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もっとやりたいこと思い切り、自由に。

子どもって
ママがホントは
したかったことを
目の前で
見せてるだけ


ママが怒るのは、
ホントは、
ママがもっと自由に
したかったからだよ


だから子どもが
自分のいうこときかないと

あたしはもっと昔
お母さんのいうこと
きいてたのに!って怒る

自分は、
ちゃんとしてたのに!って怒る

ママは、
よくがんばって
生きてきたから
怒るんだよ
すごくえらかったよ

でも子どもは、
もっとママはママのしたいこと
思いっきりしていい

って目の前で見せてるだけ

子どもたちは、いつだってママが

ホントはどうしたかったの?
ってきいている
nobumi_ehonさんInstagramより



主人が仕事で
娘と二人きりで過ごした先週の土曜日。

生理前のイライラが止まらなかった。


そんな中でも”いいママ”でいようと
朝からあくせく家事を終わらせて
娘をお散歩に連れ出した。



いつも通り、感情豊かに主張をくりかえす娘。

「この道はいや」
「こっちがいい」
「もう歩きたくない」
「抱っこして」
「公園行きたい」
「次すべり台する」
「まだ帰りたくない」

その度にイライラがこみ上げるのを抑え込んで、
なんとかお昼過ぎに帰宅した。


大急ぎでご飯を作ったら、
今度は眠いから食べたくないという。

”今食べさせないと、
どんどんご飯の時間が後ろにずれちゃう”

半ば無理やり食べさせようとしたとき、
娘がスプーンを持った私の手を払った。


そこらじゅうに散らばるご飯。



プツン、
と何かが切れた音がして、


次の瞬間私は娘にむかって叫んでいた。


「〇〇は好き勝手ばかりして公園から帰るときも全然お約束守らないで!
どうして一生懸命作ったご飯を食べてくれないのよ!!!」

言いながら、机をドンと強く叩いた。




それまで以上に大きな声で泣く我が子を置いて、
私はトイレに逃げ込んだ。




しばらくたっても、まだマグマが鎮まり切らない。

いま顔をみたら、またひどいことを言ってしまいそう。

ドア越しにそうっと耳をそばだてると、
カチャカチャと食器を使う音。


娘は一人きりで、ご飯を食べていた。




その後敷いたお布団でお昼寝をはじめた娘。

そうっと隣に寝転がり、目を閉じる。



後悔が波のように押し寄せた。

私は小さいとき、
食事の時の怒鳴り声が心から怖かったのに。

机を殴りつける音を聞くたび、
身体を震わせていたのに。


お散歩だって、
ご飯だって、
本当はどっちだっていいのに。

全部こちらの都合じゃないか。


ごめん、娘。

ごめん・・・。



そのとき
罪悪感に押しつぶされそうになりながら見つけたのが、

冒頭でご紹介したnobumi_ehonさんの言葉。



これは、私のことだ、と思った。

私は物心ついたときから、
嫌なことに”NO”ということも
ルールから逸れることも
何も気にしないで思いっきり遊ぶことも
あまりしてこなかった。

私の中にずっと眠っていた
”もっと自由になりたい”
”やりたいことを、思い切りやりたい”

という気もち。

それを
外ならぬ私自身が許可してあげていなかったから、
うちで渦巻いていた怒りが
出口を見つけて噴き出してしまったのかもしれない。


娘はただ、

「ママ、やりたいことやっていいよ。

 嫌なことは嫌っていいなよ。

 周りのことなんて気にしないで

 やりたいこと思い切りやったらいいじゃん。」

って、

体当たりで教えてくれていただけなのかもしれない。




お昼寝から目覚めた娘に、

怒鳴ったことを謝って、

読むと約束していたご本を読んで、

ぎゅうっとハグをした。




娘に「教えている」なんて意識はないはずだ。

娘はひとりの人間として

すでに素晴らしい個性を発揮していて

彼女のスピードでぐんぐん成長している。

私となんでもかんでも混同しようとは思わない。



でも次、
娘の自由な態度や強い意志にイライラしそうになったら。

「ママ、本当は、どうしたい?」
そう聞かれているのかもって。

その視点を持ちたいなと思った。




そうして、自分で自分に聞いてあげたい。

私、本当は、どうしたい?

私の中に、こたえはちゃんとあるから。





stand.fmでもお話してみました。
(アカウント名”りこっと”で活動しています)

お時間があればぜひ。

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