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日曜のコーヒーの淹れ方と平日に美味しいコーヒーを飲まない理由

高校生の時からコーヒーを飲んでいて、気づけばコーヒーが生活の一部になっていたけれど、正直かなり適当に淹れていた。そんななか、先日コーヒー講座を受ける機会があった。テイスティングや豆の種類に関する講義、そして「美味しい淹れ方」を学んだら、休日のコーヒーが特別なものになった。

講座で学んだことの1つに、「コーヒーの味の70%は豆の品質で決まり、残りは焙煎と淹れ方で美味しさが変わる」という。料理と同じで、良い素材を美味しく調理し仕上げる……ということだ。

「良いコーヒー豆」の定義は様々だけど、コーヒー豆の質を表すコーヒーピラミッドの上層部にある「スペシャリティコーヒー」だと外れないという。そしてコーヒー豆は鮮度も大切なので、焙煎所でスペシャリティコーヒーを豆で買うことを薦められた。

しかし、良い豆は高い。そしてちゃんと淹れたコーヒーは適度に濃いから味わって飲みたい。正直、仕事をしながらスペシャリティコーヒーを飲むのはもったいないと思った。そこで私は、美味しいコーヒーを休日だけ飲むことにした。そうしたら平日も休日も、コーヒーを楽しめるようになった。

平日に美味しいコーヒーは飲まない

私が仕事中にコーヒーを飲む理由は、気分の切り替えとカフェインを入れて目覚めた(気になる)ためだ。パソコンに意識が向いているので、正直味はそこまで気にしてない。だから仕事中にスペシャリティコーヒーを飲むと、なんだか損した気分になる。ちゃんと味わえないからだ。

だから平日はこれまで通り「まぁまぁ」なコーヒーを飲み続けることにした。インスタントよりは美味しいけど、薄くてまぁまぁな味のコーヒー。仕事しながら飲むなら、それくらいがちょうどよかったりする。

まぁまぁコーヒーの淹れ方

平日は成城石井の500g 1300円程のコーヒー豆を使う。軽量カップ1杯弱を機械でがーっと挽いて、ヤカンからお湯をじゃーっと注ぐ。お湯を注ぎながら朝の家事もする。そうしたら、概してまぁまぁなコーヒーができる。

これをマグボトルに入れて仕事中にガブガブ飲む。薄いからいくら飲んでも大丈夫だし、仕事に集中してコーヒーを味わえなくても損した気分にならない。

丁寧に淹れたら、きっとこの豆も美味しいはず

休日はとても美味しい一杯を

一方で休みの朝は丁寧にコーヒーを淹れて、ゆっくり味わう。使う豆は焙煎所から購入した100g800円の豆。平日コーヒーより3倍以上の値段だ。

これを計量して(マグカップ大サイズなら19~20g)、ハンドミルで挽き、ゆっくり淹れる。ハンドミルだからといって味に大きな違いはないらしいが、挽く行為そのものが特別なかんじがする。

ちゃんと測ったら意外と豆は必要だと知る

淹れるときは平日のようにヤカンからではなく、移し替えてお湯の温度を下げてから。私は急須を使っているけど、先の細いドリップケトルが入れやすいらしい。お湯の量も大切で、コーヒー豆20gの場合は300mlが目安。

淹れる時間にも気をつける。ちゃんとタイマーで蒸らし時間を測り、3-4分かけてじっくり淹れる。このとき、コーヒーの湯気と香りを眺めてぼーっとする時間もまた良い。

こうしてちゃんと淹れたコーヒーは、適度に濃くて味わい深い。この丁寧に淹れたコーヒーを飲みながら本を読んだり、考え事をしたりする時間が休日の楽しみになっている。

コーヒー講座のすすめ

今回は取り上げなかったが、コーヒー講座では様々な豆を飲み比べるカッピングやフィルターの違いによる味比べなどが体験できて、コーヒーの楽しみ方が一気に広がった。

あとは近所に良いコーヒー豆の焙煎所を見つけること。生活の楽しみが1つ増える。上述のように良い豆は週1,2回しか飲まないので毎月行く程度だけど、毎回違う豆を選んだり、焙煎所の人とおしゃべりしたりする時間が楽しい。もし今後、引っ越すとなったら「良いコーヒー豆焙煎所が近くにある」ことは必須になりそう……


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