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漫画版『仮面ライダークウガ』第11、12巻~神のいない虚無的世界で人はいかに生きるのか?~
漫画版『仮面ライダークウガ』も12巻まで出て、いよいよ折り返し地点に突入したようだ。 https://note.mu/a1fa_01mg/n/n0eb41fe1f79c 前回まで「未確認対策監視委員会」…
真希波・マリ・イラストリアスと駿河哲也。究極のソロプレイヤーとその限界とは? 〜シン・エヴァンゲリオン、仮面ライダークウガ(漫画版)〜
シン・エヴァンゲリオン(又はエヴァンゲリオン 新劇場版シリーズ)に置ける真希波・マリ・イラストリアスは理想的な意味での現実主義者である。
巷でも色々言われている通り彼女はエヴァとゆうか庵野世界の外側の住人である。
彼女はエヴァ世界のシンジやアスカやゲンドウ、ミサトあるような幼少時の家族とのトラウマもないし、承認欲求も求めていない。
彼女にあるのはチルドレン(エヴァの操縦者)である立場を巧みに
装甲騎兵ボトムズ ペールゼンファイルズ ~情報省次官ウォッカムの敗北から何を持ち帰るか?~
この間、サロンのあるメンバーさんとのトークでダグラムとかボトムズとかの高橋良輔監督の話が思いの他、盛り上がってしまったのでここ数日、玩具やプラモを引っ張り出して、ボトムズを少し観ていた。
多摩地区の稲城長沼に建てられた1/1等身大スコープドッグは例の騒ぎが長引いてるせいで観に行く機会が作れないのだけど、スコープドッグやAT(アーマードトルーパー)のデザインは大河原邦男氏の最高の仕事の内の一つと思
漫画『仮面ライダー913』の連載が始まったので、改めて絶対孤高のライダーカイザこと草加雅人について思う所を述べてみる。
去る9月13日、仮面ライダー555好きとしては定番となった、仮面ライダーカイザこと草加雅人を愛でる日、通称カイザの日があった。
今年は草加雅人役の俳優の村上幸平さんが多忙のためか、いつものイベントがなく少しピンと来ないと言うかパワー不足感が否めなかったのだけど、555のスピンオフ漫画として『仮面ライダー913』の連載が発表され少しだけ555ファン界隈でどよめきのようなものがあったように思う。(あ
漫画版『仮面ライダークウガ』第11、12巻~神のいない虚無的世界で人はいかに生きるのか?~
漫画版『仮面ライダークウガ』も12巻まで出て、いよいよ折り返し地点に突入したようだ。
https://note.mu/a1fa_01mg/n/n0eb41fe1f79c
前回まで「未確認対策監視委員会」を立ち上げ、プロテクトスーツ「G3」の開発のために五代雄介と一条薫を抱き込んだ新谷ケイの手腕は見事だと言わざるを得なかったが、どうやらここに来てボロが出たようだ。
新谷は自身の好奇心からか、椿
コードギアス 復活のルルーシュ ~赦しと贖罪の物語とそれらが取りこぼしたもの~ ※ネタバレ全開
先日公開された、『コードギアス 復活のルルーシュ』を観た。
とりあえず、作品の概要については以前上げた記事でも説明しているので、ここではTVシリーズ終盤のラスト5話のゼロレクイエムについて語った後で続編である今作で何が果たされて、そして何が果たされなかったのかを語っていきたい。
今回改めて観直して気が付いたのが、TVシリーズでは頻繁に『嘘』という言葉が必要に使われることだ。
ルルーシュ自身がブリ
【PLANETSCLUB】コードギアス 復活のルルーシュ鑑賞会報告
どうも、本田憲弘です。
去る2月10日、PLANETSCLUBメンバー向けに『コードギアス 復活のルルーシュ』の鑑賞会が行われました。
当日は3部構成で、1部は新宿のルノアールの会議室で大まかに作品概要をレクチャーし参加者の質問に私が解答して、2部が映画本編を鑑賞した後、3部で感想&総括会をしました。
やはり10年前にムーブメントを起こした作品ということもあり参加者に女性ファンが多いのがこの作
【PLANETSCLUB メンバー向け】コードギアス視聴ガイドライン【2月10日(日)鑑賞会】
どうも、本田憲弘です。
この度、藤田さんからの提案で2月10日(日)に劇場アニメ『コードギアス 復活のルルーシュ』の鑑賞オフ会を行うことになりました。
あまりサブカルチャーに詳しくないメンバーさんのためにこの記事では簡単な視聴ガイドラインを書いていこうと思います。
まず『コードギアス 反逆のルルーシュ』は06年の放送されたロボットアニメで、当時の仮面ライダー龍騎、デスノートなどの社会から大きな
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』 〜少年の成熟の可能性を問い直す〜 その1
ロボットアニメというのは本来、少年の成長願望の捌け口として存在してきた。
古くは横山光輝の『鉄人28』や『マジンガーZ』父親から授かった遺産(前大戦の不の象徴)を未熟な少年である所の金田正太郎、兜甲児が如何に正しく力を行使して(仮想の)成熟を測るのか?
そのコンセプトを一歩推し進めて展開したのが、あまりにも有名な富野由悠季による『機動戦士ガンダム』であろう。
宇宙世紀という架空年代史を設定して、偶
漫画版『仮面ライダークウガ』五代/一条VS翔一/駿河 心理的葛藤。※大ネタバレ注意
月刊ヒーローズで連載中の漫画版『仮面ライダークウガ』
平成仮面ライダー第一作目であるクウガ、プロデューサーである高寺成紀の牧歌的で人間賛歌的な世界観と当時の世相に合わせたヒーローの再定義を果たしたこのシリーズを『アギト』『555』で知られるプロデューサー白倉伸一郎、特撮界の重鎮である脚本家井上敏樹の両コンビが大胆な再解釈したことで少なからず衝撃を与えている。(?)
今月発売される第10巻と今