読書感想文 No.1「校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術」

校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術(毎日新聞校閲グループ/毎日新聞出版)

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私たちは紙面を守る「ゴールキーパー」とも言えます。

誤りを見逃す=失点しても、自ら点を取りに行って挽回するようなことはできません。

けれど、0点に抑えることはできる、負けない試合をすることはできるのです。

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数年前にTwitterで毎日新聞校閲グループのアカウントを見つけた。

誤ってアプリを消してしまったタイミングでTwitterをすっかり見なくなってしまったので、

その存在を忘れていたが、当時はこのアカウントにどハマりしていた。

とにかく毎回、内容が面白い。私はやはり言葉や日本語が好きだと再認識させてくれた。

大学で言語学を学んでからは、正しい日本語に特にこだわるようになったと思う。

その後仕事を通して、

正しい日本語にこだわらない、または正しくないことに気づかない人が世の中には沢山いて、しかもそれが圧倒的多数派であることを知り、

また、世の中には似たような漢字が沢山あること、それがWordのフォントによるものなのか、はたまた全く異なる漢字なのか、気にし出したらキリがないことを知った。

そんな最中にこの本の存在を知ったものだから探しに探して、一日中歩き回ってようやくゲット!

Twitter同様、内容はもちろん面白い。(目次を見ただけでワックワク)

しかも読みやすい、わかりやすい。

あー、それ、私もめちゃくちゃ気になる!

という内容ばかりで、あっという間に読み切りました。

あーいつか校閲の仕事がしたいなぁー

※個人的には今、「い抜き言葉」と「させていただく言葉」が気になって気になって仕方がない。

例)持ってる→持っている

例)再入荷させていただきました→再入荷いたしました、ではダメなの…?私はお客様に対して再入荷をさせてもらう存在…?

などなど。

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