度荷造りのときにそれ用のダンボールを作ったのですが、追加するものもあったりして、実家に持ってくるのを忘れたものがいくつがありました。

ダンボールに詰めきれなかった里帰りグッズはキャリーケースで運ぶことになり、帰省当日は私の実家まで付き添って荷物も運んでくれました。(だいぶ渋々といった感じですが)

そんな感じで、妊娠してから臨月までの引越しに係る我が家の様子でした。

まとめ

私にとって臨月間近の引っ越しは、ストレスとの戦いでした。それも肉体的なものではなく精神的なストレスです。パートナーが協力的じゃなかった事がなによりの原因かと思っています。でも、引越自体は私が臨んだことで、その気持ちをくんでくれた事には感謝していますし、赤ちゃんが生まれたあと、以前の部屋よりずっと衛生的な環境で育児ができる事に安心しています。
今後心配なことといえば、私が怒っている事が多かったので、赤ちゃんも怒りっぽくなってないかというところでしょうか。

引越を検討している妊婦さんへ

妊娠中でも引越はできます。ただ、周りのサポートはかなり必要です。我が家のようにパートナーが非協力的だったりすると、本当なら控えたほうがいいです。でも、産まれてからではもっと動けなくなるのも事実。引越しの目的がどこにあるのかを見定める事が重要だと思います。
そして、くれぐれも無理をしないで、休み休み準備をするようにしてください。
なによりもママとベビーの健康がいちばん大切です。


おわり


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