ドリム・チャイ

音として言葉にするのは苦手のため、心の想いをそのままここに

ドリム・チャイ

音として言葉にするのは苦手のため、心の想いをそのままここに

最近の記事

わたし

あんなに愛情深い人間だったのに、それがわたしの救いだったのに、生きれば生きるほど生きることが苦しくなって、やめたくなって、人間嫌いが悪化して、口が悪くなって、自分自身を嫌いになった 言葉を大切にしていたはずなのに、黒い言葉を軽々しく使うようになっていた そんな人間には育ってほしくないとままはきっと思っただろうな そんな人間になってしまったよ ごめんね… 大好きな人も傷つけて、自分の大事な感情は大切な家族には話せなくて、涙を見せるのが恥ずかしくなって、涙を流す時はひとりに

    • 短編の息

      急遽、この想いをすぐに何かに書き留めておかなければという気持ちになった。忘れないうちに、忘れてはならないことを、早く。 — 短編小説、を、読んでいるとき、 その中の一つの物語に入り込んでいるとき、 そこにいた男の子の日々と彼自身の世界にわたしも一体となって、その世界がわたしの今の全てになった。 もうわたしは彼の気持ちや彼の繊細な心の動きにわたしの中の鼓動も同じ線を辿ってしまって、彼なしでは息をできなくなる。 けれど、けれども、次の物語に入ったとき、わたしの中の全てには

      • 愛への距離

        親友に彼氏ができたらしい。 久しぶりに電話がかかってきて、何があったんだと尋ねたらそういう報告がてら近況を、といったようで。 彼女の新鮮な恋の話を聞いていたら、これが幸せの音かと思った。と同時に、今年別れた元カレのことを思い出した。わたしが彼と付き合っていた頃の生活と重なり合うものを感じ、そして淡い光景を簡単に思い浮かべることができた。 彼と別れてからのわたしは、安っぽい話に出てくるような、人をなかなか好きにならないといった理解しがたい現象が訪れている。そのせいで

        • おたんじょうび

          今日はわたしの誕生日。 無事に、21歳になりました。正直なところ、わたしが21年も生きてきたことに自分のことながらとても驚く。そんなに生きられた事実が信じられない。 これまで生きてきた中での思い出せるだけの記憶を思い起こしてみたら、わたしそれなりに生きてきたなぁと思った。 何も出来ていないって常々思うけれど、それでもやっぱり、生きていたなぁとは思う。 わたしは、幸せの中で、息をして、どくどくしながら、月を見てきた。 愛されて、愛されて、たくさん愛されて、生きて

          深夜の悲しい気づき

          大好きだったあの人との別れとか、わたしはどうしてこんなにも受け入れられるんだろうって思った。でも、さっきちょっと分かった。 きっと、これまでに心から大好きで大事な愛する人とお別れしてきたからだって思った。ままとロッタ。心から好きで、好きで、たまらなく好きだった人と、もう一生会えない別れをした。立て続けにした。だから、離れることへの抵抗感がそれほどないんだって思った。 慣れてしまったんだ。慣れなのか、慣れにしようと、心がわたしを守るためにそうさせてくれたのか。別れた事実

          深夜の悲しい気づき

          小さな魚への大きな過ち

          水族館に、お客さんがこぞって見るような人気の魚とかいるじゃないですか、大きな水槽に入ったりして、泳いでいるじゃないですか。絶対的にそうなので、「〜じゃないですか」という表現を用いましたが、本当にそうじゃないですか。 わたしが一年くらい前に水族館に行ったとき、わたしそういう、大勢の人が注目してその魚を見るために来た、みたいな集団がとても怖いなって思ったんです。 何かに取り憑かれてしまったかのように一つの水槽にへばりついて感嘆の声を上げてみんなで同じ顔をしながら同じ輝きを目に

          小さな魚への大きな過ち

          真夜中、枯れた花

          すごい好きだった人とお別れ話をしていた夜、その日が一緒に過ごす最後だった夜、あの人に言われた言葉で、わたしはこの人とは恋をすることができないのだとはっきりと分かった。 出会った頃や付き合った当初はお互いのことをまだ全然知らなくて、何をするにも自分の手で縁取りをするかのように慎重に観察しながら様子を伺って距離を詰めていた。 どんな時でも、わたしは"慎重に" "丁寧に" "温かく" が自分の中から抜けなかった。適度に扱うやり方が分からなくて、自分の中にある大切で柔らかいア

          真夜中、枯れた花

          シンキング・サルディウス

          生きてると色んなことを感じるし、色んな言葉で響くけど、どんどん忘れていって自分に何も残っていないということが怖いと思った。 なので、ちゃんと文章に残して自分の心の想いを絶対に離さないように記録することにした。 自分は常に頭の中で会話をしたり一人で喋ったり、喋るというか語っていたり語るつもりないのに文を組み立てていたり、そんなことをしているから綴りたいことが割とあって。 でも、心の繊細な声に関しては文章に起こすのは結構難しいところがある。もう心の声同士でしか話すことができ

          シンキング・サルディウス