週末弾丸香港旅行の帰りの飛行機でこれを書き留めている。実はこの香港旅行、決めたのは去年の8月末だったこともあって、年明けに香港に行くという意識はあったが日付を完全に失念していた。

先日月曜に香港に在住している塾講師時代の教え子兼後輩から連絡があり、ハッと気づいて慌ててWi-Fiレンタルを手配したくらいに、海外旅行準備でやることすら忘れていた。

頻繁に海外に行くわけではないし、普段は格安SIMなので、いつも海外旅行ではWi-Fiレンタルを利用してます。

それでも、金曜夜に帰宅後やはり何もやる気が起きず、土曜の早朝6時には家を出発せねばならないというところだけ調べた後、完全なる「もぬけの殻」のようにボーっとしていた。

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こんなことを書くと、これを読むかもしれない会社の人たちに心配されそうな気もするが、わたしも人間なので書こうと思う。

わたしの中では月曜始まり日曜終わりが一週間です。ほぼ日手帳だけでなく本人のタイムラインもです。

正直、中身は絶対に書けないが先週水曜から今週金曜にかけて、様々なことが次から次へと起こりそれぞれに相談に乗りわたし自身がわたし自身を取り戻せない程に疲弊していた。

サーバントリーダーシップについていつも考えるのだが、何が正解なのかは本当にわからない。ただ、話を聞き、一緒に客観的に整理をし、きっかけを与え、相手の気づきを待つ。これの繰り返しを行なっている。様々なパターンにおいて共通するのはこれだ。きっかけを与えるところにだけ、自分の持つ経験や知識といったものから導き出せるヒントを加えるくらいで、それ以外はかなりの忍耐が必要になる。この忍耐も相手の成長を思うからこその忍耐。自走するメンバーを育成しようと思うと絶対に発生するものである。

なので、本来であれば、会社から一歩出たらそのあたりのことをすっかり横に置いておけるようなスイッチが必要なのだとは思う。たぶんだが、周りからはそういうスイッチがあるように思われている。

現に少しゆとりがあるときはそれができていた。多分それ相応に忍耐と成果が繋がっていたからだと思う。

ただここ1週間半程はスイッチが切り替わらないのだ。忍耐云々の話ではないことばかりだったからだ。思った以上にわたし自身がもらいダメージを受けてしまった。

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なので、たかだか旅行の準備をするとか、プライベートでの何かお願いするメールに返事を書くとか、ただそれだけの無意識にできそうなことですらできなくなっていた。なので、当然のことながら、眠るということもきちんとできないのだ。

短い睡眠を繰り返した土曜の明け方に1時間で準備をし、とりあえず家を出て空港に向かい香港へ旅立った。

空港に行くまでの間に、わたし自身がわたし自身に少しだけ帰ってきた。香港についてランチを食べる頃には異国にいることも手伝って半分くらい戻ってきた。おかげで比較的整理しやすかった考えごとは香港で整理がついた。まだ2つほど抱えているけれど。

幸いだったのは、今回の弾丸旅行中に香港に住む中高の後輩たちと晩御飯を食べるという時間が持てたこと。こういう時、一人でホテルにいたら多分無理だったかもしれない。

夜は相変わらず眠れなかったけれど、明日からの心のゆとりは少しは取り戻せたかな。全く完璧ではないけれど。