見出し画像

【読書感想】進撃の巨人【漫画】

『進撃の巨人』諌山創

私がこの読書ブログを始めてから絶対に書きたかったのがこの進撃の巨人です。最高傑作と言っても過言ではないくらい、大好きな作品です。
何度も何度も感動してきました。最終巻は本当に号泣でした。
最初に読み始めてから10年以上は経っています。
ずっと単行本買い続けてました。途中読まない時期もありましたが、また読み始めると面白くて止まらなくなってしまいます。
進撃の巨人の世界は人類が何度も絶望に立たされてしまいます。そのたびに人類は何度も立ち上がります。

人類は壁の中で暮らし、100年間その平和は守られ続けてきました。でもある日、超大型巨人の出現によって壁は壊され、巨人が壁の中に押し寄せて、人類は余儀なく更に壁の内へ退行させられます。主人公の男の子エレン・イェーガーがその時に発した「駆逐してやる、、一匹残らず」というセリフは名言でたくさんの人が知っていると思います。

私にとって進撃の巨人が本当に面白くなるのは後半からです。

前半は調査兵団が壁の外に出て巨人の正体を探る、巨人と戦うために調査兵団を強化、壁を強化、敵は全て巨人、巨人でした。

でも後半からこの進撃の巨人の世界観がガラリと変わります。本当に面白くなるのはここからです。本当の敵は何なのか?

印象に残っているのが、ハンジが巨人を捕らえるのに成功しその巨人を磔にした時エレンがそれを眺めるシーン。ここでエルヴィン団長に

「君には何が見える?敵は何だと思う?」

と言ったシーンです。エルヴィン団長はずっと前からもう見えてたんですよね。とても意味のある深い言葉だなと思いました。

ずっと気になっていたエレンの父親の行方、地下室の秘密。なぜエレンが巨人化できるのか。これも後半から物語が広がります。

一番始めに描かれているエレンの母が巨人に捕食されるシーン。この時の巨人の正体も後から分かります。物語が終盤に近付くと涙なしでは見られません。それぞれの世界でそれぞれの者たちが正義を持って戦っている。

私はアニメは見ていないのですが、アニメが完結した場合は全てアニメで1話から観てみたいです。(もしかしてもう完結しているのかな?)

ミカサに迫られた究極の選択。ミカサにとって一番大事なもの。こんな結末で終わるのかと、最終巻の衝撃は忘れられません。きっとアニメでも号泣してしまいそうです。じっくりゆっくり見たいです。

あと、ミカサが絶望的な状況の中、目の前にいるエレンに向かって、自分に生きる術を教えてくれたことなどをエレンに語りかけます。
そして

「あの時、私にマフラーを巻いてくれてありがとう」

と微笑みかけるシーン。
あのシーンも進撃を語る上では忘れられないシーンです。ミカサのあの表情は見た事がなかった、、

ミカサのエレンに対しての愛が最初から最後まで切ない程に美しい。

進撃の巨人という最高傑作の漫画に出会えてよかったと思います。また、リヴァイ兵長の過去編「悔いなき選択」が番外編として出ていて、これは単行本、アニメ両方観ました。(アニメは単行本の特装版についていたものです)これも結構重い話です。ちなみに私はリヴァイ兵長推しです。人類最強です。進撃の巨人のお話自体がずっと重くて辛いので結構引きずってしまいます。読むにはそれなりの覚悟が。世界はとても残酷。それでいてとても美しい。

ぜひぜひ進撃の巨人をまだ読んだことがない方や、途中で止めてしまった方、最後まで読んでほしいです。きっと何か感じると思います。

最後に。ちょっと話がそれますが以前別の用事で遠出することがあり、その時に近くで進撃の巨人展があっていました。時間を見つけて行こうかと思ったのですが、友人と一緒の為その時は諦めてしまいましたがやはり行けば良かったなぁ。と後悔(泣)行きたいと思ったときに行くのが大事ですね(笑)

この記事が参加している募集

マンガ感想文

今こそ読みたい神マンガ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?