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[7]入院1日目(手術前日)


いざ病院へ

いよいよ入院日。
入院は午後からなので、ゆっくり起きて支度をする。

荷物の最終チェックと家の中の整理をなどをして、出発前に結婚指輪を外してケースに入れる。基本的にアクセサリー類は術前に外さなければならないので、忘れないように自宅で外しておきたかった。

荷物は2~3泊用のキャリーケースとトートバッグ1つ。
11月初旬なのに夏日だったためかなり暑く、半袖の夏用インナーにカットソーだけの軽装で出掛けた。荷物になるので上着はナシ。

緊張しながらバスに乗り、病院へ向かった。

入院手続き

病院ではまず入院手続きをする。
受付順に呼ばれて窓口へ行き、まず入院預り金を支払う。
入院預り金は10万円。退院時、入院中の医療費と食事代を計算してこの預り金と足し引きして精算する。
(10万円以下なら返金、10万円以上なら追加で支払いが発生)

その後病棟の説明等を受けて受付は終了。
病棟までの経路も教えてもらえたので、言われたとおりに病棟へ向かう。
途中、パジャマ・タオルのレンタル受付に寄って手続きをして、早速その日使うぶんを受け取った。

病棟へ

病棟に到着すると、まずナースステーションが見えた。

待合スペースで少し待った後、看護師さんと一緒に病室へ。

病室は相部屋。窓際の一角が私のベッドだった。
ひとまず荷物を隅に寄せ、窓際の椅子で待機した。

看護師さんから入院や手術に関しての説明を受け、まず当日の浴室利用予約をした。浴室はシャワーのみで1枠30分。予約は先着順だった。

その後も病院内での過ごし方が掴めず、落ち着かないまま椅子で待機。
夫と連絡を取るも、電波が弱くてなかなかうまく送受信できない。
(楽天○バイルだから?大手キャリアなら大丈夫なのかも・・・)
事前に使えるようにしていたテザリングでタブレットを使ってみても、思うように使えない。DLしておいたアマプラの動画も視聴できない。ショック・・・


待っている間、度々看護師さんが来てくれて手術前に身につける衣類一式(術着、T字帯、弾性ストッキング)をもらったり、血圧・体温の測定、採血などもあったりした。

同室の人の様子はカーテン越しの音で少しだけ聞こえた。
売店や散歩はナースコールで事前に知らせてから出ればいいんだな・・・という事がわかったので、テレビカード等を買うため病棟を出た。
病棟を出てしばらく歩いたところで、術前説明を聞くために来てくれた夫とばったり出くわした。


術前説明

夫が病院に到着していたので、病棟に戻って看護師さんに報告。
会議室のような部屋に誘導されて、先生から術前説明を受ける。
大きいスクリーンに自分のMRI画像が映されて、改めて嚢腫が大きいんだなと自覚。最終的に8cmらしい。


8cmだとクレジットカードの縦幅くらい。
そりゃ腰痛にもなるよね。



今までの経過と今回の手術についての説明を受け、同意書にサインする。
聞けば聞くほど「卵巣嚢腫が悪性だったらどうしよう」と不安になる。
多分大丈夫だとは言われているけど、正直とても心配だった。

手術中は本人の意識がないので、万が一の時にどうするか判断するのは家族だ。
夫とは「もし悪性だったら」とか「万が一の事がおこったら」という話を事前に打ち合わせしていたので、そこは安心して委ねることが出来た。

術後は経過が良ければ8日ほどで退院できるということも併せて聞いた。
(大量の下着と靴下いらなかったな~・・・)

術前説明が終わり、最後の内診。
やはり嚢腫があるところが痛かった。

夜の過ごし方

夜、食事の前にシャワーに入る。
入浴と身支度等を含めて30分なので、無駄なく時間を使わないといけない。時計を見ながらドライヤーの時間を確保しつつ、なんとか30分で病室へ戻った。

夕食は初めての病院食。八宝菜や中華スープなど、学校給食みたいな懐かしさがあった。病院食はまずいというイメージが払拭された。
絶飲食前の最後の食事だ!と思ってしっかり完食した。

夕食の後は消灯まで時間があったので、病院内のコンビニでアイスと飲み物を買って病室でゆったり過ごした。
術前説明の時に夫がこっそり差し入れしてくれたお菓子も少し食べた。
(私の好きなブルボンのお菓子色々詰め合わせ。有り難かった。)

消灯時間の9時から絶食なので、お菓子類を備え付けの冷蔵庫に封印。
食事再開までしばしの別れ。

寝る前に下剤だけ飲んで、ベッドで横になりながら夫とLINEをした。

夜中は緊張からかなかなか眠れなかった。

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