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ACIDMAN「SAI」2022 DAY2 メンツ強すぎて休む暇なかった

ACIDMAN、25周年おめでとうございます!

SAIの2日目に参加。メンツ的には1日目も大変魅力的なのだが(ドーパン見たい!再結成後まだ見れていない)、体力的なことも考えて2日目のみ。

素晴らしいイベントでした。主催が明確な意図をもって大好きな仲間達に声をかけて成り立つイベントというのは本当に尊いものだなーとしみじみ。主催から参加バンドやお客さんへの愛、参加バンドから主催への愛、お客から主催や参加バンドへのリスペクトが感じられるの、幸せな気持ちになるよね。

いつ休めば?っていうメンツ、せっかくだから皆見たいと思った結果、お昼ごはんはこれになりました。晩御飯は、ミスチルとACIDMANの間にかき込んだよ。この時間帯は店も並ばないしね。

各バンドの感想をさらっと。

THE BACK HORN

ACIDMANとバクホンは長い付き合いというイメージ。ストレイテナーも入れた3バンドでの「THREE for THREE」もやっています。マツが「ACIDMANとは、対バンをしたり、打ち上げしたり、打ち上げしたり、打ち上げしたり…(笑)」ってMCしていました(笑)

朝10時から「刃」のテンション、さすが。バクホンって、私の中で朝イチのイメージあるな。ビバラや風とロック芋煮会でも早いイメージ。トップバッターが似合う、頼もしい。

「空、星、海の夜」をやってくれるとは思わず嬉しい。もしかしてACIDMANだから、「星」の曲を入れたのかな?相変わらず「コバルトブルー」のイントロは死ぬほど滾ります。

sumika

そうそうたる顔ぶれの先輩の中に放り込まれて、ちょっとプレッシャーではなかっただろうかと勝手に心配。私はXIIXの大ファンなので、サポートベースがすってぃ(XIIXの須藤優)かどうかという点が気になって仕方なく、果たしてすってぃだったので大喜び。

片岡くんの最初の挨拶によれば、高校時代からACIDMANは憧れの存在だったようで、感激が伝わって来ました。ACIDMANに教わったこととして、「哲学と美学を持つこと」っていうMCをしていて良かったな。

明るい曲が多いイメージだけど、私はしっとり色っぽい「Summer Vacation」が大好き。すってぃのベースにも聞き惚れてしまう。ゆらゆらスウィングできて最高に気持ち良かったです。ラストの「Shake & Shake」では会場が温かい空気になってたな。

the band apart

フルバンドで見るの久しぶり、嬉しい。リハを長めにやってくれて楽しい。尺いっぱい使ってしまったため、引っ込むのもなんなのでこのままステージにいます、ということでゆるっとしたスタート。いいねぇ。

しょっぱなから「Eric.W」でテンションアップ!「higer」聞いたの久々だな。最新アルバムを聞けていないので、新曲「The Ninja」を初めて聞いたのですが、バンアパ特有のアンサンブルがありつつ、ちょっと新しい風(手拍子)が組み込まれていて新鮮でした。こういうバンアパも良いな。

荒井さん、「あんた達、一体誰なんだって思ってるかもしれないけど」っていうお得意の自虐MCを。あの頃からロックシーンが好きな人達からは絶大な信頼を得ているバンドだし、このイベントにバンアパがいてくれて嬉しいよ。

マキシマム ザ ホルモン

お客さんみっちり。ACIDMANとは同世代だけど意外と対バンしていないらしく(確かにイメージない)、「塾の友達の誕生会に呼ばれたみたい」とナヲちゃんが言っていました。うまい(笑)

9月の「BAND OF FOUR -四節棍-」の時も思ったけど、ホルモンはお客さんを巻き込むパワーが尋常ではない。理屈抜きで沸き上がるものに突き上げられて騒ぐ快感。四節棍で1年分のヘドバンしたかなって思ったけど、追いヘドバンしてすっきりー!この前は「メガラバ」やらなかったので、十数年ぶりに聞いた気がする。楽しかったわー。

ミスチルパイセンとの対バンだからこそのMCも笑った。MC詳細は速報レポに↓

BRAHMAN

四節棍の時と同じく、巨大な会場の特性を生かしてスクリーンの演出。客席が一気にブラフマンの世界に引き込まれるの気持ち良い。

そして四節棍の時と同じく、「今夜」の途中から細美さんが登場してデュエットと言う嬉しいルーティン。そう言えばThe LOW-ATUSのライブ一度も見たことない。見たいと思った時には既にツアー完売なことあったなぁ(情弱)。1stアルバム好きなのよ。2人のデュエット好き。
「ANSWER FOR…」では大木が登場してびっくり。レアで盛り上がりました。

いつも真剣な内容を語っているイメージのMCパート(最後の曲)で、真面目くさって「たった一度きりしかない人生で、三度だけ見た。大木の帽子の中」と発言した時は場内爆笑だよ。そう来るとは思わなかったわ。

宇宙や帽子をネタにされがちなACIDMAN、愛されてるなー。

ASIAN KUNG-FU GENERATION

前半を「君花」「リライト」「ソラニン」という王道で、後半を「You To You」「荒野」「Be Alright」という最新のアジカンで攻めるセトリ。後半3曲は、ツアー「プラネットフォークス」でやっていた曲。すごく潔くてかっこいいセトリじゃないか。前半は「お望み通りの曲やってあげるよ」、後半は「ここからは今俺たちが一番やりたいことだから聞いて」、って言われているみたい。私はもうフェスで「リライト」やらなくていいと思っている派なので、後半の突き放し方に爽快さすら感じました。

いつまでたっても王道のアジカンは好きだけれど、新しいアジカンを知れば知るほど、最新のアジカンに感動している自分がいることに気づきます。近年はアジカンの曲から包み込まれるような父性を感じる。
「Be Alright」は、ツアーのラストでもやっていたけれど、もはや「ゴスペルなのかな?」っていう神々しさと癒しを感じます。ゴッチがハンドマイクでステージを駆け回っているのも、なんかぐっと来るよねぇ。

ELLEGARDEN

「Fire Cracker」始まりでした。アルバム「ELEVEN FIRE CRACKERS」にあまり思い入れがないので、「Fire Cracker」「Space Sonic」「Salamander」あたりが1曲目だと、「イベントのセトリだなぁ」「世間はこのアルバム好きなんだろうなぁ」と言うねじ曲がった思いがよぎるめんどくさい古参です。(「四節棍」では1曲目が「Supernova」だったのでガン上がり。)

「四節棍」でやらなかった「風の日」に涙がじんわり。エルレガーデンの音楽は私の心と体の一部になっているので、エルレの音を浴びると無条件に血が騒いで満たされます。なんか細美さん声の調子良さそう。ツアーの真っ最中だもんな。いいなぁライブハウスツアー。

ありがたいことに復活ライブは見れたし、NANA-IRO、フジロックなどでもライブを見ているけれど、いずれも超でっかいキャパの会場です。果たして私が再びエルレガーデンをライブハウスで見ることができるのだろうか。さいたまスーパーアリーナのスタンド席、あまりにも遠い。

ノスタルジーに浸っていて、新曲やるかどうかの頭がなかったので、最後に最新曲「Strawberry Margarita」をやってくれてテンション上がりました。じんわりと温かいものが心に流れるような感覚。
次はライブハウスで遊びたいよ細美さん!

ELLEGARDENについての思い(私のひねくれ具合)はこちら。

10-FEET

10-FEETのステージは、いつも肩の力が抜ける気がします。彼らが自ら道化師になって、見ている人の肩をポンポン叩いて、脱力させてくれるような優しさを感じる。今日の「RIVER」は、埼玉だからか「荒川」「入間川」が混ざっていた(笑)前回のSAIでACIDMANのコスプレしてステージに飛び入りしようとしたら警備員に止められたそう、こんなの10-FEETしかできないかもね。

「ライオン」の最中に、ACIDMANの「ある証明」にマッシュアップのようにナチュラル切り替わったのがめちゃくちゃかっこ良かったです。確かにこの2曲、コード(?)が似ているなぁ。

「自分に自信がなくても、俺がついてるから大丈夫って惚れた人に言えないと」っていうMCがTAKUMAらしい。そんなこと言う人、今時あまりいないからかな。

Mr. Children

呼び込みのMCに、豪華にも俳優の斎藤工が登場(「ディーン・フジオカです」というつかみのボケあり)。ACIDMANとは長い付き合いだそうです。

ミスチルを見るの20年ぶりぐらいかもしれない。当時ファンクラブに入っていた友達に誘ってもらって、何度かワンマンツアーに行きました。まだそんなに大きくない会場だったと記憶しています。「Atomic Heart」の頃のはず、と言うことは30年近く前かも???(チケットも何も残っていないのが悔やまれます)

4人ともあの頃と変わりない、パワフル。桜井さんの圧倒的な声量にびびる。ホルモンの時と同様か、それ以上に客席がパンパンだったけど、全員がミスチルに惹きつけられているのがわかります。

国民的なスーパースターが、「ACIDMANに声をかけてもらって嬉しいです!」と言っていることが不思議。このフェスに出てくれていることがすごい。スぺシャの「モンスターロック」にACIDMANがゲストで出ていた時、「ミスチルに出演OKもらって泣いた」と大木が言っていました。それぐらいのことだよなぁ。

そしてさすがスーパースター、桜井さんの観客の心の掴み方が上手い。太陽みたいな笑顔とオーラで、お客さんと対話してくれる。この日は会話レベルであれば声出しOKだったので、ルールを逸脱しない程度にね、と言う桜井さんの言葉で、「HANABI」でお客の「もう1回~」が会場に響いたのはなかなかの光景でした。

スターなのに気取らず、お客を引き付ける圧倒的なパフォーマンス、そして田原さんのギターかっこ良かったなぁ。

ACIDMAN

最後を飾るのはもちろん主催のACIDMANなのですが、これだけのつよつよメンツを集められるだけあって(大好きなバンドに声をかけたとのこと)、最強のステージでした。

「FREE STAR」で、たまアリに輝くでっかいミラーボールが素敵で。会場の装飾が、ACIDMANらしく9つの惑星のオブジェが天井から吊り下げらていたんだけど、大きな会場のキラキラした演出がひときわ似合うなぁ。さすが宇宙バンド。

何より「廻る、巡る、その核へ」にめちゃくちゃ引き込まれました。ロックバンドが映像を背負って演奏することの意味を証明している。音楽と映像が一体となった迫力、説得力。ちょっとしたショートフィルム見ている気分で、会場中が圧倒されているのがわかりました。

「and world」発売あたりに(大昔過ぎる)1度だけワンマンライブに行ったことがあって、その時もスクリーンを使った演出が効果的でインパクトがあったんだけど、それを思い出しました。からの「ALMA」の流れが好き。「ALMA」ではリアルに星(コースターサイズの星型)が降って来たのが美しかった。アリーナにしか降らなかったので、スタンドの私はゲットできなかったけど。

ゴッチの日記にあるこの星。

大木が、自分たちの周年イベントでもあるけど、出演者をもてなそうという気持ちも強かったと話していました。そう言えば、1日目に出演したストレイテナーのホリエくんが、ファンコミュニティ(ホリエ堂)の配信ライブでSAIのことを話していて、まさに「ACIDMANの出演者をもてなそうという気持ちがすごかった(ケータリングや楽屋など)」って言っていました。こういう偉業はどのバンドもできるわけではないと思うので、ACIDMANが積み上げて来たものの素晴らしさを感じます。

ACIDMAN、25周年おめでとうございます!(2度目)

最後は、出演者全員出て来て集合写真。TAKUMA、ナヲちゃん、ダイスケはん、細美さんが大木スタイル(ハット着用)で登場して会場が笑いに包まれる。トシロウさんが桜井さんにハットを被せる場面もあり、さすがトシロウさんだよ(笑)

ナヲちゃんほんと面白いなー(笑)

晩御飯は、ミスチルとACIDMANの間にかきこんだ。「塩やきそば」、麺がラーメンみたいだった。美味しかった。もうちょっとゆっくり味わいたかったけど!

この日は、「Atomic Heart」の頃に私をミスチルライブに誘ってくれて、なおかつエルレやアジカンのライブを一緒にたくさん見て来て、かつバンアパ・ホルモン・テンも好きで、ブラフやACIDMANのライブもたくさん見ている友人が誘ってくれたこともあり、参加を決めました。このラインナップはまるで彼女のためのメンツだよ、ミスチルが発表された時はすごいと思った(笑)
とても楽しかったです、チケット取れて本当にラッキー、誘ってもらって感謝!

お土産にもらった花火。もったいなくて使えないかも

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