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Web制作会社で採用成功するために必要なたった一つのこと。

京都でWeb制作事業を行う企業様の採用支援をさせていただきました。

2013年にパーソルキャリア(旧インテリジェンス)に入社して、10年間ずっとエンジニア採用の支援をやってきましたが、Web制作会社様の支援もかなり多かったなという印象です。
Web制作会社様で採用成功するために重要なポイントがあります。

-Web制作会社で採用が苦戦する理由とは?

それは「差別化が難しい」ということです。
ここで言う差別化とは、「事業上での差別化」を指します。

Web制作会社の一般的なビジネスモデルは、クライアントのWebサイト(ホームページ、コーポレートサイト、キャンペーンサイトなど)やランディングページ(LP)の制作を請け負うことです。

そして、各社Webサイトなどの制作実績を見ても、外見=デザインだけを見てもその道のプロでないと大きな違いがわかりません。
Webサイトにモーションなどが入っていて、動きがあるサイトなどであればまだ違いがわかるかもしれませんが、そのようなサイトばかりではありません。

また、ノーコード系のサービスも増えてきていますので、Webサイトの制作などをプロに頼らずとも自分で作れてしまう時代です。
なぜプロに依頼するのか?というWebサイトの中身である企画力やノウハウなど、目に見えないものを言語化することも中々難しい。

この「事業上での差別化が難しい」という問題は、「採用上での差別化が難しい」にも直結します。

そのため、Web制作会社様で採用成功するためには「差別化」を考えることが最も重要です。


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-差別化ポイントを作るために必要なこと

では、どのように差別化を考えたらいいのでしょうか?
例えばこんな流れです。

・対象とする業界はどこか?
(特定の業界に特化しているか?業界は絞らずに広くやっているのか?など)

・対象とするWebサイトの内容は何か?
(コーポレートサイトが多いのか?キャンペーンサイトが多いのか?LPが多いのか?など)

・対象とするサービスは何か?
(Webサイトなのか?LPなのか?+@で何かあるのか?(例えば広告支援、Webマーケティング支援など))

・規模感はどれくらいか?
(大型案件が多いのか?小さな案件をたくさんこなすのか?)

・商流は?
(クライアントからの直接案件なのか、代理店経由が多いのか?)

・制作プロセスでの違いはあるか?
(企画に特化していて制作はパートナーに依頼している、独自の制作プロセスがあるなど)などなど

自社の事業上での差別化となるポイントを振り返ってみてください。
「なぜ自社がクライアントに選ばれているのか?」が「採用で自社を選んで応募してもらえる理由」になります。

自社の事業上での差別化となるポイントは一つではないでしょう。
大事なことは、差別化となるポイントを組み合わせてストーリー化すること。
「ストーリー化するということは言語化する」
ということにつながります。

-差別化ポイントを作るためのプロセスとは?

例えば、特定の業界に特化している場合は、なぜその業界に特化しているのか?
その業界と取引が始まった背景や理由を深掘りしてみます。
その背景や理由を深掘り、将来的にもずっと同業界で事業展開できる採算はあるか?なども深掘りしてみます。
その業界の今後の市場成長率(PEST分析)やSWOT分析、3C分析などから、市場の今後の変化なども鑑みて、その中で自社が選ばれ続けられる要因などがあるかどうかなども考えてみます。

また、コーポレートサイトに特化している場合はなぜコーポレートサイトに特化しているのかを深掘りしていきます。
コーポレートサイトに特化しているからこそ、得られたことは何か?
今後コーポレートサイトのあり方は変わっていくのか?変わっていく中で今後クライアントから求められることは何か?求められることに対して提供できるものはあるか?などを考えてみます。

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差別化となるポイント=点を組み合わせて、線=ストーリー化する。

・差別化ポイントを分解してみる。
・差別化ポイントを差別化ポイントを組み合わせてみる。
・現状の差別化ポイントと今後(=未来)差別化ポイントとなりうるものを時間軸で考えてみる。

-差別化ポイントをどのように表現するか?

これらを考えてみると以下のようになります。

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当社の特徴は◯◯です。
なぜなら◯◯という強みや◯◯というきっかけがあり、◯◯というノウハウがあるので、クライアントから選ばれています。
この強みを活かして、今後は◯◯というサービスや展開をしていきたいと考えています。
今後市場としては◯◯という方向にいくため、クライアントニーズが◯◯から◯◯にシフトしていくと考えています。
◯◯にシフトすることで、当社としては◯◯という強みと◯◯を新たに武器にして事業をしていこうと思っています。
そのために◯◯というポジションの採用を行う必要があり、◯◯というスキルや◯◯というマインドを持つ方を募集しています。
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ここまで細かく考えられると、明確に差別化ポイントが言語化できています。
採用は事業場の差別化ポイントと大きく関係してくるので、人材要件だけを考えるのではなく、採用をしたい人物像にどのようなポイントを訴求するのか?を考えられないと採用することは中々難しい。

逆に言うと、事業場の差別化ポイントを考えられると採用は必ずできるとも言えます。
そしてその差別化ポイントをどのように表現をするのか?も考えられれば最強です。

-差別化ポイントを表現する方法は自由であって良い。

例えば…オウンドサイトやブログサイトを作って伝える方法です。
より具体的に、リアリティがあり、文章だけではなく写真なども活用して温かみを持って伝えられます。

是非こちらもご参考にしてください。

求職者は、その会社の「リアル」を知りたいのです。
「リアル」を伝えるための方法はアイデア次第でいくらでもあります。
自社を表現したりPRするための手段は自由であって良い。

自社らしさを作ることが差別化ポイントを作るということと同意義です。
それは自社で自社を見つめることと客観的に自社の強みを見つめることの2つが重要です!

お問い合わせはこちら(@hamadaysk)から!
もしくはこちらから!


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